7月の読書メーター
7月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1822
ナイス数:39
「振り仮名」があれば、学力は上がるのか (ポプラ新書 286)の感想
ふり仮名があれば「こんな漢字も読めないの?」と馬鹿にされることも地名や人名が読めなくて恥ずかしい思いをすることもだいぶ少なくなるのではないだろうか。三原順の『はみだしっ子』を文庫で読み直していて、1ページ丸々文章の部分が総ルビであることに気づき、ふとぱらぱらめくってみたらセリフは総ルビだった。それまで気にせず読めていたということだ。案外気にならないのかも。問題は映画の字幕が消えるのが早過ぎて読めないとか老眼だと読みづらいとかかなあ。教科書に勝手にルビを振って楽しんでいた身として、広まるといいなあと思う。
読了日:07月04日 著者:松本 大
AIは短歌をどう詠むか (講談社現代新書 2748)の感想
二年前の本だが、言語モデルのAIの説明や、そのAIがどのように言葉を処理しているのかが文章でわかりやすく説明されていると思う。また、なぜ生成AIの回答を鵜呑みにしてはいけないかもわかる。LLMのパラメータについて知りたくて読み返した。歌作りについていうと、AIと壁打ちをするのはよさそうとは思いつつ、歌作りの経験が浅かったり短歌のことをよく知らなかったりすると効果的には使えないのかもしれないなあ。
読了日:07月05日 著者:浦川 通
星貌 (堀田季何第3詩歌集)の感想
「1+1=1」を確認したくて手に取ったつもりが全部読んでしまった。やはり「星貌」の部分の、とくに破調の句は全然わからない。若いころに書いたものも多いのだという。でも、最初に読んだ時にも書いたように、どこかに詩的なものがあって、これはやはり詩なのだろう。「亞剌比亞」に顕著とこれも以前に書いた。「亞剌比亞」は沙漠の地を念頭に作った句も多いだろうと思われるのだが、どこかしっとりした感覚があるのがおもしろい。
読了日:07月13日 著者:堀田 季何
One of our Thursdays is Missing: Thursday Next Book 6 (English Edition)の感想
毎回きちんと一つの話は終るのに、前巻は「え、この続きはどうなるの?」といったところで終り、しかしこの巻ではその疑問はひとまずどこかに置かれてなかなか出てこない。また、主役が物語世界の存在なので、物語世界の存在は世の中をどう捉えているのかという説明が続くのがちょっとつらい。そこを乗り越えれば、というか、慣れてしまえば、いつものサーズデイ・ネクストである。そんなわけで前回読んだ時は星四つだったが(ほかの巻は全部星五つ)、今回は五つつけた。
読了日:07月13日 著者:Jasper Fforde
日記の練習の感想
「土産屋があり、手裏剣とまきびしが売っていた。」p22。手裏剣とまきびしが、何を売っていたというのか? え、だって、著者は歌人でもあるんでしょ? こんなことば遣いで、いいの? というのが衝撃的で、なんだか素直に読めなかった。今時「本屋で新刊が売っている」なんてみんな(主語デカい)口にすることなのだ。それをスルーできない器量の小ささよ。と思う一方で、やはり気になるものは気になる。編集者は何も云わなかったのだろうか、とか。もう少したって落ち着いたらきちんと読み返したい。
読了日:07月22日 著者:くどうれいん
世界の歴史教科書を読み比べてみた (星海社新書 383)の感想
この本を読むと、歴史の教科書を最初から最後まで授業で教えることにはそれほど意味がないのかもしれないという気がしてくる。あるものごとをどう捉えるか、どういう見方があるのかということがわかれば、あとは興味があるなら自分で調べればいい。なぜ何が原因でそうなったのかとか、その結果どうなったのかという流れを理解すれば、いつどこで誰がどうしたということも自然と頭に入ってくるのかな、とか。
読了日:07月26日 著者:東大カルペ・ディエム
The Woman Who Died a Lot: Thursday Next Book 7 (English Edition)の感想
エオーニスとの対決のくだりはまさにpage turnerで、「え、どうなるの? どうなるの?」とのめり込むように読んだ。前回読んだときはそれほど感心しなかったようだが(なぜだろう)、今回は全体を通して「やっぱりサーズデイ・ネクストはおもしろいなあ」と思いつつ読んだ。次が最終巻ということで、これまでの伏線などもだいぶ畳みにかかっているなあと思いつつ、「そうじゃん、まだ大きいのが残ってるじゃん」と次の巻への期待が膨らむ一冊。
読了日:07月31日 著者:Jasper Fforde
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