たとへば『アマデウス』
映画『アマデウス』は、天才を知りながらその天才には及ばない者の苦悩を描いた作品、といふやうな話を聞く。
さうだらうか?
いや、まあ、さうかもしれない。さういふ面もある。
でも、なんていふか、それつて全部アヤシい話つて感じがしない?
あの人物がサリエリかどうかも含めて、さ。
『フランケンシュタイン』もさうだと思ふんだよね。
あれつて、船でたまたま出会つた人から聞いたことを手紙に書いて送つた話でせう?
どこまでほんとでどこまで作り話なのか。
定かではない。
フランケンシュタインの怪物の孤独、みたやうな話があるけれども、それもまたどこまで信用していいのか。
さういふ話だと思ふんだけどなあ。
真剣にすべてを信じてはいけない、といふかさ。
まあ自分がさういふ話が好きといふ話なんだけどさ。
メタ、といふのか。
ちよつと「シャブ浜」の、どこまでが幻覚でどこまでが現実なのかわからない感じが好きなのに似てゐるかもしれない。
# そんなことない?
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