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Wednesday, 01 October 2025

9月の読書メーター

9月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1271
ナイス数:33

塚本邦雄の百首 (百首シリーズ)塚本邦雄の百首 (百首シリーズ)感想
最近の読者の塚本邦雄(作品、だろう)の捉え方はどうも何かがちがって、それは全集を読んでいるからだろうという話に興味を惹かれた。自分もそのひとりだからだ。塚本作品に触れようと全集を読むが、どうものっぺりとしか理解できていない気がする。例えるなら先輩から『ドラゴンボール』を勧められて一気読みし、何がいいのかわからないと云っている若い人のようなものか。連載中だったら毎週、また毎巻次の展開を思い浮かべながら読むのだろうが、一気読みではそうはいかない。塚本邦雄作品もできれば歌集の形で触れられたら、と思った。

読了日:09月07日 著者:林 和清
すごい科学論文 (新潮新書 1084)すごい科学論文 (新潮新書 1084)感想
ものごとの捉え方がとてもポジティヴな人だと思った。AIの進化とか、ちょっと不安を覚えるんじゃないかと思うけど、この本ではそうでもない。なるほど、こういう考え方もあるか、と参考になった。雑誌『俳句四季』で堀田季何が紹介していたので読んでみた。堀田季何は俳句と科学との類似点としてものごとをつぶさに観察し新たな認識/発見を得ることと書いている。この意見も参考にしながら読んだ。いまは雑誌を自由に読める環境にはいないが、『Nature』誌のメールなど、読めるものは読んでみようと思う。
読了日:09月13日 著者:池谷 裕二
決定版 名所で名句 (角川ソフィア文庫)決定版 名所で名句 (角川ソフィア文庫)感想
落語の「道灌」じゃないけれど、「ああ、自分は先人の句を知らない」と思い読み返す。名所の紹介の方に紙幅が割かれているが、名句の鑑賞の仕方も改めて学びなおす。俳句の鑑賞は人それぞれと思うけれど、闇雲に読んでもわからないこともある。この本からは「あ音が多くてどう」とか「う音が多くてこう」という鑑賞の仕方を学んだ。
読了日:09月14日 著者:鷹羽 狩行
人類の午後 (堀田季何第四詩歌集)人類の午後 (堀田季何第四詩歌集)感想
前奏・I・II・Ⅲ・後奏の五章立てで、前奏を読んだところでしばらく続きを読めずにいた。冒頭の「水晶の夜映冩機は碎けたか」と前奏最後の「自爆せし直前仔猫撫でてゐし」が強烈だった。多分自爆するテロリストというのは特別な存在ではない。仔猫がいたらそっと手を伸ばして撫でる、そして仔猫も撫でさせる、そんなどこにでもいるような存在なのだろう。これは読んだ瞬間に情景が見えた例で、高度に圧縮されていて解凍しつつ味わってゆく句もたくさんある。跋を読んで再読したい気分になり読み返した。楽しいばかりではないが好きな句集だ。
読了日:09月20日 著者:堀田 季何
日本語再定義日本語再定義感想
読んでいて「何を云っているのか?」と理解できないことしばしばだったが、「言霊師」を自認する文章を見て「そういうことなのかも?」と思った。といって、「言霊師」とは何かもよくはわからないのだが、「言葉本来の意味を理解し使用する人」そしてそれを以て「世界を変えようとするもの」だろうか。どうやら今は「言霊師」を名乗る人が大勢いるようだが、著者のいう「言霊師」はちょっと違うように思う。「言葉使い師」はどうだったかな。読み返してみるか。
読了日:09月29日 著者:マライ・メントライン
言葉使い師言葉使い師感想
マライ・メントラインのいう「言霊師」が言葉の本質を突いて言葉を使う人のことを指すのだとしたら(仮定)、「言葉使い師」は言葉自体が自由に動けるよう言葉を使う人、だろうか。久しぶりに読み返したところ、どの作品もおもしろく読めた。神林長平作品の登場人物のセリフはちょっと気取っていて気障なところがたまらなく好きだ。どことなく萩尾望都のSF作品にあるような設定がある気がする。
読了日:09月30日 著者:神林長平

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