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Saturday, 01 February 2025

1月の読書メーター

1月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1275
ナイス数:40

病牀六尺病牀六尺感想
本当に寝起きもままならないような病人が書いているのかと思うが、読んでいくと最初のうちは訪問客についての描写があるが、だんだん減っていくように感じる。俳句の鑑賞についてはいままで触れたことのあるものとはかなり異なるように思った。求めている先が違うとでも云おうか。絵のことはよくわからないのだけれども句の鑑賞の延長のようなつもりで読んだ。本人はもちろん、ご家族もさぞかし大変だったのではと推測するが、そういうことは書かれていない。確か岸田森が晩年の子規を演じたドラマがあったように思う。見てみたい。
読了日:01月03日 著者:正岡 子規
小説・落第忍者乱太郎ドクタケ忍者隊最強の軍師小説・落第忍者乱太郎ドクタケ忍者隊最強の軍師感想
アニメ版で一番好きなのは食堂のおばちゃんが燃え尽き症候群になる段(そういうサブタイトルではないが)な自分が見ても楽しいのだろうかと悩みつつ見に行った映画はとてもおもしろく、原作小説が復刊されていたことを知り読んでみた。登場する国(というか)の状況や他国との関係などがわかりやすく、また映画が原作を生かしつつ映画独自のエピソードをうまく展開していることに唸る。忍者の用いる武器の図解などもあって親切。
読了日:01月04日 著者:阪口 和久
遅考術 じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」遅考術 じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」感想
認知バイアスがあるのは仕方がない。どういうものがあるかを弁えてそれに対処するようにしようという本だと受け取った。それはそれとして、家族も友達もみな陰謀論を信じている状態を考えた場合、ひとり遅考術を使い「そうじゃないんだ」と抵抗するのはとても難しいのではないかという気がした。そういうときはアダム・グラントの『Think Again』を参考にするのかなあ。これもまた時間がかかるよっていう話だ。
読了日:01月13日 著者:植原 亮
悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—感想
中島敦が西遊記を書いていたらどんなだったろうと妄想しつつ再読。
読了日:01月18日 著者:中島 敦
悟浄出世悟浄出世感想
『荘子』に出てくる人たちへの違和感がちゃんとことばにされている。
読了日:01月18日 著者:中島 敦
差別感情の哲学 (講談社学術文庫 2282)差別感情の哲学 (講談社学術文庫 2282)感想
高校に入るまでは女の人への差別を問題だと思っていたところ、米国でそういう活動をする団体の人たちと話す機会があり、「それって男の人から機会を奪うことにはならないのか?」と疑問に思ったあたりから、ではどうあればいいのかわからずにいる。そういう人間には向いている本だと思う。奴隷の子孫と奴隷を使役していた人の子孫とが仲良く暮らせる世の中がいいのだろうか。現在の「多様性」は逆差別なんだろうけど、その「多様性」というお題目がないと差別がなくならないというのが問題なんだろうなとは思った。
読了日:01月19日 著者:中島 義道
天才による凡人のための短歌教室天才による凡人のための短歌教室感想
今回はじめて短歌を作ることを目的として読んでみた。そうして読むと、いままで読み飛ばしていたのか読んでも忘れていたのかわからないが、そうした点がいくつも見つかった。なんとなくだが、俳句に比べて短歌の方が師系とかうるさくなさそうだし、結社に入っている人も少ない感じがする、というのもそのひとつ。短歌を作っているあいだは今後も読み返す本だと思う。
読了日:01月23日 著者:木下 龍也
はじめての短歌 (河出文庫 ほ 6-3)はじめての短歌 (河出文庫 ほ 6-3)感想
中年の男の人が平日の昼間に公園でしゃがみこんでいると職務質問に合う、そんなことはこどものころはなかったように思う、というようなことが書かれていて、現在はもっと厳しくなっているんだろうなという気がした。なんだろう、「ボブ」とか「だあだあおじさん」のような人への非許容の結果といえばその通りだけれど。歌舞伎座などを見ても六代目の舞台の中継などは客席の子どもの泣き声なんかも入っていたりするけど今はそんなものは許されない。全体的に人は人を縛る世の中になっていると思う。だから短歌や俳句が流行るのかもしれない。
読了日:01月24日 著者:穂村 弘

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