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Monday, 19 January 2026

詩心

一生懸命歌集とか句集とか読んでゐるけれど、どうも自分には詩心といふものが欠けてゐるやうな気がしてならない。
辞書を引くと、「詩心」には「詩を作つてみやうと思ふ心」といふ意味もあるさうで、それならば短歌だとか俳句だとかを作らうといふ気持ちはあるのだから詩心はあるのかもしれないと思ふ一方、「趣」とかなんとかには弱いやうに思ふ。
これまで詩とはあまり縁がなかつたからなあ。
なんといふか、「ポエム」といふ呼び方がいけない気がしてゐる。
「詩」つていへばいいのに、と思ふのだ。
それもいろいろむつかしいらしいといふのはあとから聞いた話で、もともと日本では「詩」といふと海外の詩、もつといふと、えうは漢詩のことで、和歌なんかは詩ではないといふことになつてゐて、その「詩」といふことばを明治以降西洋の作品にもあててしまつたのが混乱のもとだといふ。
ところが、なんかかう、「詩」といふものが、自分の認識してゐる「詩」と全然違ふものらしいといふことに最近気がついた。
『GOAT』の第二号を読んでゐたら途中に現代詩が何篇か載つてゐて、これがもう、「これが詩なのか!」といふ感じでインパクトの瞬間ヘッドが回転してしまつたのである。
これ、ね、「ポエム」ぢやないですよ。そんなふにやんとした感じのことばでは語れない作品だと思ふ。
「詩」。もしくは「現代詩」。
さう呼ぶのがふさはしい気がする。
豊崎由美と広瀬大志の『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない! 萌える現代詩入門』が俄然気になつてくるが、この本を読むよりもひとまづは『GOAT』に作品を寄せてゐた詩人の詩集を読む方がいいかなあ。
詩心がないから読んでも意味ないか知らん。

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