Tuesday, 23 January 2018

糸をつぐときも

ノールビンドニングで、リストウォーマを作つてゐる。

ノールビンドニング

ノールビンドニングをはじめて編み地のあたたかさを知り、「これで手首・足首をあたためるものを作りたい」と思つた。
それなのになぜ最初がベレー帽だつたのかといふと、「はじめてのノールビンドニング」に指定されてゐる糸で手に入りかつ作りたいと思つたのがベレー帽だつたからだ。
ベレー帽を作つてゐるあひだに作り目の作り方を忘れてしまひ、「最初はもつと速くできあがるものを作るのだつた」と思つたがあとの祭りである。

ベレー帽はダルビー・スティッチといふすくふ目の少ないスティッチで作つた。
いま作つてゐるリストウォーマはブロディエン・スティッチといふすくふ目の多いスティッチで作つてゐる。
最初はミトンを作るつもりでゐたが、ミトンはさんざん編んでしまつたのでリストウォーマでいいかなと思つてゐる。
職場や自宅でPCのキーボードを使ふときなど、手首付近が異様に冷えることがあるからだ。
いまも以前編んだ指なし手袋をして打つてゐる。
はじめてのノールビンドニング」にはミテーヌと呼ばれる指なしミトンが掲載されてゐる。
ミテーヌか。いいかもしれないな。
親指部分は穴をあけるだけで編まない方向でどうだらうか。
と、編みながら考へてゐる。
ノールビンドニングはなんだかんだいつて時間がかかるからね。
慣れればさくさく編めるやうにはなるものの、糸をつなぐのに時間を取られる。
最近は糸をつなぐのもそんなに苦ではなくなつてきたやうな気もしないではない。
いま使つてゐる糸は比較的つなぎやすい糸だからといふのもある。

文楽に鶴澤藤蔵といふ三味線方がゐる。
文楽の床にあがつてゐるとき、演奏中でなくても、たとへば三味線の棹を拭いたり糸を変へたりしてゐるときでも語りや三味線の音が躰に流れてゐるやうな、そんな三味線方である。
ノールビンドニングをしてゐるとき、糸をつなぐあひだも一連の流れとしてとらへられてゐるな、と思ふ瞬間、ぼんやりと藤蔵の三味線を思ひ出したりしてゐる。
まことに僭越ではあるけれど。

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Monday, 22 January 2018

三つ目のミトン

ベルンド・ケストラーのミトン」に掲載されてゐる縄編みのミトンを編んだ。

ベルント・ケストラーの縄編みミトン

この本から三つめのミトンである。
糸はROWANのフェルテッド・ツイードだ。これを四号針で編んだ。

いい毛糸で編むというのもいい。
一玉だけあまつてゐたので使つてみた。
一玉で一組のミトンが編めてあまりが出る。
あまつた毛糸を見て、もうちよつとカフを長くするのだつたかな、と思つてゐる。

これで打ち止めといふか編み止めといふかにして、しばらくはこのミトンは編まないつもりでゐる。
ほんたうはアクリル毛糸で編んだミトン型のたわし(といふのだらうか)も編みたいのだが、手元にアクリル毛糸がない。
100円ショップに行けばあるのはわかつてゐるけれど、もうしばらくは家にある毛糸で別のものを編むつもりだ。

この本から三つミトンを編んでみて、「持つてゐる毛糸でできるといふのはいいなあ」と思つた。
三つともすでに持つてゐる毛糸、それも中途半端に残つてゐる糸だつた。
かういふ糸を有効活用できると気分がいい。

ベルント・ケストラーのものにかぎらず、ミトンや手袋といふのはさうしたあまつた毛糸の有効活用としても編めるものだ。
でも、なんていふのかな、本を買つて、それを見ながら編むときに、本に指定されてゐるものと全然違ふ糸を使へるといふのがいいんだな。
大きさを確かめながら編めるから、できあがつたときに大きすぎるとか小さすぎるとかいふこともないしね。

