Friday, 14 August 2015

国立劇場でブリトーを

タコベルに来てゐる。
今年春に開店したころは大変な行列ができて何時間も待つといふ話だつた。

今日来てみたところ、待ち行列はなかつた。
カウンタでは二名ほど注文客がゐた。
あとはカウンタのちよつと手前にバーがあつて、そこからカウンタ上のメニューを眺めてゐる人が三人ほどゐたくらゐだつた。
この人々は、なにを食べやうか決めかねてゐる人々である。
一応、先に来店してゐる人々に遠慮をしてやうすを見てからカウンタに向かつた。
チージービーフブリトーとチージーチップス、あとドリンクバーを別々に頼んだら、「こちらのセットの方がおやすくなります」と云はれてそちらを選んだ。
セットだとチップスにチーズが付かないといふので、それは追加で頼んだ。

アミーゴセット@Tacobell

チージービーフブリトーを一口食べたとたん、懐かしい気がした。
日本用にだいぶメキシカン風味はマイルドになつてゐるやうに思ふけれど、「さうよだねえ。ブリトーつていつたらこれだよねえ」といふ味だ。
チージーブリトーとはその名のとほりフラワートルティーヤにビーフとチーズ、それにメキシカンライスをつつんだものである。
チーズの味がなんだか独特な感じなんだけれど、これも日本だから仕方がない。
だいたい「チージービーフブリトー」といふものを食べるのはこれがはじめてだ。
もともとかういふ味なのかもしれない。

チップスはコーンチップスだ。
あらかじめなにかしら香辛料がかかつてゐる。
チーズは別添へだ。
ナチョスをはじめとするすべてのチップスがさうなつてゐる。
話によると、日本人は手が汚れるのをいやがるのでチップスの上からチーズをかけたやうなものは好まないから、ディップ型にしたのださうだ。
うーん、上からかかつてる方がいいなあ。
せめて別添えのチーズがもうちよつとやはらかかつたら、自分で上からかけるのに。
しかし、ディップにはこれくらゐのかたさが必要なのであらう。
こちらのチーズもチージービーフブリトーのチーズとおなじやうな味がする。なんといつていいのかわからないけれど、どこか独特な味だ。
チリコンカーンといふわけではない。

カウンタで確認してくるのを忘れたけれど、チージービーフブリトーとチップス、ドリンクバーのセットはアミーゴセットといふのらしい。
セットの中では最小なのではあるまいか。
最小だけれども、これで十分おなかがいつぱいになる感じだ。

もうちよつと駅に近かつたら、国立劇場に行く前によつてテイクアウトしていくのになー。
劇場内で食べるのにはちよつと匂ひが気になるけど、それは外で食べればいい話だし。

もうだいぶ昔の話だけれど、国立劇場に行くときには、センター街のアービーズに寄つてサンドイッチをテイクアウトしてゐた。
Arby'sといつても今は通じないのかな。
米国のファーストフード店のひとつだ。
ハンバーガーに使ふやうなバンズに肉や野菜をはさんだサンドイッチを売つてゐた。
好きだつたんだけどなあ。
国立劇場の開場に間に合ふやうに行かうとすると、まだ開店前の店も多い。
アービーズなら開いてゐる。
当時は国立劇場の周りにはコンビニエンスストアのひとつもなかつたし、サンマルクカフェめいた店舗も皆無だつた。
麹町の方に行けばちよこつとなんかはあつたのかもしれないが、行つたことはなかつた。
劇場内の食事処は苦手だしね。最後に劇場内の食事処を利用したのは前・歌舞伎座のそば屋かカレー屋だ。それももうずいぶんと前の話だ。
歌舞伎の幕間は30分前後と長いけれど、食事をすることを考へるとそれでも短いくらゐだ。
その短い時間に食べに行つて食べてまた戻つてくる、と考へると、劇場内の食事処でさへあくせく焦つてしまふのである。
性格の問題だけれども。

