Wednesday, 08 July 2020

使つた手帳を捨てられぬ

使ひ終はつた手帳を捨てられない。
処分した方がよからうと思はないでもない。
ほぼ日手帳が10年分、「ユビキタス・ノート」だとか「なんでも帳」と称して Moleskine に書き始めた手帳が14年分ほど、Bullet Journal が別に4年分ほどたまつてゐる。

見返すのか。
手元にあるものは見返す。
とくに「なんでも帳」は、Moleskine のポケットサイズ、Smythson は Panama が多いので、ほぼ大きさも同じで並べやすく見返しやすい。
ゆゑに、たまに何年か前の手帳を引つ張り出してくることもある。

見返して役に立つのか。
それはなんともいへない。
大抵は、当時の方がいろいろ考へてゐたなあと思ふ。
最近はあまり手帳に向かふ時間がない。
手帳に時間を割いてゐないともいへる。
ゆゑに当時考へてゐたことをまた考へて手帳に記すこともないわけではない。
だが、それが役に立つてゐるのかどうかは謎だ。

そもそも役に立つとはどういふことだらうか。
天下国家に影響することか。
自分の周囲の人間に幸福や平安をもたらすことか。
それとも自身の立身出世に寄与するやうなもののことか。

さうだとすると、やつがれの手帳はなんの役にも立つてゐない。
単に、ことばは悪いかもしれないが、惰性でつづけてゐるものが多い。

去年の1月ごろの「なんでも帳」を見ると、とにかく書くことが楽しい、と書いてゐる。
当時は Panama を使つてゐた。
そのころすでに手帳に向かふ時間が減つてきてはゐたが、それでも頭に浮かぶよしなしごとをそこはかとなく書き尽くることが楽しかつた。
結局、さういふことなのだと思ふ。

気に入つた手帳に気に入つた万年筆で好きなことについて書く。
こんなに楽しいことがほかにこの世にあるだらうか。
最近はあまり思つたことはないけれども、何年か前までは「書きたいから芝居を見たり映画を見たり本を読んだりするのぢやあるまいか」と思つてゐた。
好きな芝居、好きな映画、好きな本について書くことが楽しくて仕方がないからだ。
ここのところは手帳に向かふ時間がなかなか取れないこともあつて、あまり書くことが楽しいと思ふことがなくなつた。
多分、書けば楽しいのだと思ふけれど、さうするとほかのことがなにもできなくなつてしまふしね。

ついでに云ふと、とくに「なんでも帳」についていへば、そしてほぼ日手帳を使つてゐたときもさうだつたが、未来の自分が見て楽しいことを書く、といふのが自分の中でのきまりだつた。
必ずしも読み返しておもしろいと思ふことばかりでもないが、「自分エンターテインメント」として書いてゐる。

捨てられないよなあ。

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Wednesday, 01 July 2020

後ろ向きな人間に新たな手帳を

今日から新たな手帳を使つてゐる。
Rollbahn Tagebuch+Notizbuch 2020/2021 のLサイズだ。今年の三月から来年の四月までの手帳である。
おそらくこれを使ひ切るころにはおなじ手帳の来年版が出てゐることだらう。

いままでの表紙は土星で、今度はバスケットボールのコートだ。
ロルバーンの手帳はいろいろ模様がちがつて楽しい。
去年の夏にNotizbuchのLサイズをBullet Journalとして使ひはじめて、その後いままでTagebuch+Notizbuchを使つてきた。
ロルバーンのLサイズは大き過ぎず小さ過ぎず、ちやうどいいサイズだ。
大抵のかばんにおさまるし、そんなわけで外出するときはほぼ必ず持ち歩いてゐる。

だが、またぞろ「なにか別の手帳はないか知らん」といふ気がしてゐる。
仕方がないよねえ。
去年は一月からLEUCHTTRUMの普通のノートを使つてゐた。
A5サイズだからちよつと大きい。
かばんによつては入らなかつたりおさまりが悪かつたりすることがある。
でも、最低限A5サイズくらゐはほしいかなあ、と思ふこともある。

ロルバーンのLサイズはB6にリング製本部分がついたくらゐの大きさだ。
上にも書いたやうに、ちやうどいいサイズだ。
ただ、あれこれ書いてゐると、ちよつと紙面が狭いやうにも感じる。
もうちよつと大きかつたらな。
さう思ふこともある。

そんなに書かなければいいのだけれど、書き込まずになんの手帳!