それでいふと、やつがれの手はぼつてりとした手で縦に小さい。
横といふか厚みといふかにあはせて編むと、縦が長くなる。
そんなわけで、最初に編んだミトンも今回の縄編みのミトンも縦に長くなつてゐる。
二番目に編んだボッブル模様のミトンがさうならなかつたのは、模様ゆゑか、それともこのミトンだけ二段に針の両端で一目づつ増し目をするからか、どちらかが原因だらうと思つてゐる。

増し目の仕方は毎段最初の目を増やすといふのが好きかな。
本では「風車型」と呼んでゐる。
曲線が生まれるのがおもしろい。

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Tuesday, 16 January 2018

ベレー帽を整形するには

ノールビンドニングのベレー帽は編み終へた。
あとは糸端の始末や整形をする必要がある。

はじめてのノールビンドニング」には糸端の始末の仕方もていねいに解説されてゐる。
すなはち、見ながら糸始末をする必要があるといふことでもある。
いづれにしても、初心者でしかも周囲に教へてくれる人のゐない人間にはありがたい。

ベレー帽はちよつと小さめにできてしまつた。
どうも増やし目が足りなかつたやうだ。
平らに円形に編むのはかぎ針編みでもよくするので分散増目のやり方はわかつてゐるつもりでゐた。
でもなにかが違つたのらしい。
まあ、ベレー帽らしい形にはなつたし、本にも整形するときに平らになるやうにすると指示があるので、いいかな。

ベレー帽の整形には、「この形にしたい」といふサイズの円形の皿や盆があるといい。
水通ししたベレー帽の中に皿または盆を入れて乾かすと、希望通りの大きさ・形になるといふ寸法だ。

皿か盆か、か。
あつたかなぁ。
まだ探してはゐない。
以前、棒針編みでベレー帽を編んだときは、皿を使つた。
かなり小さめだつたのであまり意味がなかつたんだよな。
どうしてもないなら段ボールを円形にくり抜いて使ふといふ手もあるか。

といふわけで、まだお披露目できるやうな状態にはない。

それにしてもノールビンドニングは楽しい。
はじめると、延々とやりつづけてしまふ。
最初は「こんな時間のかかる手芸、自分にできるのだらうか」と思つてゐたが、できるもんだねえ。
楽しいからだね。
いまはいただきものの毛糸でリストウォーマのやうなものを作つてゐる。
毛糸は織りの経糸に使つたものとのことで、一本一本は短い。
でもつなげやすい糸なので、つなぎつなぎ作つてゐる。
ミトンとかリストウォーマとか、似たやうなものしか作つてゐないな。
ノールビンドニングではスリッパを作るといふ野望もある。
いつになつたら着手できるかなあ。
その前にノールビンドニングをしやすい糸を探さねばならないか。

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Monday, 15 January 2018

ボッブル模様のミトン

ベルンド・ケストラーのミトン」のふたつめができあがつた。

ベルント・ケストラーのミトン

本に掲載されてゐるボッブル模様のミトンである。

糸はダイヤエポカ、針は四号。ほんたうは針は五号か六号で編みたかつたが、残念ながら五本針で適切な長さなものが手持ちになかつた。

以前、ベルント・ケストラーのミトンは途中は輪針で編んだ方が編みやすいのではないか、と書いた。
円周が大きくなるので、40cmの輪針と目数リングとを使つて編んだ方が編みやすい段階がある。
大きくなるまではもつと長い輪針を使つてマジック・ループで編むといふ手もある。
それはさうなのだが、やはり五本針も必要だ。
編みながらミトンの形を作つていくときに必要になる。

……だが待てよ。
ミトンの形を作つていくときには、針が二本あればいい。そのとき必要ではない部分の目を別にとつておく針も必要だが、それは輪針ですむ話だ。
さうか。次に編むときはマジック・ループを検討してみるかな。

と云ひながら、すでに三つ目のミトンにとりかかつてゐる。
やはり本に掲載されてゐる縄編みのミトンを ROWAN のフェルテッド・ツイードで編んでゐる。針は四号の五本針だ。
もうすぐ最初の片方ができあがるところだ。
そして、これができたらこのミトンは打ち止めかなと思つてゐる。すくなくともしばらくは。

