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Tuesday, 10 March 2026

ビーズバッグ

ここのところTLにビーズバッグが流れてくる。
ビーズバッグはビーズ刺繍だけれど、ビーズタティングでも作れるなあと思ふ。ビーズクロシェットでもいい。
さう思つて買ひ置いたビーズがたくさんある。がま口も少々だがある。
さういへば最近は穴ぢやなくてフレームに直に編みつけるタイプのがま口が売られてゐるのだつた。
とんだ浦島太郎である。

正直云ふと、ビーズバッグは作つても使はないと思ふ。
スマートフォンサイズに作ればもしかしたら使ふかもしれないが。
ああ、でも、ひとつくらゐは作つてみやうかな、ビーズバッグ。タティングでもいいし、かぎ針編みでもいいし、棒針編みでもいい。
最近ちよつと腱鞘炎がよくなつてきたし、もうちよつと痛くなくなつたら、作つてみやうかな。

Tuesday, 03 March 2026

糸始末ができない

腱鞘炎だ腱鞘炎だといひながら、タティングはしてゐる。
といふか、せずにはゐられない。
なんなのだらうか、この衝動は。
先日とあるユザワヤでモネの睡蓮をあしらつた缶に入つたオリムパス金票40番の去年の新色6色(+既存色2色)を見つけて思はず買つてしまつたからかもしれない。発売当時はどこを見ても売り切れだつた気がするんだがなあ。あるところにはあるものだ。
最近、オリムパス金票40番をよく使つてゐる。
以前はDMCとか、そののちはLisbethだとかを使つてゐた。
DMCを使つてゐた理由は、色が褪せないといふ話だつたからだ。
国産のレース糸は色が褪せるが、DMCは褪せない、といふ話をどこかで耳にした。
だつたらDMCだらう、といふので、手に入る限りはDMCを使つてゐた。
当時はDMCのコルドネスペシャルにも色のついたレース糸があつたしね。
考へ方が変はつてきたのは、ストックホルムのとある喫茶店に行つたときのことだ。
その店の各テーブル、もつといふと各椅子の前にはかぎ針編みのドイリーが置かれてゐた。エミーグランデくらゐの太さの糸で編んだドイリーだつた。
中にはコーヒーだらう或は紅茶だらうか、染みのついたドイリーもあつた。
それが、なんとなくいい感じだつたんだなあ。
使はれてゐる、といふか。
ドイリーは編んでも使ふことがほとんどない。我が家にはレースのドイリーの似合はないし、自分もドイリーは編むのはよくても使ふのはちよつとなー、と思つてゐる。
でも、使はれてゐるドイリー、日常使ひのドイリーつて、なんだかいいなとそのとき思つた。
帰国した後、ひたすらエミーグランデでドイリーを編んだりしたものだつた。
そんなわけで、色が褪せるといふのもそれはそれでいいものなのではないか、と思ふやうになつた。
オリムパス金票40番は、タティングもしやすいしね。
少なくとも、去年の新色は、まだ全部使つたわけぢやないけれど、使つた色は全部いい感じだつた。
それでなにを作つてゐるのかといふと、Jon YusoffのChinese Coin Bookmarkをいくつも作つてゐる。
作つてゐるのはいいけど、糸始末ができてゐないので、できあがつたとはいへない。
糸始末をするには、やはり指が痛いんだよなあ。細かい作業ができない。
のりで留めて切つちやはうかなあ。

新色といへば今年のオリムパス金票40番の新色にも気になる色がある。
手芸店の少なくなつた今、どこで手に入れられるものやら。

Tuesday, 27 January 2026

腱鞘炎とのつきあひ

先週末はアクリル毛糸でクイックルワイパー用のモップ(といふのか)を編んでゐた。
ワッフル編みのものとリング編みのものを一つづつ編んだ。
このアクリルモップ(と呼ぶことにする)はTLに流れてきたもので、自分のアイディアではない。
TLに流れてきたのはリング編みでモップのやうになつてゐた。
ただ、さうするとゴミやほこりを取るのに最終的に掃除機が必要だといふので、自分用にはワッフル編みのものを作り、いまも使つてゐる。
今回、リング編みのものも編んでみて、やつぱりモップ状のもいいなあといふ気がした。
でも、ワッフル編みのときに編む長編みの引き上げ編みが好きなんだよね。
いづれにせよアクリル毛糸はまだあまつてゐるので自分用にも編まうかなあと思つてゐる。