そんなわけで、またLEUCHTTRUMに戻つてみやうか、とか考へてゐる。
ほんたうは、手帳のサイズは一度決めたらずつとおなじにした方がいい。
並べておいたときに見やすいし、買ふときにも悩まなくていい。
しかるに世の中には数多の手帳がある。
どうしたらいいんだ。

Rollbahnにした理由にはもうひとつある。
Tagebuch+Notizbuchにすると、冒頭にカレンダ型の月間予定表がついてくることだ。
ここをFuture Logとして使ふこひとで、見やすくなるし、Future Logを作る手間を省くこともできる。
LEUCHTTRUMはそこがどうもなあ。
と思つてゐたら、LEUCHTTRUMにもTagebuchがあるのらしい。
マヂか。
どんな感じなんだらう。
Rollbahnのやうに、冒頭に月間予定表があつて、あとはノートといふタイプだつたらいいんだけど。

そんなわけで、早くも手帳の季節が待ち遠しい。
なに、手帳の季節は年々早くなつてゐる。
九月売り出しのほぼ日手帳が遅く感じるほどだ。
さう待つこともなく来年の手帳を手にすることができるだらう。

こんなに後ろ向きなのに、手帳なんか手にしてどうするんだらうね。
しかもその日を待ち望んでゐるなんて。
どうかしてるよ、まつたく。

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Wednesday, 20 May 2020

パイロットのエラボー

パイロットのエラボーにインキを入れた。
モンブランのロイヤルブルーを入れてゐて、インキが切れて以来眠らせてゐた万年筆だ。

万年筆はさうさう買ふものではないとは思ふが、インキは切れると困る。
行動範囲内にある文房具屋はすべて休業中だ。
通信販売か、すこし足を伸ばして開業してゐる文房具屋に行くか。

そんな折、丸善万年筆友の会の期限がやつてきてしまつた。
期限がやつてきたからといつて、即退会させられるといふものでもないが、気になつていつた。
前回更新したときに、「次はオリンピックの年ですね」と云はれたからだ。

職場からは「できるかぎり在宅勤務で」と云はれてゐるのに、上司から出勤を命じられて、県境を越える必要が出てきた。
不要不急の外出とは全然思はないが、外出せざるを得ない。
だつたら、丸善丸の内店に行つてもいいのではあるまいか。
といふわけで、丸善萬年筆友の会の期限更新に行き、一緒にインキを買ふことにした。

で、早速エラボーにインキを入れたら、「え、こんなに書きやすかつたつけ?」と思ふくらゐいい。
やつがれのエラボーは、リニューアルしたときのもので、ペン先は極細だ。
エラボーは、弾力があつてやはらかい書き味のペンといふふれこみだつた。
それで、買つた当初はちよつと持て余してしまつてゐた。
線の太さが安定しない。
弾力があつて、線の強弱がつけやすいのが売りのペンだから、当然といへば当然だ。
でも、なんだか線がかすれる気がしてゐたんだよね。

そんなこともあつて、インキが切れたのを機に休ませてゐたわけだ。

うーん、なにがよかつたのかなあ。
さういへば、おなじくパイロットのフォルカンも以前は苦手だつたのだが、いつの間にか書きやすくなつてゐる。
なんだらうな、慣れてきたのかな。
或は、いま悩まされてゐる腱鞘炎に向いたペンといふことなのかもしれない。

