体力のない悲しみ
「体力がない」でWeb検索をかけると、「体力がない人の仕事術」といつたやうな仕事と関係のある結果しか出てこなくてがつくりきてゐる。
ただでさへ体力がなくてがつくりきやすいといふのに。
仕事ができないのももちろんなんだけど、趣味の時間も取れないんだよね、体力がないと。
たとへば展覧会。
美術館に行きたいと思へども美術館はあまりに遠し。
といふか、駅から結構歩く美術館が多い。時にバスに乗つてもバス停からさらに距離があつたりする。
さらに、館内で歩くは歩くは。
しかも普通の歩き方ではない。
ゆつくりゆつくり、場合によつては他人のペースに合はせて歩く必要がある。
これ、体力ないとつらいんですわ。
体力のない人間は自分のペースで歩かないと即疲れる。
駅伝なんかでも一人旅の方が記録が伸びたりすることがあるでせう。
他人に気をつけながら気を遣ひながら走る(歩く)のは疲れる。
スリップストリームを使つて、といふか、とにかく前をゆく走者のあとにぴつたりつけてゴール手前で追ひ抜くなんてな選手もゐるけれど、どんだけ体力おばけなんだらうと思ふ。
自分の例でいふと、十二月一月にかけて、なかなか芝居を見に行けない。チケットを取つてあつても寝込んでしまつたりする。
また、平日の夜でないと見られないからと映画に行つては躰を壊してしまつたりする。そんなわけでもうしばらく平日の夜の上映には行けてゐない。
体力がないせゐで我慢しなければならないことが多すぎる。
我慢しなければいいのかもしれないが、さうするとあとでしつぺ返しが来て寝つかなければならない。
多分に、他人と比べて体力がないことに気がつかずにここまで来たといふか、薄々気づいてはゐたけれど気づかないふりをして来た代償なのだと思ふ。
もつと早い時点で気づいて対処してゐればこんなことにはならなかつたのかも。
そんなわけで、今月は加賀見山を見に行けてゐない。
まだあと三日くらゐあるけれど、おそらく行けないだらう。
あーあ。
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