三つのミトンを編んで、いづれも本に掲載されてゐる毛糸とは違ふ糸を使つてゐる。
それで困つたことは一度もない。
編みながら大きさを確認すればいいし、ずつと20cmの五本針を使つてゐたので、だいたいこれくらゐの大きさになれば自分の手にあつてゐるのだなとわかるやうになつた。
指定の糸も使つてみたいけれど、手持ちの糸を活用できるのがうれしい。
ボッブル模様のやうな特殊な模様やi-codeどめを用ゐなければ、中細毛糸50g一玉で一対編めるのもいい。

これまではこものといつてひたすらくつ下ばかり編んできたけれど、ミトンもいいなあと思へるやうになつた。
ありがたいことだ。

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Monday, 08 January 2018

ベルント・ケストラーのミトンの使用感

新年早々、ベルント・ケストラーのミトンを編み上げた。

ベルント・ケストラーのミトン

基本の風車型を Regia のくつ下毛糸を0号針で編んだ。
くつ下毛糸で編むとひねもすだなーと思つたが、まあできあがつた。
20cm五本針で編んで、それで最初から最後まで編めたけれど、親指は袋編みをした方が楽さうだし、あるていど増やし目をしたら輪針でマジック・ループの方が楽に編めさうだ。輪針で編む場合、目数マーカーのやうなものは必ず使ふやうだけれど。

くつ下毛糸を細い針で編んでゐるので、編み地はうすい。
しかし、そのわりにあたたかい。
普通に編んだ指なし手袋よりもあたたかい。
ほぼ指の先まで覆ふくらゐの長さがあるからかな、と思ふ。
これまで編んだ指なし手袋は指の第一関節を覆ふかどうかといつた長さだ。
それでベルント・ケストラーのミトンの方があたたかいのだらう。

もうひとつ、形に理由があるのかもしれない。
ベルント・ケストラーのミトンは手を包み込むやうな形をしてゐる。
普通に編んだ指なし手袋は筒状に細長く編む。
ベルント・ケストラーのミトンの場合は正方形を編むやうにして最後に向き合つた辺同士をはぎあはせる。これがちやうど手を包み込むやうな形になる。
それであたたかいのではないかと思ふのだがどうだらうか。

ミトンはほぼ指先を覆ふやうな長さなのでPCのキーボードを打つのには向かない。
しかし指は出てゐるのでスマートフォンの操作には支障がない。
一対編んだあと、ボッブル模様のミトンを編んでゐる。
片方できたところ、くつ下毛糸で編んだものよりだいぶ指先が出る。
模様編みのせゐなのか、それとも風車型ではなくトライアングル型だからなのか、そこのところはよくわからない。
くつ下毛糸で編んだときは手首がちよつと細くなりすぎるなーと思つてゐたが、ボッブル模様のミトンの方はさうでもない。ボッブル模様が伸縮性のある模様だからかもしれない。

ベルント・ケストラーのミトン

このミトンは、編みながら形を作つていくところがおもしろい。
どうなるかわかつてゐても、向かひ合つた辺同士をはぎ合はせていくところで「よくできてるよなあ」と感じ入つてしまふ。
指定糸やそれに近い糸は手元になく、持つてゐる糸のなかで使へさうなものを選んで編んでゐるが、それでなんとかなつてしまふところもいい。
編んでゐるときに思つたほど糸の使用量も多くないしな。
くつ下毛糸なら50g一玉あれば一対編める。手の大きい人だとカフが短くなるかもしれないけれども。

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Monday, 01 January 2018

おもしろい形のミトン

仕事納めの二十九日に「ベルント・ケストラーのミトン」を購入した。
# ドイツ語では単語の最後の子音は清音になるのでm(_ _)m。

Mitten by Bernd Kestler

三十日に編み始めた。
糸はRegiaのくつ下毛糸で針は0号である。
編み始めた当初、失敗したなと思つた。
糸と針とが細過ぎて、編んでも編んでも進まないからだ。

進まない理由はもうひとつあつた。
編んでゐて、楽しくないのである。
選んだのは基本の風車型のミトンだつた。
増し目以外はひたすらメリヤス編みをするパターンである。
輪にしてひたすらメリヤス編みといふのは、やつがれのもつとも好きな編み方だ。
だといふのに、楽しくない。