ウェンディーズが帰つてきて、タコベルもしかり。
でもアービーズが戻つてくることはもうないんだらうな。
ウェンディーズも最初は表参道にあつたのに、いつの間にかなくなつてゐる。六本木に移つたのらしいが、そちらには行つたことはない。
表参道のウェンディーズは落ち着いてゐていい店だつたのにな。
だいたい「落ち着いてゐていい店」といふのはいつの間にかなくなつてしまふ。

タコベルは109から東急本店に向かふ途中、ヤマダ電機の先を左に入つたところにある。
昼間はいいけど、夜遅くなつたらどうかなあ、といつた感じのところだ。
まあ、曲がつてすぐある、といへないことはないけれど。
普段はどんな人が来てゐるのかなあ。
普段はもつと人が多いのだらうか。
お昼が近づいてくるにつれ、人が増えてきたやうには思ふ。

世に「Tex-Mex(テックスメックス)フード」といふ。
TexはTexas、MexはMexicoの略だ。
タコベルはメキシカンといつてゐるけれど、実際は「Tex-Mex Foods」だらう。
エル・パソで食べるブリトーとシューダッド・ファレスで食べるブリトーとは違ふ。
包まれてゐる中身がそもそも違ふのかもしれないが、味付けも違ふ。
それが渋谷に来れば、違つて当然とも思ふ。

次に来ることはあるだらうか。
気軽に来られるやうな場所ではないからなあ。
コクーン歌舞伎でもあれば来るかもしれない。
そんなところか。

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Thursday, 11 July 2013

勝てオレ戀し

禁酒してゐる。

健康診断までのこと、と思つてはじめた。
例年であれば、先月には終はつてゐたはずだつた。
今年はまだ健康診断がない。
そんなわけで、五月の連休明けくらゐからずつと禁酒中である。

などと云ひながら、実は先月末に一度飲んだ。
学生時代の友人たちとひさしぶりに会ふことになつたからだ。
で、そこから飲むやうになつたか、といふと、またそこから禁酒がつづいてゐる。

アルコール依存症の治療には、まづ三ヶ月禁酒するといふ。
さう考へると、やつがれの禁酒なんてかはいいもんだ。
正直云つて、「禁酒」ともいへない。
なにしろ、健康診断が終はつたら、即飲むつもりである。
バリウムを飲んだりするので、直後の飲み食ひはつらいこととは思ふが、いまはそんなことは気にならない。

しばしのあひだ、アルコールを断つてみて思つた。
やつがれにとつては、アルコールよりカフェインを断つ方がつらい。
かう打ついまも、コーヒーを飲んでゐる。
コーヒーでなければ紅茶。さもなければ日本茶。
なにかしらカフェインの入つたのみものを飲んでしまふ。

カフェイン断ちにも挑戦したことがある。
麦茶とか、ルイボスティーとか、牛乳とか、水とか、意識してさうしたものを飲むやうにしてみた。
ところが、気がつくと、まづはうじ茶を飲んでゐる。
そして、うつかり緑茶などを入れてゐる。
しまつた、と思つても、もう遅い。

それまで、カフェイン依存症である、といふ認識はまつたくなかつた。
断つてみてはじめて気がついた。
カフェインなしではゐられない。

あるいは、なにかしらする前に、お茶やコーヒーを入れる、といふ動作をすることがまづ前提になつてゐるのかもしれない。
はたまた後か。
たとへば、起きたらまづコーヒーを入れる、とか。
帰宅したら、とりあへずお茶を入れる、とか。

さういふ云ひ訳を考へるところがもう依存症だ。

ところで、コーヒーを飲むと眠れない、といふ人がゐる。
うらやましい話だ。
コーヒーを飲んで眠れなくなつた、といふ経験がない。
高校生のときに、一度だけ、夜紅茶を飲んだら眠れなくなつた、といふことがあつた。
いま、あのときの記憶を頼りに紅茶を飲んでみても、ばつちり眠れてしまふ。

