6月の読書メーター
6月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1445
ナイス数:25
Something Rotten: Thursday Next Book 4 (English Edition)の感想
毎回「もうこれ以上おもしろくはならないだろう」と思いつつ読み始めるのだが、予想を裏切っておもしろいのは複数の問題が並行して進行するからか。今回もクリケットの最終決戦の結果が一見全く無関係のあれこれに影響することになっていて、そのあれこれのうちの一つが悪役の進退であり、主人公の夫が戻ってきたり来なかったり、主人公の命は狙われたりしている。主人公の祖母(と書いておこう)を見ながら「Time can be rewritten.」という『ドクター・フー』に出てくるセリフを思い出しつつ読み返す
読了日:06月13日 著者:Jasper Fforde
First Among Sequels: Thursday Next Book 5 (English Edition)の感想
以前読んだ時はつらいとか書いているけれど、今回そんなにつらく感じなかったのは『ドクター・フー』を履修したからだろう。ドクター・フーってこの人には生き残ってほしいといふ登場人物はほぼ死ぬし、周囲の人間が次々と不幸になっていく。サーズデイ・ネクスト・シリーズはモンティ・パイソンからの影響についてよく云われるけれど、ドクター・フーからの影響も大きいと思う。主人公のお父さんは時をかけるパパだし。今作では読書人口の減少が取り沙汰される。それには理由があるのだけれど、いま現実の世の中のことのように感じられてならない。
読了日:06月20日 著者:Jasper Fforde
春原さんのリコーダー (ちくま文庫)の感想
例えば「廃村を告げる活字に桃の皮ふれればにじみゆくばかり 来て」という歌を読んだ時に、「新聞が活版印刷だったのはいつごろまでだったろう」とか考えてしまう人間には短歌は向かないのかもしれない。東直子は近年小説作品の方が多く、図書館などでもなかなか歌集に出会えずにいたが、こんな形で手に入るとはととても嬉しく思っている。
読了日:06月21日 著者:東 直子
みんなどうやって書いてるの? 10代からの文章レッスン (14歳の世渡り術)の感想
シリーズ名から考えていわゆる「厨二病」真っ只中の人々に向けた本だろう。そういう層に向いた本かというと……うーん、どうなんだろう。文章が書きたいと思う人が読みたいような内容は、章の間にあるコラムに書かれているように思う。吉田健一がいい例として紹介されている点は大変おもしろい。
読了日:06月24日 著者:安達 茉莉子,荒川 洋治,石山 蓮華,頭木 弘樹,金原 瑞人,国崎 和也,古賀 及子,全 卓樹,武田 砂鉄,乗代 雄介,服部 文祥,pha,僕のマリ,宮崎 智之
赤頭巾ちゃん気をつけて 改版 (中公文庫)の感想
この小説は後世に残らないという説を目にした。芥川賞受賞作として残るんじゃないかと思いつつ読み返す。銀座の街を歩いていて旭屋書店に入っていくくだりにちょっとぐっときちゃったな。ドアが重たくてとか書いてあって、「そうそう」とうなずいちゃったり。そういうノスタルジーをかきたてられる部分はあるけれど、全体的にはそんなに古くなってはいないのではないかという気はする。「お見合い」とか「お手伝いさん」とか「学校群」とか古いのかもしれないけれど、でもなんか、そういうものとして読める。不思議。
読了日:06月28日 著者:庄司薫
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