おそらく、年末の疲れが残つてゐたんだらうなあ。
疲れてゐるときはあみものをしてゐても楽しくない。
編んでゐて楽しいかどうかが気分のバロメータになつてゐる。
といふか、楽しくないときは、かなりヤバい状態だ。
さうなる前に十分休息や睡眠を取る必要がある。
でも、楽しくない気分といふのは突然にやつてくる。
その前の予兆といふものがない。
いや、まつたくないわけではない。
「今月、休めてないなー」「でももうすぐ年末年始(または「五月」「九月」)の休みがあるから」などと考へてゐるあひだに気づかぬうちにヤバい状態になつてゐる。
就職してから、まつたく変はつてゐない。
最近はそれに気がついて、大型連休を目前に控へながら「ヤバさう」と思つたら休みをとるやうにしてゐるけれど、さういつもいつも休むわけにもいかないしねえ。

楽しくなつてきたのは大晦日の日暮れ後だつた。
それくらゐかかつた。
去年は十月に病気をしてから体力がめつきり落ちてしまつた。
思ふやうに歩けなかつたせゐだらう。
歩くスピードはもとに戻つたけれど、歩ける距離は短いままだ。
忙しさへの耐性も落ちてしまつた。
以前なら週に一度くらゐは終電間際に帰つてもなんとか過ごせたものを過ごせなくなつてしまつた。

今年は、楽しく編んでいけるといいなあ。

ところでベルント・ケストラーのミトンである。
形がおもしろいよね。
手袋やミトンの課題として、「指の部分は糸を切り、あとで足して編まねばならない」といふことがある。
これが苦にならない人もたくさんゐるだらう。
残念ながらやつがれはこれが苦になる方だ。
だから編んでゐる途中に糸を切る必要がない(ある編み方もあるけれど)くつ下を好んで編む。
このミトンは途中で糸を切つたり足したりする必要がない。
いいなあ。

本には模様編みの入つたミトンも掲載されてゐる。
表目と裏目だけで編むニット」といふ本を出すだけあつて、さういふ模様が多いやうだ。
これもまたおもしろい。

編み始めた直後は楽しい気分になれなかつたので「もう編まないかも」と思つてゐたが、気分が上向きになるとあれもこれも編みたくなる。
もう片方を編んだらもうちよつと太い糸で今度は模様編みのあるミトンを編んでみるつもりでゐる。

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Monday, 25 December 2017

今年編んだもの 2017

今年編み終へたものを数へてみたら、八つあつた。

  • イェーガーマッチメイカーDKで編んだ指なし手袋
  • Regia のくつ下毛糸で編んだヨガソックス
  • ダルマのくつ下毛糸で編んだPar Five Socks
  • オリムパス金票40番で編んだスカーフ
  • パピーのピマデニムで編んだ Helix Scarf
  • オステルヨートランドの段染糸で編んだAmbitus
  • フィルトゥラ・ディ・クローサのZaraで編んだ木の葉模様のショール
  • リッチモアのカシミヤで編んだフューシャパープルのカシミヤストール
編めない編めないと云ひながら、なにかしら編んでゐたものらしい。

現在は Opal のくつ下毛糸でヴェストを編んでゐる。
昼休みはノールビンドニングのベレー帽をちまちま作つてゐる。
去年の冬から持ち越してゐる袖なし羽織はそのままになつてゐる。

寒くなつてくるとあれもこれも編みたくなる。
家にゐるときにあまりにも寒かつたので、Ambitus をつけてみたら、これがびつくりするほどあたたかかつた。
Ambitus は編み方によると並太のそれも少し太い糸で、といふ指定があつたやうに思ふ。
それを合太の糸で編んだのでちよつと小さめにできてしまつたが、それでも十分のやうだ。