これにはほとほと困つてゐる。
職場などで眠くなつたときに、対処方法がないからだ。
眠々打破などを飲んでみたこともある。
これがまつたく効かない。
おそらくモカも効かないだらう。

そんなやつがれが飲んで、ひとつだけ効いたことがあるものがある。
それは、AGFで出してゐた勝てオレといふコーヒーだ。
受験シーズンに受験生向けに出してゐた、粉末をスティック状の袋につめた商品だつた。
これが効く。
半信半疑で飲んでみたら、眠たいのに眠れないのだ。
これはすごい。
ただし、飲むと心臓がが異様にバクバクする。
これがおそろしくて、いざといふときだけ飲むやうにしてゐた。
しよつ中飲んでゐたら効かなくなる可能性もあるしな。

ところが、この勝てオレ、去年の受験シーズンには売り出されなかつたやうなのだ。
店頭で、一度も見かけなかつた。
味の素のWebサイトを見に行つてもなささうである。
なんといふことだ。

受験生向けだとあまり売れなかつたのだらうか。
だいたい、受験勉強なんて、寝てなんぼ、といふところがある。
以前も書いたが、やつがれは徹夜で勉強とか夜遅くまで勉強とかしたことがない。
試験前は寝る。
試験中も寝る。
それでなんとか生き延びてきた。

勝てオレは、眠いのに眠るわけにはいかない社会人にこそ、向いた商品だ。
ターゲットを変更して、いまからでも売り出してくれないだらうか。
年中売つてくれると助かる。
とはいへ、書いたとほり、心臓がバクバクするから、さうさう飲むわけにもいかないんだがな。

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Thursday, 22 November 2012

ジャムではなくママレードでもなくブランデーで

毎日紅茶を飲むやうになつて、一ヶ月弱。
きつかけは、「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」だつた。

ミュージカル銀英伝の話は聞いてゐて、「でもあのはづかしいセリフをなんとかするには、能とか歌舞伎とか、あるいは宝塚といつた一定の様式を持つたものでないとむづかしいんぢやないかなあ」と常々思つてゐた。
以前も書いたが、あの「銀河声優伝説」と呼ばれたアニメ版でさへ、「いや、そのセリフ、そんな風に云つたらはづかしいだけだから!」と悶絶すること一度ならず、といふ状態なのに。
ましてや現代劇。

とはいへ、宝塚でやるからといつて、心配がないわけではなかつた。
帝国側はいい。
ラインハルトとキルヒアイスは、オスカルとアンドレのヴァリエーションだ。
むしろ、ラインハルトが男である分、男役トップが演じるのに自然(なにをもつて「自然」とするかにもよるが)な感じがするはずだ。

だが同盟はどうだらう。
宝塚なヤン・ウェンリー。
ちよつと想像力が拒否反応を起こすぢやあないか。
宝塚なシェーンコップ、といふのは、ありかもしれないが、男役トップと二番手のヤンとアッテンボローとか、ちよつと想像の外な気がする。

そんな思ひを抱きつつ、先月東京宝塚劇場に足を運んだわけだが。
不安は杞憂に終はつた。
ヤン、悪くないぢやん。
ちやんとヤンぢやん。
宝塚つて、かういふ役も許容するんだ。
何分にも宝塚には不慣れなので、不勉強なところもあり、甚だ失礼極まりないことを書いてゐるかもしれない。
でも、見てさう思つたんだなあ。

ヤンなので、当然劇中紅茶を飲む場面があつて、帰りにその足で紅茶を買つて帰つた。
以来、日々紅茶を飲んでゐる。

紅茶を入れるには、気力が必要だ。
ポットもカップもあたためる。
これは、まあ、コーヒーにしても緑茶にしてもさうだからいい。
問題は、「汲みたての水を沸騰させる」といふことと、「茶葉の後始末」だ。