いづれにしろ、書きやすいのはいいことである。
インキを入れたからにはせつせと使はないとねえ。

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Friday, 01 May 2020

とつさのメモに使ふ筆記具

万年筆以外の筆記用具を使はうかな、と思ひはじめたのにはわけがある。
万年筆だと、ぱつとひらめいた時に書き留めるのがむつかしいことがあるからだ。

万年筆には、大抵キャップがついてゐる。
いい万年筆のキャップほどねぢつてつけはづしをすることが多い。
なにか思ひついて書きつけやうとした場合、万年筆のキャップを開けるといふ動作が入ることになる。
キャップをはづしてゐるうちに、ひらめいたものが消へてしまふのではあるまいか。
あるまいか、といふか、実際にさういふこともある。

だつたら、ノック式のボールペンやシャープペンシルの方がいいんぢやないだらうか。

無論、万年筆にもノック式はある。
パイロットのキャップレスやプラチナのキュリダスを愛用する理由はそこにある。
実際、Bullet Journal として使用してゐるRollbahnと一緒に持ち歩いてゐるのはキャップレスデシモだし、最近購入したDIALOG NOTEBBOKと一緒にしてゐるのはキュリダスだ。

しかし、万年筆は落ち着いて使ふ必要がある気がする。
手帳やメモ帳を立てた状態で書くのはむつかしいし、最初のうちは書けてゐても即書けなくなる。
かういつてはなんだけれど、乱暴に使ふのもどうかといふ気もする。
ぱつと思ひついたときにさつと取り出して書くといふ行動は、あまり丁寧とは云ひがたい。
かういふときに向いてゐるのは、やはりボールペンなんぢやないかなあ。

といふわけで、ボールペンも持つてゐないわけぢやない。
最近は、サラサクリップのカシスブラックやブルーグレーが気に入つてはゐる。
とくにブルーグレーは好きな色だ。
あまり主張しない色なんだよね、といふあたりは、プラチナのカーキブラックとつながるところがある。

実際のところ、ぱつと思ひついて書くことなどほとんどない気もする。
でもそれは、万年筆を使つてゐるからなのではあるまいか。

もうちよつとボールペンやシャープペンシルを使ひ慣れるといいのかなあ。

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Thursday, 30 April 2020

垂直になるペン

筆記用具に万年筆を使ふやうになつてずいぶんたつ。
なにかを書くときに使ふのはほぼ万年筆だ。
ほかに傍線を引くとき用の赤青色鉛筆、クロッキー帳にあれこれ書くときは鉛筆、書き味が好きなのでぺんてるのプラマン、あれこれ迷ひながら書くときはシャープペンシルといつたところだ。
すくなくとも、二年ほど前まではそんな感じだつた。

二年くらゐ前から、少しづつ違ふペンも使ふやうになつてきた。
たとへば三菱鉛筆のSTYLE*FITだ。
にぢまないときいて使ふやうになつた。
字を書くときは0.38mm、ちよつとはつきり書きたいとき用に0.5mmを使つてゐる。
他社製品に比べて色数が少ないのが難だが、ほんとににぢみにくいのでいい。
Moleskine を使つてゐるときは、にぢみにくさは勝利だからね。

しかしSTYLE*FITはたまに使ふだけだ。
なぜかといふと、書いてゐて、だんだんペンが紙に対して直角になつていくからだ。
下手すると手とは反対の方向に倒れていく。
書きづらい。

一説に、ペンが紙と垂直になる人は筆圧が高いのだとか。
残念ながらやつがれにはそれはあたらない。
こどものころから筆圧は低かつた。
きちんと鉛筆を持ててゐないこともあつたのかもしれない。
でも、おそらく筆圧が低いから万年筆に向いてゐるのだらうし、万年筆を使ふやうになつてより筆圧が低くなつたといふこともあらうかと思ふ。

そんなわけで、鉛筆にしてもボールペンにしても、使つてゐるうちにペンが立つてしまふ。
書きづらいことこのうへない。

それが、万年筆では起こらない。
大抵の万年筆はあるていど寝かせて使はないとうまく書けない。
ペン先がさういふ仕組みになつてゐるからだ。

万年筆で書けるのにほかのペンでなぜさうできないのか不思議でならない。
気をつけて書けば垂直になつたりしないのかな。
気をつけなければいけない時点でもうダメな気もするのだが。