Elizabeth Zimmermann の本などを見ると、胸当て(Dickey)といつて、タートルネックの首の部分とあとちよこつと肩や胸にかかる程度のネックウォーマのやうな作品が掲載されてゐる。
セーターやシャツの下につけるものとされてゐる。
Dickey も何枚か編んだ。
実に重宝する。
首と肩とがあたたまるとだいぶ違ふんだな。
通信販売でも売つてますよ、と教へてくれた人がゐた。
ありがたい話である。

半端にあまつてゐる糸は Ambitus や Dickey にしてしまはうか。
そんなことも考へてしまふ。

この年末年始の休みにはミトンを編みたいとは先週も書いた。
くつ下毛糸で編んでゐるヴェストも遅々として進みが悪い。
羽織はまた次の冬に持ち越しかな。

あと、夏に編んだ40番レース糸のスカーフは色を変へて編みたいな。あたたかくなつたとき用に覚えておきたい。

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Tuesday, 19 December 2017

Infinite Diversity in Infinite Combinations

ノールビンドニングのベレー帽は、減らし目の段の二段目に入つたところだ。
減らし目の段に入つたらさくさく進むかと思つたが、案外さうもいかないのはまだ減らしはじめたところだからだらう。

さくさく進まない理由にはもうひとつある。
ダールビースティッチだからだ。
ダールビースティッチは二本目のワーキングループには逆側から針を通す。このとき、うまいこと一度で針を通せないことがあるのだつた。
慣れればうまくいくのかと思つてゐたけれど、どうもさうでもない。逆側から針を刺すときにどうしても一呼吸必要だ。

はじめてのノールビンドニング」に掲載されてゐるほかのスティッチは針を刺す方向を変へるものはない。ブロディエンスティッチなどは、さくさく刺すことができる、と、練習してゐたときには思つた。いまやつたらまた元に戻つてゐて、「うまくいかない」と思つてしまふかもしれない。

ダールビースティッチなどと書いてゐるが、どうもダールビースティッチを正しく編めてゐる気がしない。
本に載つてゐる写真と似たやうなところがないからだ。
もちろん、間違つて編んでしまつた部分もある。
とくに最初のうちはうつかりして逆側から針を通すところをおなじ方向から通してしまつて別のスティッチ(たぶんオスロスティッチ)になつてしまつてゐる部分もある。
これは以前も書いたか。

そしてこれまた以前も書いたとほり、途中からは気をつけて編んでゐるし、ここのところはもうすつかり慣れたので、ちやんと逆側から針を通すやうになつてゐる。

然るに、目の前の編み地と本に掲載されてゐる編み地の写真とは違ふもののやうに見えるんだよなあ。

最初のうちは、自分の使用してゐる毛糸がちよつとスティッチのわかりづらい糸だからだらうかと思つてゐた。
でもどうやら違ふ。
自分はなにかまつたく違ふスティッチを編んでゐる。
そんな気がしてならない。

それならそれでいいやうにも思ふ。
ノールビンドニングには一千種以上のスティッチが存在するといふ話もある、と「はじめてのノールビンドニング」にはある。
自分が編んでゐるのはそのうちのひとつかもしれないぢやあないか。

逆側から針を通すスティッチとさうでないスティッチとがあるといふことは、このふたつを組み合はせたらまた違ふ編み地が生まれるといふことでもある。

なんだかどんどん世界が広がつていく気がするなあ。

とはいへ、いまは目の前のベレー帽に取りかからねばならない。
ノールビンドニングではリストウォーマやくつ下も編んでみたいと思つてゐる。
それにはノールビンドニングに向いた糸を探さないとなあ。
いつそのこと自分で紡ぐか。
長期計画になるなあ。

