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Monday, 06 January 2025

連休中は進まなかつたのに

Puppy New 2 Ply で編んでゐる斜交ひカウルはだいたい真ん中くらゐまできた。
ほんたうは九連休のうちにせつせと編むつもりだつたのに、休みのあひだは大して編めてゐない。
結局この年末年始の休みにはなにもしなかつた気がする。
映画と芝居にせつせと行つてゐたからかもしれない。
どうも出かけると休んだ気にならない。
でも映画にも芝居にもふだんはなかなか行けない。
一時、映画には終業後にレイトショーなどを見に行つたこともあつたが、さういふことがつづくと大抵体調を崩してしまふことに気づき、行けなくなつてしまつた。
つまらない人生だ。

一応、出かけるときは編みかけを持つて行つたりもしたのだが、編んでゐる暇がなかつた。
実際には電車で移動中なんて最高のあみもの時間だつたりはしたけれど、日本は電車の中であみものしてゐて他人にけがをさせた事例があるんださうで、「世界の車窓から」で見るよその国の電車の乗客のやうに編めたりはしない。

なぜか今日になつて斜交ひカウルが進んだ。
仕事からの逃避かな。

Friday, 03 January 2025

Podcastを聞いてゐる

BBCのPodcastをいくつか聞いてゐる。
最初のうちは英語学習のPodcastを聞いてゐたが、最近気に入つてゐるのは「More or Less」「Moral Maze」「Cautionary Tales」「Infinite Monkey Cage」の四つだ。「Moral Maze」は一時間近くかかるやうになつてしまつたのであまり聞かなくなつてしまつてゐるけれど。

その「Moral Maze」を、ここのところちよつと移動時間が長いので聞いてみた。
モラル的に見て民主主義はどうか、といつた内容だつた。
「Moral Maze」はラジオ番組で、司会が一人、パネリストが四人、ゲストが四人で構成されてゐる。
ゲスト一人につきパネリストが二人一人づつゲストとことばでバトルする。
民主主義回のゲストは、
1. シンガポールのやうな一党独裁的な状態をよしとする記者
2. アナーキスト
3. 英国共産党員
4. ……いつも寝てしまつてわからない。とほほ
といつたところだ。

ゲストの部分を見てもわかるやうに、正直云ふとわからない部分が多くて、もう三回くらゐは聞いてゐるのだが、なかなか四人目にたどりつかない。
わからないからと聞き直すのだが、そのたびに「君が英国で書いてゐるやうな記事をシンガポールで書いたら即逮捕だよ」と云はれてしまふ一番目、「アナーキーな状態とは」をうまく説明できない二番目、「中国では選挙で正当に議員が選ばれてゐる」と主張する三番目といつた主張を聞いてゐると「……ヲレはなぜこんなことを何度も聞いてゐるのか」といふ気分にはなる。
最近では「民主主義のいいところつて、かういふ人たちでも自分の意見を主張できるところ?」と思ふに至つてゐる。

多分、きちんと理解できる日はやつてこないのだが、しばらくは四人目を確認するために聞き続けるのだらう。

Thursday, 02 January 2025

思ふやうに編めない

あまり編めてゐないの連休ももう終はりが見えて来た。
九連休なんてあつといふ間だな。
編めない理由はいくつかあつて、ひとつには「見るものがないから」だ。
いま編んでゐるのはひたすらメリヤス編みと裏メリヤス編みをくりかへすものだから、いはゆるmindless knittingに近いものがある。
連休前はドクター・フーを見るつもりだつたのだが、最新作はディズニー+でしか見られないんだよね? Huluで見られる分だけ見てもいいのだけれど、そんなわけでちよつと尻込みしてゐるあひだにもう一月二日である。
編めてゐないのにノールビンドニングもはじめてしまつたしな。だつてしたかつたんだもん。
あみものもノールビンドニングも、完成する日は果たしていつだらう。

Wednesday, 01 January 2025

編み正月

去年の冬は腱鞘炎でまるで編めず、もうこのまま毛糸も無駄になつてしまふのだらうかと思つてゐた。
それがこの冬は編めるやうになつて、編んでばかりゐる。
ただ、毛糸はそんなに増やしてゐない。またいつ編めなくなるかわからないしね。

いまは2枚目の斜交ひカウルを編んでゐるところだ。
1枚目はくつ下毛糸で編んだ結果、二重になる部分がちよつと暑すぎることがあるのでPuppyのNew 2 Plyでリヴェンジ中。
くつ下毛糸で編んだ方も寒くなつてきてからはよく使つてゐるけれどもね。
2枚目はちよつと工夫をする心算ではある。