と云ひたいところだが。
またぞろ腱鞘炎で指が痛くて編めずにゐる。
腱鞘炎なんだからそもそも編むなよ、とも思ふが、でも編みたかつたんだもん。
そんなわけでかぎ針編みはあきらめたが、「何か作りたい!」といふ気分已み難く、タティングレースの栞など作らうとしたものの、やはりうまくいかない。
ただでさへ不器用なのに、指がうまく動かなくてなにもかも下手になつてゆく。
あみものだけでなく、日々のあれこれも、だ。

年をとるつてかういふことかな、と思ふ。
しばらく安静にすればいいとは思ひつつ、それで治る保証もまたない。
糸を巻いたタティングシャトルを前に、ぼんやりとしてしまふのだつた。

Tuesday, 22 October 2024

Celtic Bookmarkを作る

タティングレースにもぼちぼち手をつけてゐる。
写真はタティングをはじめたばかりのころ作りたいと思つてゐた栞だ。
LaRae MikuleckyのデザインしたCeltic Bookmarkである。
当時も作らうとして挫折した。スプリットリングがうまく作れなかつたからである。

Img_8421-2

この栞は四つの部分からできてゐる。
一番目の部分では1段14個のスプリットリング2段のモチーフを作る。
二番目では四隅にリングのある四角形のモチーフを7つ作る。
三番目では一番目と二番目とを組み合はせてチェインとリングでつなぎ合はせる。
モチーフ同士を組み合はせるとセルティック・タティングらしい形になる。
四番目ではチェインで全体を縁取る。

こんな具合で、そんなにむつかしい技法があるわけではない。
四番目のチェインをつなぐときにちよつとしたコツが必要だが、それは作り方にしたがつてつなげば問題ないし。
初心者のころはスプリットリングをうまく作れなかつたからできなかつたのだと思ふ。

ただ、今回作つてみて、二番目のかんたんな四角形のモチーフをきちんと作るのがむつかしいなと思つた。
それで栞全体の形がきれいにできてゐない気がする。
次に作ることがあつたら、気をつけたい。

今回はオリムパス金票40番のCol.656を使つた。渋い紫色で、この栞にあつてゐると思ふ。作り方には20番のレース糸を使ふやうに書いてあるので、だいたい同じやうな太さなのではないかとも思ふ。
モチーフが重なつてゐるので栞にしては厚みがあるが、実際に使つてみると厚みは気にならない。
多色遣ひで作つてもおもしろさうなので、そのうち再挑戦したいと思つてゐる。

Tuesday, 17 October 2023

綿の糸と絹の糸

タティングでは、栞とブレスレットとを作つてゐる最中だ。
栞はLisbeth #40で、ブレスレットは佐賀錦で作つてゐる。
最近、糸の選択は逆の方がよかつたのではないかといふ気がしてならない。

ブレスレットはクロバーの手芸&手あみ用ニットリングを使つて作つてゐる。
ニットリングに糸を結びつけていくのだが、絹糸のせゐか結んでゐてすべるのだ。
綿の糸だつたらかうではないのではあるまいか。
試してないからわからないけど。
ただ、絹糸だけあつて、結び目の光沢はとてもうつくしいし、装飾品には向いてゐる気がする。

栞の方はとくにこれといつた問題はない。
でも一緒に作つてゐるのが絹糸を使つたブレスレットのせゐか、いまひとつ光沢に欠ける気がする。
Mercerised Cotton Thread だと思ふんだけどな。
さすが絹糸、といつたところか。

ブレスレットにはハート型の諏訪部順一……ぢやなくてスワロフスキーの大玉を留め具代はりにしてゐる。
色違ひでもうひとつ作るつもりでゐる。
ニットリングに結びつけてゆくタティングもいつものタティングと違つておもしろいのだけれども、ちよつと時間のかかるのが難点かな。

ともあれ、急ぐものでなし、のんびり作ることにする。

Tuesday, 10 October 2023

まだ見ぬ佐賀錦

タティングもまた、腱鞘炎にはいまのところそれほど影響しない。
ノールビンドニングもさうなのだが、ずつとやつてゐると指を動かすときに痛いのでそこだけは気をつけるやうにしておけば大丈夫だ。
つまり、長時間はできないといふことである。
だが、やつてゐるあひだは痛くないので、うつかり忘れてしまひがちといふのが困りどころか。

去年はずいぶんとタティングをした。
主にビーズを入れてネックレスばかり作つてゐた。
ビーズも、丸ビーズは新たに買つたものもあつたが、スワロフスキーや大玉のチェコビーズなどは手持ちのものを利用できてなかなかよかつた。
さうさう、糸は東京に出たときに越前屋で佐賀錦を求めたのだつた。
佐賀錦のなにがいいかといふと糸がZ拠りであることだ。
手縫ひ糸は基本的にはS拠りで、タティングにはあまり向かない。
気にしなくてもいいといふ話もあるし、普段は自分も気にしないが、絹穴糸と比べてみると佐賀錦の方が結びやすいし結び目もきれいだと思ふ。