コーヒーはいい。
我が家はコーヒーといつて、ペーパードリップだし、さもなければインスタントだ。
お湯の温度も、沸騰直後よりはちよつと冷ました方がいいといふ話を聞いた。

緑茶は、茶葉の後始末といふ問題はあるものの、これまた沸騰直後のお茶を使ふことは、あまりない。まあ焙じ茶とか番茶とかはこの限りではないのだが、でも、まあ、気分的には気楽に入れられる。

しかして紅茶である。
汲みたての水を、沸騰させ、しかも沸騰させすぎてはならない。
お湯のぐらぐら云つてゐる状態で、ポットにそそがねばならない。

mustが多過ぎて、気力の落ち込んでるときには、ちよつと飲む気がしないんだよなあ。

しかし、さうして入れたお茶は確かにおいしいし、やみつきになる。
といふわけで、なんとなく今までつづいてきた。

好きなのはブレンドティー。フレイヴァーティーはちよつと苦手。
なにも入れずそのまま飲むのが好きだが、ちよつと多めに入れて渋くなつたところに牛乳を足すのもいい。
そんなわけで、タカナシの低温殺菌牛乳を買つてしまつたりしてゐる。

問題は、帰宅後、濃い紅茶を飲んでしまふところだが。
でもまあ、日本の水ではジョージ・オーウェルの好むやうな「地獄のやうに濃い紅茶」を入れたらとてもではないが渋くて飲めないので、いいかな、と思つてゐる。

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Wednesday, 25 January 2012

麻布かりんとの袋でぽち袋

先日、職場で麻布かりんとをいただくことがあつた。
やつがれは黒豆きな粉かりんとと唐辛子味噌かりんとを頂戴した。
黒豆きな粉かりんとは、あつさりさつぱりした味はひで、「やめられない止まらない」系。しつこくないのでどんどん食べられてしまふ。
唐辛子味噌かりんとは、「唐辛子」といふ名前にだまされる。甘い。甘くておいしい。でも、時折「ぴりっ」とくる、この感じがたまらない。
いやー、これは買ひに行きたくなるね。

麻布かりんとのたまらないところは、かりんとの入つたプラスチックの透明な袋が和紙の袋に入つてゐるところかもしれない。
この和紙がまたひとつひとついいんだなあ。どうやら味によつてちがふのらしい。
かういふの、捨てられないんだよね。
袋の大きさからいつて、ぽち袋が作れさう。
そんなことを思つて往生際悪く取つておいた。

今日、職場で待ち時間が発声した。
この機会にと作つたのがこれである。

麻布かりんとの袋で作つたぽち袋

折り目よりも柄の出方を尊重したので、ちよつと不格好だ。
でもまあ、作れたので、ひとまづ満足である。

ぽち袋、好きなんだよね。
使ふ機会はあまりないが、お芝居なんぞ見てるとかう小銭なんぞを渡すのにも懐紙につつんだりしてゐて、真似したくなるんだよね。
懐紙といふわけにもなかなかいかないのでぽち袋。
いいんぢやあるまいか。

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Wednesday, 02 April 2008

微調整にはお道具が大事

焙烙を買つた。

買つたのは一月のことである。
もうせん焙烙をほしいと思つてゐた。
焙じ茶を煎るためである。
元々焙じ茶が好きだつた。飲むとなんとなくほつと喉から胸元にかけてあたたかい気分になるのだつた。
そんなわけで、焙じ茶の「自家焙煎」を試してみたこともないわけぢやない。

焙じ茶は、別段焙烙なんぞなくても煎ることはできる。
webで検索をかければ、フライパンにクッキングペーパーを敷いてその上でゆつくりじつくり茶葉を焙る方法が出てくる。
この方法は、特別な道具が不要といふ点でとてもいい。
しかし不器用な人間には向かない。
また、テフロン加工などで空の状態で熱することができないフライパンにも向かない。
できれば、茶葉を焙る前にフライパンはあたためておきたい。
これは焙烙を使ふ場合も同じで、茶葉を入れる前にあらかじめ焙烙をあたためておくとよい。さうすると、焙烙全体があたたまつて茶葉全体に熱がゆきわたるやうになるからだ。

