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Tuesday, 03 February 2026

1月の読書メーター

1月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:1491
ナイス数:47

百句燦燦 現代俳諧頌 (講談社文芸文庫 つE 2)百句燦燦 現代俳諧頌 (講談社文芸文庫 つE 2)感想
句会に参加すると他人の句の評をすることになる。その参考にはならないが、個人で手帳につけるのならいいかも、というか、「こんな風に読んでもいいんだ!」とも思う。読めるのならという条件付きで。旧字旧かなとは思えないほど読みやすい。ときに声に出して読みたくなり実際にそうしたほどの名調子だからだろう。そのくせ少しずつしか読めないのはこちらの力量不足だろうなあ。折に触れ読み返したい本。解説が橋本治で、「橋本治と塚本邦雄ってどう繋がってるの?」と思いながら読んだ。著者年表が詳しくておもしろい。
読了日:01月04日 著者:塚本 邦雄
Disruptions: Stories (English Edition)Disruptions: Stories (English Edition)感想
『高校のカフカ、一九五九』の9作を含む全18作の短篇がどれもおもしろい。カフカの短篇ではカフカ以外はみなフルネームで出てくるのにカフカだけ姓のみ。Kってことなんだろうか。またずっと現在形で語られているというのもおもしろい。全体的な印象としては、街全体がどうにかなってしまう話が多い気がする。どうにかなってしまった結果その反動が現れるとか、当局が流行に流されてしまうとか、proとconとが生じる、とか。あと、夏の話が多いんじゃないかな。現在の暑くてやりきれない夏ではなくて、どこか切ない感じの夏。
読了日:01月10日 著者:Steven Millhauser
小笠原鳥類 詩集 『感動のシャーロック・ホームズ』小笠原鳥類 詩集 『感動のシャーロック・ホームズ』感想
実を云うとよくわからなかったものの、読み終わったあとまた読み返した。多分登場人物(人物でないものもあるが)紹介からして詩なんだよね。小笠原鳥類の詩は『GOAT』の第二号ではじめて読んだ。詩というと改行が多くてページの下に余白があるもの、というイメージだったが、この人の詩は全然違う。この詩集にある詩もそうだ。よくわからないからわかりたい、という気持ちで読んだ。今後もそうやって読み返すのだと思う。
読了日:01月11日 著者:小笠原鳥類
鏡花氏の文章鏡花氏の文章感想
一読、「自分に足りないのは泉鏡花だ!」と悟る。中島敦も足りないけれども。
読了日:01月12日 著者:中島 敦
艶書艶書感想
うわ、怖い。読み終わってぞっとする。短い話なのにな、と思うが、短いがゆえかもしれない。
読了日:01月13日 著者:泉 鏡花
恥感想
山本夏彦だったろうか、子供の頃学校の先生に「三木露風には姉がいたか?」と訊かれて「わからない」と答えると、「「十五で姉やは嫁にゆき」と「赤とんぼ」にあるじゃないか」と云われたという。作家は自分のことを作品にすると思いこんでいる人は和子だけではない。作家に限らず映画やドラマで演じている役と俳優との違いがわからない人がたくさんいる。太宰だって誰かのファンだったりしたことがあるだろうし、和子のうち幾許かは作者そのものなのかもしれないと思わないでもない。
読了日:01月13日 著者:太宰 治
歌行灯歌行灯感想
「それで「東海道中膝栗毛」だったのか」とか、「それでなんだか趣味人のような感じだったのか」とか、謎解き話のように読んだ。因果話のようにも感じるところがこの時代の小説だなあ。
読了日:01月14日 著者:泉 鏡花
きりしとほろ上人伝きりしとほろ上人伝感想
歌舞伎では蘇我入鹿や菅原道真の芝居でも登場人物の出立は江戸時代のそれ(と今は乱暴にくくってしまうが)なのはおかしい、という話もあるが、なに、聖書を題材にした西洋画だって画家の生きた時代・場所の風俗をそのまま描いているじゃあないか。それと似た感じがしておもしろい。
読了日:01月15日 著者:芥川 竜之介
砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書 276)砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書 276)感想
子供の時に読んでいたら「歴史を勉強したい!」と思ったに違いない。ただ、日本語がときどき不思議。「人口の三人に一人」とか。人口の三分の一といいたかったのだろうか。あと接続詞の使い方がちょっと独特。
読了日:01月21日 著者:川北 稔
戯作三昧戯作三昧感想
太宰治の「恥」を読み返したのでこちらも。「恥」の戸田もこんなようなことを考えることもあったのかも?」などと思いながら読み返す。読み返していて、山田風太郎の『八犬傳』を思い出し、あちらも読み返したいなと思う。いい本だ。
読了日:01月23日 著者:芥川 竜之介
シン・短歌入門 (NHK短歌)シン・短歌入門 (NHK短歌)感想
著者は結社に入った方がいい派で、理由を読むと納得するのだけれど、難しい気がしている。まず、周りに結社に入っている人がいないというのが大きいかもしれない。つまり周りに短歌や俳句を作る人がいないということだ。ということは入った方がいいのか。むー。初心に帰ろうと思って読み返したが、悩みが増えてしまった。短歌入門としてはとてもよい本ということは変わらないが。
読了日:01月24日 著者:笹 公人
20週俳句入門 (角川ソフィア文庫)20週俳句入門 (角川ソフィア文庫)感想
句暦2年ちょい。いま読むと「そういうことなのか!」と目から鱗が落ちる落ちる。しばらく初心に帰ってこの本の通りに句を作っていこうかと思う。毎週四〜六句程度の名句を覚えよという課題があることにも頷くばかりだ。俳句も短歌もそうだけど、詩って記憶して何気ないときにふっと口をついて出てくるようにならないと身になった感じがしない。耳にしていたように不思議なことも云っているが(炬燵はジジむさくて若者なら暖炉だ、とか、女の人の作る句ならこうだ、とか)、そこは書かれた時代、著者の生きて来た時代の問題なんだろう。
読了日:01月28日 著者:藤田 湘子

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