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Monday, 18 December 2017

年末年始は

この年末年始はミトンを編みたいなあと思つてゐる。
まだ手に入れてはゐないが、「ベルンド・ケストラーのミトン」を購入するつもりでゐる。
ベルンド・ケストラーの本はこれまでにマフラーやくつ下を編む本が発売されてゐる。
あと表目と裏目とだけ編むさまざまなものが掲載されてゐる本もあつたか。
いづれも心引かれつつ買つてゐないのは、どことなく「それつて、毛糸が楽しいからでせう」といふのがあつたからだ。
使つてゐる毛糸が段染めの毛糸で、それで模様の出てくるのが楽しいといふ作品が多いのではあるまいか、と思つたのだ。

それぢやあミトンの本はなぜ買ふのか、といふと、有り体に云ふとミトンを編みたいからだ。
現在使つてゐるのは指なし手袋が二対だ。
どちらも自分で編んだものだ。

で、今度はできれば指のあるミトンを編んでみたなあと思つたのだつた。
手袋でもいい。
ただ、手編みの手袋といふのはどうしても軍手じみるところがあつて、なかなか「これ!」といふデザインが見つからないのだつた。
サンカ手袋とかならいいのかもしれないが、合ふ毛糸が手持ちにない。

で、ベルンド・ケストラーのミトンはなんだか楽しさうだな、と思つたのだつた。
これなら編んで楽しいかな、と。
まあ、まだちやんと本を見たことがあるわけではないので詳細は不明だが。

年末年始はほかにやることがあるだらう。
さうも思ふが、今年はカレンダー的にぎりぎりまで働くやうだし、大掃除をしやうと思つてももう大晦日になりさうだし、だつたらミトンを編んでもいいかな、と思ふのだつた。

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Tuesday, 12 December 2017

忘れる技法

ノールビンドニングのベレー帽は減らし目段に入らんとしてゐるところだ。

結局、「はじめてのノールビンドニング」に指定のあるとほり、九段目までは目を増やし、十段目からは減らすことにした。
減らし目をするには編み地がもうすこし大きい方がいいのだが、整形すれば大きくなりさうだし、毛糸が足りなくなつても困るので減らすことにする。
といふわけで、まだ減らしてはゐない。

年内にはムリな気がするが、この冬のあひだにはできあがるだらう。

ところで、ノールビンドニングに向いてゐるとおぼしき毛糸をもらつたので、早速試してみやうと思つたらこはいかに。
作り目の仕方を忘れてしまつてゐるではないか。
なんといふことだ。
あれだけ何度も何度も作り目ばかり作つてゐて、本を見なくても目を作れるやうになつてゐたといふのに。
ちよつとやらないだけでこれだからなあ。
年を取つてから覚えたことつてかうなのかもしれない。

棒針編みの場合、指にかけて作る作り目は忘れない。
どれだけブランクがあいても作り目だけは作れる。
Twisted German Cast-on だと、時間があくとちよつと戸惑ふこともある。
ゴム編みの作り目は大丈夫だな。ゴム編みの作り目はくつ下を編んでゐたころかなり作つたからかもしれない。

伏せ目も普通の伏せ目は、まあ普通に編むのとそんなに変はらないこともあつてか忘れることはない。
ゴム編みの伏せ目も、一目ゴム編みは大丈夫。二目ゴム編みはときどきちよつとアヤシいことがある。

考へてみるとくつ下を編むといふのは作り目や伏せ目の技法を体得するといふ意味ではとてもいいんだな。

ノールビンドニングの作り目は、それでも本を見ればすぐ思ひ出すので、まだましかもしれない。
最初からいきなりベレー帽などといふ大きいものを作らずに、さつさと作り目をして完成させられるものを作るんだつたな。
さうしたら作り目の方法も忘れることもなかつたらう。

ノールビンドニングははとても楽しい。
やつてゐると脳内麻薬が出るタイプの手芸だと思ふ。
ただ、糸をつなぐのが手間なんだよなあ。
もつと手早くかんたんに糸をつなぐことができればいいんだが。
糸をつなぐのが大変だから輪に編むときに段ごとに糸を変へ、追ひかけるやうに編む方法があるのだらう。
本では二色で編むことになつてゐるが、一色でこれをやつてみるかなあと思つてゐる。

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