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Thursday, 23 April 2020

蟄居と新たな万年筆

二月にプラチナ萬年筆の新製品であるキュリダスを買つた。
キュリダスは、ノック式万年筆だ。
伊東屋などの大手文具店では先行発売されてゐて、試筆もできた。
残念ながら現在では新型コロナウィルスのせゐで店頭にあるペンで試し書きするのはちよつとためらはれる。

さう云ひながらも、買ふ前には店頭にあるペンで試し書きをした。
キュリダスには極細、細字、中字の三種類がある。
丸善の日本橋店と丸の内店とで試し書きしてみたが、細字が一番書きやすい気がした。
しかし買つたのは極細だ。
なぜといつて、手帳に書くことを考へてゐたからね。
Bullet Journal に 5mm方眼用紙を用ゐてゐると、どうしてもできるだけ細い字の書けるペンがほしくなる。
通常はセーラー万年筆の細美研ぎのプロフェッショナルギアを使つてゐるが、たまにあるでせう、色を変へたいときとかさあ。

そんなわけでグラファイトグレーの極細を買つてきた。
グラファイトグレーにしたのは、プラチナのカーキブラックといふインキを入れるつもりだつたからだ。
カーキブラックは、プラチナ萬年筆の古典インクの中では一番主張しない色だ。
そこがまづいい。
書いてしばらくすると黒ずんではくるが、やはりほかの色よりも控えめな色な気がする。

極細で主張しない色つてどうなのよ、といふ話もあるかもしれないが、いい感じ、としか云ひやうがない。
時間をおいたときの色は、セピアブラックよりもセピアな印象がある。

いま、自宅で過ごす時間の長い中、キュリダスを取り出してきて、自分好みになるやう使つてゐる。
ほかに長いつきあひの、やつがれの手によくあつたペンもある。もちろんさうしたペンも使ふ。

ただ、このご時世、新しいペンを馴らしていくといふことによる気持ちの変化といふものがあるやうに思ふ。
なにはともあれ、未来はある、といふかね。
どんな未来だかわからないけれど、このキュリダスは自分向きのペンに変はつてゐるだらう、とかね。

キュリダスを買つておいてよかつたと思ふ所以である。

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Friday, 06 March 2020

眠れるペンを起こすの儀

万年筆にインキを補充する。
今日は9本。
あらかたは日々いたづら書きなどに使つてゐるパイロットのカクノだが、今回はいままで眠らせてゐたペンにもインクを入れてみた。

ペンを眠らせるときにはきれいに洗ふ。
きれいに洗ふとなんだかもつたいなくてインキを入れる気にならない。
それで長いこと放置したままになつてしまふ。
使ふペンはほかにいくらもあるのでそれでもいいのだが、時折罪悪感に苛まれる。
我が家に来たのが間違ひだつたのではないか。
よそのお大尽のもとに行つてゐた方が幸せだつたのではないか。
君一本と思ひ定めた人に日々手にしてもらつた方がよい筆生が送れただらう。
ま、そんな、考へても仕方のないやうなことを考へてしまふ。

さうした休眠ペンにインキを入れるときは、「今度はあれも書かうこれも書かう」と思つてゐる。
たとへば以前ここにも書いたcommonplace bookね。
辞書を引くと「備忘録」といふ訳語が出てゐるが、やつがれは「おことば帖」と読んでゐる。
見聞きして気になつたことばを書き留めておくノートだ。
普段はRollbahnでBullet Journalをしてるもんだから極細や細字ばかり使つてしまふ。
おことば帖はバンクペーパーの無地を使つてゐるので、好きな太さの字が書ける。
せつせとおことば帖を充実させやう。
そんなことを心に誓つてインキを入れた。