そんなわけで、フライパン+クッキングペーパーでの焙じ茶作りはあきらめてゐた。

しかし、焙烙自体もなかなか見つからなかつた。
実際に店をまはつてみたりもしたが、なかなか「これ」といつたものがない。
webで検索をかけると、土鍋みたやうなものがひつかかつてくる。

結局、京都おぶぶ茶苑といふところで購入した。焙烙に柳番茶500gといふセットを選んだ。焙るお茶もあつた方がいいだらうと判断してのことである。
最初番茶は50gだらうと思つてゐたので、届いてびつくりだつた。そのまま飲みたいくらゐのお茶で、焙じ茶にするのはなんだかもつたいないやうな気のするくらゐのものが入つてゐた。
また、焙烙自体の形のかはいいことも気に入つた。小振りで、なめらかで、ころんとした形がよい。

早速焙つてみたところ。まづ香ばしいかをりにうつとりすることしばし。
下手なアロマテラピーよりよつぽどゆつたりとした気分になる。
この香りはお茶を入れてからもかはらない。味がいいのかかをりがいいのかわからないほどである。もちろん両方いいのだらうね。
焙烙の使ひ勝手もよい。大きさがまづいいし、また茶葉をゆすつてもほとんどこぼれないやうな形がいい。

まだ試行錯誤してゐる段階だが、どうやら自分は比較的深煎りの焙じ茶が好きなやうである。このあたりの加減も楽しい。

通信販売のお茶は時に味の素のやうな味のすることがあつて避けてきたが、こちらのお茶はそんなこともなくおいしくいただける。
500g飲み尽くすのはもつとずつと後のことだと思ふが、なくなつたら頼むつもりでゐる。

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Wednesday, 16 November 2005

紅茶の向ふに世界が見える

最近、紅茶にはなにも入れずに飲むやうになつた。

以前から、ハロッズのNo.14を飲む時に限つては、最初の一杯はストレートで、あとは牛乳を入れて飲むといふ習慣はあつた。

しかし、愛用してゐるカップがマグだつたため、 今一つ紅茶の色を楽しむことが出来ずにゐた。
ティーカップは紅茶の色を楽しむため、本来浅くできてゐるといふ。
それがマグになつてしまふと、底が深過ぎていつも同じ真つ黒な色しか見えなくなつてしまふわけだ。

紅茶の色を楽しむ話は、確か磯淵猛の本に出てくる。
磯淵猛の店の常連なのに、別段紅茶にこだはりがあるわけではないらしい客がゐるといふ。
いつも来てくれてゐるので、ある日サーヴィスとしてミルクティーを出すと、件の客、「紅茶には何もいれないでくれ」と云ふ。
「自分には紅茶のことはよくわからないが」と云つて、その客は紅茶の半透明の水色を楽しんでゐるのだと告げる。建築家(だつたと思ふ)だといふこの客には、その水色を通して世界が見えるといふのだ。さうしてあれこれのことに思ひを馳せるのだといふ。

さうだよなあ。コーヒーぢやちよつと向ふが透けて見えるといふ気分にはならない。

昔からミルクティー党のやつがれは、その時は「ふうん」と思つただけだつた。
だが、「最初の一杯目はストレート」にするやうになつて、昔読んだこの話を思ひ出した。そしてなんとか水色を楽しめないものかと思ふやうになつた。
けれども世の中に出回つてゐるティーカップはどうもファンシーに過ぎるといふか、さうでなければ高価だつたり単にそつけないだけだつたりとなかなかこちらの買ひ気をそそるものがなかつた。

