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Sunday, 01 December 2024

11月の読書メーター

11月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1630
ナイス数:30

幻象録幻象録感想
前々回の米国大統領選の時カメラに向かって「ポリティカル・コレクトネス(以下PC)にはうんざりだ!」と叫ぶ米国の人がいてなぜPCはそう受け取られてしまうのか、ちょっとわかった気がする。戦時下、戦争賛美の歌を作った歌人が多かったのは、それまで役に立たないと思われていたものが役にたつうれしさから、という話にも納得すると同時に恐ろしい気がした。役に立たなくてもいいんだよ、とかね。王徽之くらいの気持ちでいきたい。著者の書くことが必ずしも全て正しいわけではないが、とても参考になると思った。歌の読み方の参考にもなる。
読了日:11月03日 著者:川野芽生
「腸と脳」の科学 脳と体を整える、腸の知られざるはたらき (ブルーバックス B 2273)「腸と脳」の科学 脳と体を整える、腸の知られざるはたらき (ブルーバックス B 2273)感想
最終的には規則正しい生活とバランスのとれた食事を心がけましょうということになってしまうが、こんなことが研究されていてまだまだはっきり云えないことも多いとなれば、今後この道を目指す人も出てくるのではあるまいか。出てきてほしいと思う。参考文献や索引があって嬉しい。スカトロジー的な話が苦手な人にはちょっとつらい本かもしれない。
読了日:11月06日 著者:坪井 貴司
パティさんの編み物知恵袋パティさんの編み物知恵袋感想
理解していれば忘れないと書いてあるけれど、多分理解していても忘れる。友人が貸してくれた本なので、買うと思う。ゲージを取って自分で計算してヴェストを編んだことがあつていまでも寒い時にはよく着るけれど、「クッキー算」と云われた方がわからないと思うし、あまり日本語がこなれていないなあと思う箇所もある。二色刷りなので本当だったら違う色にした方がいい編み目の色が同じ色でわかりづらいところもある。でもこれも写真とかにしちゃうともっとわかりづらいんだろうということを橋本治の編み物の本を読んだことのあるものは知っている。
読了日:11月06日 著者:パティ・ライオンズ(Patty Lyons)
八犬傳 上 (角川文庫 や 3-12)八犬傳 上 (角川文庫 や 3-12)感想
映画を見てきて再読。虚の『南総里見八犬伝』の件はダイジェストなのにそう思わせない面白さ。実も馬琴と北斎とのやりとりの妙や馬琴自身の出自・暮らしがこちらも興味を引くように描かれている。新聞連載の頃から大好きだった小説。挿絵が切り絵なのも気に入っていた。同時期に司馬遼太郎が『箱根の坂』を新聞に連載していて、「新聞の連載小説ってなんて面白いんだろう」と思っていた。
読了日:11月14日 著者:山田 風太郎
八犬傳 下 (角川文庫 や 3-13)八犬傳 下 (角川文庫 や 3-13)感想
今年は『ルックバック』『それいけアンパンマン! ばいきんまんとえほんのルルン』と創る者にとって響きまくる映画が公開され、『八犬伝』もこの原作にもうちょっと沿ったクライマックスとラストにしていればそうなっただろうになあと思うとちょっと残念だ。見に行く前にそうなるといいなと期待していたからだ。まあそれは原作で読めるからいいか。この版と新装版とどちらも読書メーターで最近読んだという人があまりいない。映画が公開されたというのに書店に行っても原作本が並んでいない。それもまた残念なことだ。
読了日:11月26日 著者:山田 風太郎

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