ともあれ、今日はひさしぶりにインキを入れたペンと戯れることにしやう。
さういふときに書くことは乏しい記憶の中にある和歌とか漢詩とか必殺シリーズオープニングのナレーションが多い。
必殺シリーズのオープニングつて、「はらせぬ怨みをはらし許せぬ人でなしを消す」とか「黒船このかた泣きの涙に捨て處なく」とか「いちかけにかけさんかけて」とかね。
気分のきりきりしたときに太軸太字のペンで思ひのままに書くとなんとなくすつきりするのだつた。

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Thursday, 05 March 2020

社会人としてのボールペン

Kugelschreibers

 

ボールペンはあまり好きではない。

以前、我が家のボールペンはなぜかみなキャップを失ふかペン先が出しつぱなしの状態で書けなくなつてゐるものが多い、といふ話を書いた。
そのせゐもあるかもしれない。
でもそれよりもなによりも、だまができやすいことや線が途切れ途切れに見えるのがいやだつた。
これはいまでもいやかもしれない。

あと、これもなぜかボールペンを使つてゐるといつのまにかボールペンが紙に対して垂直になつてゆき、ひどくすると反対側に倒れるかたちになつてしまふといふことがある。
書きづらい。
自分が悪いんだらうけれども。
万年筆だとこれはないんだよね。
万年筆でそんなことになつたら書きづらくて仕方がない。

そんなわけでボールペンはあまり使はない。
だが、社会人の端くれともなると、まつたく使はないといふわけにもいかない。
筆箱には一応ボールペンを入れておく必要がある。

水色のボールペンはデュポンのJET8だ。
うはさを聞きつけて試し書きに行つたら、聞きしに勝る書き味だつた。
ちやうど消費税が8%に上がる前で、それを云ひわけに購入した。
ボールペンなのに紙にしつとり吸ひつくやうな書き味で、とてもなめらかだ。
また、ペンを持つと自然と正しい持ち方になるところもいい。

緑色のボールペンはカランダッシュの849。
こちらも大変評判の良いペンだが、以前試し書きしてみたときはそれほど気に入りはしなかつた。
だが、去年のとある日、店頭に並んでいたペンを何の気なしに試してみたら、いいぢやあないか。
見た目に比べて手にしたときのずつしりくる感じがいい。
多分、もつと軽いものだらうと思つて持つから重みを感じるのだと思ふ。
書く分には気にならない重さだ。
JET8とくらべると乾いた書き味で、でもなめらかに書ける。
JET8がぬらぬらならカランダッシュはするするといつたところか。
JET8が太字のやうで、カランダッシュはもう少し細字といつた趣でもある。
カランダッシュは六角形なところもいい。そのせゐか書いてゐてペンが紙に対して垂直になることはないやうに思ふ。

万年筆のインキは一年間で使ひ切れといふけれど、ボールペンのインキも同様だと聞いた。
JET8はいま2本目の替芯を使つてゐるところ。すなはち3本目の芯といふことになる。
カランダッシュは去年買つたばかりでまだまだ書けさう。
もつと使はないと、かな。

 

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Wednesday, 04 March 2020

えんぴつ ときとき

Bleistift

えんぴつが好きだ。
筆記用具としては万年筆の次に好きかもしれない。
でも考へてみたらえんぴつと万年筆とでは用途が違ふので、どちらもおなじくらゐ好きかも。

とはいへ、小学一年生くらゐのころはそんなにえんぴつが好きといふわけでもなかつた。
いつごろだつたらう。
たぶん、シャープペンシルをもつぱら使ふやうになつて、なにかのタイミングでえんぴつにふれたときに、「えんぴつつて、いいなあ」と思つたのだつたやうに記憶する。

また、庄司薫のエッセイでトンボのMONO 100が好き、といふ話を読んで、MONO 100にあこがれたのがそのちよつとあとだつたと思ふ。

えんぴつがあまり好きではなかつた理由は、常にえんぴつの先がとがつてゐないとイヤだつたからだ。
どこだつけ、さういふの、「ときとき」つていふんでせう?
いいな、ときときなえんぴつ。
字が汚い人間にありがちだと思ふのだが、太字で書くとますます字が汚く見える。
すくなくともそんな気がする。
細字で書くとちよつとまし、みたやうな。
そんなわけで安価なシャープペンシルが出回るやうになると、シャープペンシルに自然に移行していつた。