九州の人に「佐賀錦」といつたら「お菓子?」と訊かれた。
どうやらいまはもともとの刺繍よりお菓子の方が有名なのらしい。
九州には行きたいとつねづね思つてゐるので、いつかお菓子の佐賀錦にも出会へたら、と思つてゐる。
物産展やアンテナショップで探すのもいいかもしれないけど、おみやげとして買ひたい気がするんだよね。

Tuesday, 09 November 2021

クリップは手芸道具である

在宅勤務をしてゐると思はぬ文房具が必要になることがある。
セロテープとか。
セロテープつて最近使はない気がする。
とはいへ、実はやつがれの手元にはある。
なぜといつて、マクラメをする時に使ふことがあるからだ。
テーブルなどに仮止めするときに用ゐる。
そんなわけで、セロテープはいまや自分の中では手芸用具のひとつだ。

さうはいつても筆記用具とかはさみ、のりといつたものは自宅にもある。
筆記用具も考へてみたら油性のマジックはないなあ。あつてももう書けなくなつてゐるだらうと思ふ。
あとホチキスは芯がまだあるかなあ。ホチキスの中に入つてゐればあるけれど、なかつたら芯は買つてくるやうかもしれない。

ところで今回は突然クリップが必要になつた。
社として提出する書類をクリップでまとめよ、といふことだつたからだ。
クリップ。
普通のお宅にはあるのだらうか。
我が家にあつたらうか。

そこで、古の記憶が蘇る。
小学生のときのことだ。
図画工作だつたか理科だつたかの授業でクリップが必要だつた。
それも一箱くらゐ。
クリップを骨組みにして周りに紙粘土をつける、とかだつた気がするから図画工作かもしれないが、錘を作るといふので理科だつたかもしれない。
いづれにしても、翌日クリップが必要だといふことをやつがれはすつかり失念してゐた。
親にも一言も云はなかつた。
翌日学校に行つて、はじめてクリップが必要だつたことを思ひ出した。
小学校と自宅とは目と鼻の先だつたので、家に取りに戻つたが、当然そんなクリップなどあるわけがない。
結局学校に戻つて、周りの子からおあまりを頂戴したんだつたと思ふ。

今回もクリップと云はれて、買ひに行かねばならぬかと出かけやうとしたところ。
待てよ。
タティング用具の中にあるかもしれない。
そのことに思ひ至つた。
いや、きつとある。
なぜといつて、チェインからはじまる作品を作る時に必要だからだ。
或はチェインの下にピコなどをつなぐ時にも必要だ。
そんなわけでタティング用具入れを探したら、無事に三つのクリップを発見した。
よかつたよかつた。
タティング用にはクリップは一つあれば十分なので、といふのはそんなに複雑な大作を作ることはないからだが、めでたしめでたしといつたところだ。

そんなわけでクリップはタティング用具なのである。

Tuesday, 02 November 2021

極細毛糸を探しに行くか

綿のレース糸でうまくタティングができないと、毛糸のレース糸でタティングしたくなつてくる。
極細毛糸でタティングすると、なにしろ毛糸なので問題点もいろいろある。
なにより伸縮性のある糸で結ぶので、大きさが揃へづらい。
モチーフ一枚一枚もさうだが、スティッチ一つ一つも揃ひづらい。
ピコなども伸び縮みする気がする。
また、糸がS撚りだつたりすると結んでゐるうちに撚りがほどけてきてしまひ、ピコの部分など糸がわかれてしまつたりしてきれいに見えなくなることもある。
#綿のレース糸は基本的にはZ撚り。

さういふ問題点を抱へつつも、この「伸び縮みする」といふ毛糸の特色が下手な自分を許容してくれるといはうか、容れてくれる部分があるやうにも思ふ。
結んでゐて伸び縮みする感触にやさしさを感じるといふかね。
きつちりしてゐるとどうしても度量は狭くなるでせう。

しかし手元に毛糸のレース糸はない。
いや、ないわけぢやないが、使ひ道が決まつてゐるので……といつてもう長いことそのままになつてゐるのだが。
買いに行くか或は。
買いに行くとしてもなあ、最近は極細毛糸を置いてゐる店も少なくなつてしまつたからなあ。

Tuesday, 26 October 2021

タティングシャトルの思ひ出

くつ下を編んで残つた毛糸を探してゐたらタティングシャトルが出てきた。
発掘したところ十年ほど前の編みかけのくつ下やネックウォーマと一緒に入つてゐた。
基本的にあみものとタティングものとは一緒にしないので、なにかの拍子に落ちて入つたとかさういふことなのかもしれない。