その時に、ボダムのYOYO SET を見つけた。底が深くてたつぷり入る作りながら、ガラス製なので水色がきちんと見える。

といふわけで、お茶を楽しみつつ、かといつて別段その水色の向ふに見えるはずのあれやこれやに思ひを馳せることもなく、日々過してゐる。

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Sunday, 30 October 2005

紅茶とお菓子

スコーンにはまづジャムを載せて然る後にクロテッドクリームを載せる。
さすれば上顎にクロテッドクリームが残り、紅茶を飲む時に味はひが出る。

さういふ話を聞いたことがある。
だいぶ以前のことだが、上京した折にブルックボンドハウスへ行つてこれを試してみた。
情けないことによくわからなかつた。

この週末、なぜか我が家はケーキ三昧で、中にアンジェリーナのモンブランがあつた。
アンジェリーナのモンブランは、はつきり云つて中のクリームが濃い。
いつもはコーヒーとあはせるのだが生憎豆を切らしてゐたので、渋めに紅茶を入れてみた。

さうしたらどうだらう。
モンブランのクリームが上顎に残つてゐて、紅茶を啜つた時になんとも曰く云ひがたい味はひがするではないか。
一瞬、「紅茶にクリーム入れてたか知らん」と思つたほどである。
カップを見ればストレート。

なるほど、濃く入れた紅茶とはかうして楽しむものなのかもしれない。
そして、これからアンジェリーナのモンブランを食べる機会があつたら(実はやつがれが好きで買つてくるわけではないので、滅多に口に入ることはないのだが)、紅茶を入れることにしてみやう。
「地獄のやうに濃い紅茶」とあふかもしれないぞ。

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Friday, 21 January 2005

お茶の国の人だもの

お茶が売れてゐるといふ。
お茶の葉ではなくて、清涼飲料水のお茶だ。
すでにコーヒーのシェアを上回るほどの売れ行きだといふ。

あたりまへだよなあ。
だつて飲んだ後の感じがちがふもの。

なんぞと考へてゐたら、どうも世の中の人はさういふ受け取り方をしないやうだ。
たまたま聞いてゐたラジオでは、「みんなダイエットに夢中ですからね」といふではないか。

確かに。
コーヒー飲料もまたジュースなども目を閉じて飲めば砂糖水とかはらないといふ話もある。

だが茶が選ばれる理由はそれだけなんだらうか。

やつがれがお茶にする理由は、以下の三点である。
 一 甘くない
 二 飲んだ後ヘンな感じが残らない。または残つてもわづか。
 三 自分が食べる大抵の食事と合ふ

缶コーヒーだと飲んだ後がなんとなくべたつとする。これはコーヒーのせゐではなくて中に入つてゐる甘味料だとか乳脂肪分のせゐだらうとは思ふのだが。しかしだからといつて缶のブラックコーヒーを飲みたいかといふとさうは思はない。

まあラジオのコメンテータ自身は炭酸飲料を好むと云つてゐたので、そこから出た感想なのかもしれない。

などと打ちながらも「お~いお茶」を飲んでゐるやつがれである。

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Wednesday, 10 November 2004

コーヒー牛乳の牛乳割り

缶コーヒーが飲めなくなつて久しい。
以前は、毎日のやうに飲んでゐた。最盛期には飲んだことのない缶コーヒーを見つけたらまづ飲んでみるくらゐだつた。
子供の頃、千葉県には MAX コーヒーといふ缶コーヒーが売られてゐると聞き、ねずみの国に行つた時に道中でなんとか飲むことができてめうにうれしかつたりしたものである。
なにもねえ、ねずみの国に行つてまで缶コーヒーなんぞにこだはらなくてもねえ。