もうどんなきつかけだつたかは忘れてしまつたが、ふとえんぴつを手にしてみたら、これが案外いい。
授業中ノートに板書するといふでなし、多少罫線からはみだしても問題ないといふ気楽な気分で書いてみたのもよかつたのかもしれない。

えんぴつのなにがいいかといふと、やはり削りたての香りだ。
シャープペンシルにはこれがない。
手で削るやうになると、木の部分のなめらかさにも惚れ惚れする。
まあ、そんなに手で削ることはありませんが。
持つたときの軽さもたまらない。

六角形のえんぴつが好きだけれど、丸いのもいいし、三角形とか四角形とか五角形とか、ちよつと変はつた形のもいい。
えんぴつ削りにもいろいろあつて、それぞれ削り方に特徴があるといふのもいいな。

写真はトンボのMONO 100だ。
仕事がつまらなくて仕方がなかつたときに、気晴らしに買つた。
160円くらゐだつたらうか。
それで気晴らしになるんだから安いものだ。

あひかはらず、ときときなえんぴつが好きだから、もつぱら家で使つてゐる。
なにかえんぴつを持ち運ぶのにいいものつてないか知らん。
や、もちろん筆箱だらうけど、それにもいろいろあるぢやないか。

などと考へてゐるときも楽しい。

 

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Thursday, 13 February 2020

カバンの中身の棚卸 文具篇

荷物を減らしたい。

部屋の中や家の中の荷物もさうだけれども、カバンの中の荷物も減らしたい。
重たいからだ。

文房具好きは荷物の多くなりがちなもの、とわかつてはゐても減らしたい。

それでも減らしてはゐる。
現在持ち歩いてゐるノートは四冊。
Lサイズ(B6にリング製本部分がくつついたくらゐの大きさ)のRollbahn 2020、B6サイズの薄いRollbahn 2020、SmythsonのPanama、測量野帳だ。
LサイズのRollbahnはBullet Journalとして使つてゐる。
B6サイズの方は年間の記録を書き留める用。読んだ本・見た芝居・聞いた落語・見た映画を記録してゐる。
Panamaはたくさん書きたいとき用。
測量野帳はぱつと取り出してメモしたい時に使ふ。
かう書くと、B6サイズのRollbahnは持ち歩かなくてもいいやうな気もするな。薄いからといふので見過ごしてゐるけれども。

紙の手帳で困ることといつて、過去に書いたことを見返すには自宅に帰らないといけないことだ。
持ち歩いてゐる手帳に書いてあることならいい。
自宅(もしくは職場もありうるか)においてある過去の手帳を見返すには、その場にゐなければならない。
これがもどかしいことがあつてね。

ペンは以前にくらべたらだいぶ減らした。
つくしペンケースの中にボールペン、シャープペンシル、三色ボールペンが一本づつと万年筆が二本入つてゐる。
あとはナガサワ文具センターの三本差しのペンシースに万年筆が三本と、かばんのあいてゐるところにペンシースに入つた万年筆が三本、ペンジャケットに入つたブラマンが一本。
それとRollbahn 2020にさしてゐるキャップレスデシモ。
併せて一ダース+一といつたところか。

多いかー、一ダースだと。
どれも使ふから持ち歩いているし、持ち歩かないと使はなくなるといふこともある。
自宅にゐる時間が少ないからね。
ちよつと前まではさらに三本差しのペンシースをもう一つ持ち歩いてゐたのだが、それはやめた。

全部B6サイズ用のバッグ・イン・バッグにおさまつてはゐるので、そんなに多くはないと思ふんだけどなー。
欲を云つたら5×3の情報カードも入れたい。
入らないこともないんだが。
むう。

かうして棚卸しをしても減らせないといふことは、全部必要といふことだらう。
自宅で過ごす時間が長くなれば、自然と荷物も減る気はする。

それまではこんな感じかな。

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