シャトルは二つあつて、どちらもクロバーの角付きだ。
片方は五色入りの白でもう片方は茶色。
どちらも角の部分はしつかりしてゐる。

タティングシャトルは、好みでいへばボビンタイプで先は角の代はりにかぎ針がついてゐるものが好きだ。
でもクロバーの角付きシャトルは特別で、大変気にいつてゐる。
初めて使つたシャトルがさうだつたからだらう。
鼈甲風と呼ばれてゐたと思ふ。
初めて手にしたときは、ちやうどマイナーチェンジがあつたころだつた。
それまではシャトルの真ん中に「Clover」と入つてゐたやうなのだが、自分が買つたのはその部分が滑り止めのやうに縞の模様にでこぼこしたものだつた。
マイナーチェンジする前のシャトルはとてもよかつたと聞いたことがある。
たくさん糸を巻いてもほどけてこなくて、とか。
あのころ、地方の手芸店を探して歩いたらまだそのシャトルもあつたのかもしれないが、さういふ発想がなかつた。
まだまだ「百貨」店だつたころのデパートの手芸店にもなかつたしね。
エアロのかぎ針付きボビンタイプのシャトルは使ひやすかつたころのシャトルを模したものが販売されたりしてゐるやうだけれども、クロバーは聞かないし、そもそもほんたうにいまのシャトルよりよかつたのかどうか定かではない。

ただ、個人的には、最近の角付きシャトルは角の部分が折れやすいやうに感じる。
初めて使ふやうになつたころはそんなこと感じたこともなかつた。
初心者だつたからずいぶんとムリな使ひ方もしたらうに。
さういや当時Niftyの手芸フォーラムでタティングをもつぱらにしてゐる人が角付きシャトルは先が鋭すぎるので紙やすりなどで使ひやすいやうに削つてゐるとか云つてゐる人がゐたなあ。
それにならつてみるか。

Tuesday, 19 October 2021

AIはタティングをするやうになるか

機械編みといへば棒針編みだ。
かぎ針編みをする機械といふのはないと思つてゐる。
需要がないのだらう。
以前職場で一緒に働いてゐた人が云つてゐた。
米国に住む親戚の家に行つたら、家族みんなでかぎ針編みの内職(おそらく)をしてゐて、それを手伝つたのだと。
なぜかぎ針編みなのかといふと、棒針編みだと機械で編んだものだと思はれて買ひ叩かれるからだといふ話だつた。

タティングレースを作る機械といふのも寡聞にして聞いたことがない。
市場に出回るタティングレースの品々は、みな手作りと考へていいだらう。

ラッダイト運動は最初編み物を生業にしてゐる人々がはじめたと、『どこにもない編み物研究室』に書いてあつた。
ここでいふ「編み物」は「knit」、すなはち棒針編みだ。
だつたらかぎ針編みに切り替へればいいぢやない、といふのは日本的な考へ方で、といふと語弊があるかな、少なくとも「棒針編み」も「かぎ針編み」も等しく「あみもの」と呼ぶ人間の考へることで、「棒針編み」には棒針編み、「かぎ針編み」にはかぎ針編みをさす単語があるとそこに壁が生まれたりもするのだらう。

閑話休題。

AIは棒針編みには対応するかもしれないが、かぎ針編みやタティングには対応しないのではないかといふ気がしてくる。
AIが対応するつてどのやうにどうやつて、といふ話もあるが、なんかかう、AIの進む先にあみものはないな、といふ気がするのだ。
たとへば、料理ならなにかありさうだ。
冷蔵庫にある材料を入れたら作れるものを提示してくれるとか。
そのうちロボットと連携するやうになつて選んだ料理を作つてくれるとか。
そんなことはできるやうになつたりするのではないか、と想像はできる。

しかし編み物はどうだらうか。
持つてゐる毛糸や針のサイズを入れたらAIがその材料で編めるものを提示してくれる、そんな未来がやつてくることがあるだらうか。
あるかもしれないが、なんかあまり想像がつかない。
そもそも需要があつたとしても少なさうだ。
さうか。やはり問題は需要なのか。

AIはすごいらしいが、「かういふことをしてほしい」と思ふやうなことはあまりしてくれない。
AIは、囲碁とか将棋とか、実にすごいなと思ふんだけど、でもなんか違ふんだよなあ。
それぢやないんだよなあ。
おそらく日々自分たちが無意識のうちにしてゐることつて、とても複雑でむつかしいのだ。
わからないだけでさ。

と、かぎ針編みやタティングをしてゐると思つたりする。
単にAIに関はる仕事をしてゐる人たちはそんなことには興味がないだけなのかもしれないけれど。

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