缶コーヒーだけでなく、いはゆる乳飲料のコーヒーも好きだつた。よく銭湯などで風呂上りに飲むあれである。幼い頃入院してゐた時に、週に二回牛乳屋さんが来てくれてゐたのだが、乳飲料のコーヒーとマミーを交互に飲むのが常であつた。どちらも選び難かつたのである。
「コーヒー牛乳」を名乗るにはいろいろとクリアしなければならない条件があるのださうで、よく見てみれば確かにどの製品にも「コーヒー」とは書かれてゐるが「牛乳」と併記してあるものは少ない。

最近これも飲めなくなつた。

だが記憶とはおそろしいもので、「自分はこれが好きだつたはずである」といふ感覚はあるのである。店頭で見かけるとたまに手に取つてしまふのはそのせゐだらう。
今日も何を血迷つたか、乳飲料のコーヒーを買つてしまつた。

家に帰つてきて、あたりまへのやうにそれを牛乳で割るやつがれ……。

え、をかしい? をかしいかなあ?

でもストレートでは飲めないんである。甘すぎて(^_^;)。

といふわけで、「コーヒー牛乳の牛乳割り」を飲みながら、こんな文章を打つてみてゐる。

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Wednesday, 22 September 2004

Good Old Macaroni & Cheese!

といふわけで、マカロニ&チーズである。Sehr lecker! である。
いつたい何年ぶりだらうか。

たまたま会社帰りに輸入食料品を扱ふスーパーマーケットに立ち寄つたところ、あるではないか、パスタの棚に KRAFT の Macaroni & Cheese がっっ。それも三種類もっっ。

三種類の内訳は、White Cheese と Three Cheese Sauce with Mini-Shell Pasta と 40% More Cheese Sauce である。
早速 White Cheese を作つてみる。
うーん、Wunderbar!
以前、同じやうな輸入食料品を専門にする店で別の会社の Macaroni & Cheese を買つたことがあつたが、とても食べられた代物ではなかつた。
ゆゑに作つてる最中は実はちよいと不安だつたが、食してみたらこはいかに。
ああ、なつかしい味だ(T-T)。

ところで。
めりけんのものだけに、食材の分量が気になるところである。

たとへば、「水六カップをわかしてマカロニを入れ、時折かき混ぜながらゆでる」とか「マーガリンを1/4カップ、牛乳を1/2カップ」とある。
ご存知ない向きもあるかもしれないが、めりけんと本邦では計量カップのサイズがちがふ。あちらのものの方が大きい。
そんなわけで、かつてめりけんに行つたをり、計量カップを買つてきたこともあつた。
それはともかく、なんだか分量の記述がめうである。
自分で信じる量を入れるのが一番、かと思ふ。

ちなみに Macaroni & Cheese にはマカロニとチーズソースの粉が入つてゐて、ほかに牛乳とマーガリンを使ふ。マーガリンは元々の分量だとかなり使ふことになるが、まあこれは好みであらう。牛乳もスキムミルクで代用する案も書いてある。牛乳は多分入れないとチト悲しいことになるんぢやないかなあ。
ほかに我が家では胡椒はあたりまへ、カレーパウダーを入れてみたりガーリックソルトを入れてみたりいろいろする。カリカリに焼いたベーコンをあはせてもうまいと思ふ。
Google で検索すれば Macaroni & Cheese Recipes がたくさんひつかかつてくることであらう。一々試してみるのも一興か、と。

正直にいふと料理にはまつたく興味はない。全然食べられないといつた代物を作つたことはないが、さりとては、たいしたものは作らないし、作れない。さうだなあ、料理関連で唯一自慢できることといつたら、ごはんを炊けることくらゐかなあ。ごはんを炊くと何がちがふかといふと、炊きたては炊飯ジャーで炊いたものとたいしてかはりはないが、保温すると全然ちがふのである。我が家では大抵夕食時にごはんを炊いて翌朝まで保温しておくのが常であるが、炊飯ジャーで炊いた時と自分で炊いた時では朝食に並ぶごはんのうまさに雲泥の差がある。
ごはん好きの方は是非一度お試しあれ。もう炊飯ジャーではごはん炊けないぜ、きつと。

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