ほんたうはノールビンドニングもしたくて毛糸も買つてあるのだけれど、なかなかそちらには手をつけられずにゐる。
いまは寒いがすぐにあたたかくなつてしまふんだらう。
なんとかしていろいろ編みたいのだがどうしたものか。

12月の読書メーター

12月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1250
ナイス数:24

カフカ俳句 (単行本)カフカ俳句 (単行本)感想
編者の「句(と敢えて呼ぼう)」の抜き出し方がすばらしく、とてもおもしろく読んだ。ただ気になるのは、「あるある」とか共感を覚えるか否かに関わる文言が評の中に多いように感じたことだ。共感を覚えないことや違和感のあることに目を向けた方がおもしろいことも増えるように思うがなあ。俳句にしてもカフカの作品にしても、そうなのではないだろうか。無論、共感を覚える一言・一句に救われるということはあるし、それも素晴らしいことだと思っているけれど。
読了日:12月03日 著者:フランツ・カフカ
すごい短歌部すごい短歌部感想
歌集や句集にはひたすら短歌や俳句が連ねられていて、「これはどう読んだらいいのだろう」と悩むこともしばしばだ。勿論なんだかよくわからなくても「なんとなく、これ、好き」でいい。でもこの本の木下龍也のようにちゃんとことばにしてもらえると短歌や俳句の楽しみ方の一端がわかるような気がする。当然木下龍也の読みなわけで読者ひとりひとりの読みが別にあるわけだが、手引きがあるのはありがたい。
読了日:12月13日 著者:木下 龍也
連句の教室: ことばを付けて遊ぶ (平凡社新書)連句の教室: ことばを付けて遊ぶ (平凡社新書)感想
『おくのほそ道』を読んでいたら連句も一緒に掲載されていてこの本のことを思い出した。和光大学の講義で連句を教え学生に付けさせるさまを見ていると、「転じる」こと、目の前にある文章から離れた発想をことばにするむつかしさを感じる。だいたいそんなこと学校では教わってこないしね。でもできるようになったら楽しいだろうなあ。川本喜八郎の人形アニメーション『冬の日』を褒めているのに改めて気がついた。川本喜八郎は『冬の日』は連句としてなっていないとその筋の人たちに云われて懲りたという話だったけど、評価している人もいたのだ。
読了日:12月16日 著者:深沢 眞二
A Christmas Carol (Illustrated) (English Edition)A Christmas Carol (Illustrated) (English Edition)感想
君子は豹変す、という。ブレないなんてのはくだらないことなのだ。自分が間違っていたことがわかったら即あらためる。それが君子であり、悪いことをやめるのはブレることではない。最終的なスクルージの姿にそんなことを思う。
『ドクター・フー』のチャールズ・ディケンズ回で「God Rest Ye Merry, Gentlemen」が流れる場面があって、この物語の冒頭にこの歌の歌詞が出てくるのを知り、「このころからあった歌なんだなあ」とやはりこの時期になると口ずさんでしまう。
読了日:12月21日 著者:Charles Dickens
飛ぶ教室 (新潮文庫)飛ぶ教室 (新潮文庫)感想
こどものころのことを忘れないというところから、そういえば『クリスマス・キャロル』のスクルージは最初にこどものころのことを思い出すよう仕向けられるのだったなあと思い出す。
何度読んでも「頭のいい生徒」と「成績のいい生徒」が別というのがすばらしく感じられる。映画化作品のうちの一つでは一人にされてしまうのではなかったろうか。そして「頭のいい生徒」には禁煙さんと道理さんのような関係になる相手がいない。そのうちできる? どうだろう。
読了日:12月25日 著者:エーリヒ ケストナー
後宮小説(新潮文庫)後宮小説(新潮文庫)感想
第1回日本ファンタジーノベル大賞の告知があった時、こんな物語が出てくると誰が想像したろうか。勝手な予想だが、応募作の多くはいわゆる「剣と魔法」的な物語だったのではないか。第1回の受賞作がこの小説で本当によかったし、そのためその後の受賞作も俗にいう「ファンタジー」にとらわれることのない不思議な小説が多かったのだろうと思う。際どいことをそう感じさせないように書いていて、これはこの後の酒見賢一作品に通じるところがあるなあと思う。再読。
読了日:12月31日 著者:酒見 賢一

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