My Photo
July 2026
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

« 毛糸が減らない | Main | 更衣 »

Wednesday, 01 April 2026

3月の読書メーター

3月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1322
ナイス数:30

Project Hail Mary: A Novel (English Edition)Project Hail Mary: A Novel (English Edition)感想
いきなり一人称現在形で始まってびっくりしつつこれがなかなか効果的で、目の前でものごとが進んでゆくような感じで読める。回想場面は一人称過去形になり、いまどちらの話をしているのか即わかるのもまた効果的。最後は「阿倍仲麻呂ももしかしたらこんな気分になったこともあるのかなあ」と思ったり。読みやすく、過去の経緯も気になる一方現在直面している問題をどう解決するのかということも気になりつつ読み終えた。
読了日:03月15日 著者:Andy Weir
死んでいるかしら死んでいるかしら感想
「柴田元幸、シュールな内容のエッセイ集とか出してたよなー」と懐かしみつつ再読。本の題名でもある「死んでいるかしら」が秀逸で、よく出版社がこの題名を許したなとも思う。山本夏彦が『半分死んだ人』という題名で本を出そうとしたら「関西ではウケませんよ」と云われたという話も聞く。「死」はやはりどこかで禁忌で、でも山本夏彦や柴田元幸のように「自分はなんとなく生きていないかもしれない」と思っている人もいるんだな。柴田元幸はこんな感じのエッセイ集を二、三冊を出してその後ちょっと不思議な短篇集を出している。それも読みたい。
読了日:03月15日 著者:柴田 元幸
赤尾兜子の百句赤尾兜子の百句感想
赤尾兜子の俳句に興味があったのはもちろんのこと、藤原龍一郎の評も読みたかったので手に取った。でも自分にはまだ早かったかなあ。ただ、句作をする上で「もうこんなことは既にやつた人がゐる、やつた句がある」と知ることができたというのは大きい。
読了日:03月16日 著者:藤原龍一郎
夜長姫と耳男夜長姫と耳男感想
どうしたらこんな物語が書けるのだろうか。以前読んだはずなのにすっかり忘れていたことばかりで、はじめて読んだ時のように楽しめた。どうしても『贋作桜の森の満開の下』を思い出しながら読んでしまうのは、夢の遊民社等の芝居を見た人の内には避けられない向きもあろう。だから夜長姫は実在する。耳男も。ファンタジーのようで、リアルな話だ。
読了日:03月17日 著者:坂口安吾
はじめての短歌 (河出文庫 ほ 6-3)はじめての短歌 (河出文庫 ほ 6-3)感想
共感を呼ぶにはまず驚きを与えること。共感しそうなことを直接提示するのは逆効果。つまり共感を拒みたければ、共感を得られそうなことを提供すればいい、と。
読了日:03月29日 著者:穂村 弘
星の古記録 (岩波新書 黄版 207)星の古記録 (岩波新書 黄版 207)感想
金星過日の件ではちょっと『砂糖の世界史』を思い出し、シリウスの色の話では『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』を思い出す。中国の史書の記述を見ていると「記録、大事」と思ったり。いろんなものがつながって見える。そんな本だと思った。
読了日:03月30日 著者:斉藤 国治
和歌でない歌和歌でない歌感想
どこで読んだか失念したが、「歌よみに与ふる書」が出るまでは人々は日記や手帳、家計簿の隅にちょこちょこっと単に五七五七七というだけの和歌を書きつけたりしたものだったという話がある(本当かどうかは知らない)。ここに掲載されている歌の中には、そうした日記の端に書きつけてあったかもなあというものもあり、短歌(と敢ていうが)ってそういう感じでいいんじゃないかなあと思ったりするのだった。
読了日:03月31日 著者:中島 敦

読書メーター

« 毛糸が減らない | Main | 更衣 »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

« 毛糸が減らない | Main | 更衣 »