My Photo
May 2025
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

« September 2024 | Main | November 2024 »

Monday, 28 October 2024

マーガレットを編みたい

Clapotisをぼちぼち編んでゐる。
次はくつ下かマーガレットといふかshrugが編みたいと思つてゐる。
それでshrugのパターンをいろいろと探してゐるのだが、どうもこれといふものが見つからない。
考へてみれば、まづ袖口として円筒を編み、いいかなと思つたら平たく編み、またいいかなと思つたら円筒に戻せばいいのではないかといふ気もしないではない。
さういへばドミノ編みの本にshrugがあつたなあ、と思ひ出したりもしてゐる。
ただ、円筒部分が重たくなるさうな気がするんだよね。そこは編んでみないとわからないかなあ。

だが、待てよ。
Clapotisをいい感じの長さに編んだら、shrugになるんぢやあるまいか。
といふわけで、早いところClapotisを編んでしまへ、といふことなのかもしれない。

Thursday, 24 October 2024

歌と句と

Blogを書いてゐない間にはじめたことに短歌と俳句とがある。

俳句は東京マッハを見に行くこと数年、飛騨高山にも北軽井沢にも行つて、「句会がしたい!」とくるほしく思つてゐたが、基本的に単独行動が好きな人間に句会などできるはずもなく、「作らない句会がしたいなあ」と思ひつつ日々過ごしてゐた。

短歌はNHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』を見てはじめた。あら、ミーハー。

で、しばらくは短歌を書いてゐたのだが、あるとき本屋で『花と夜盗』に出会ふ。小津夜景の句集だ。
これを読んで「俳句、いいぢやん」と思ひ、ついで堀田季何の句集『人類の午後』を手にすることになる。
決まりだね。俳句すごい。

といふわけで、NHK文化センターのオンライン俳句講座に参加したのが去年の十月のことだ。
以来、「類想ありですね」「山本山ですね」「説明ですね」と云はれながらもつづけてゐる。

それで短歌はやめたかといふとさうでもなくて、今年の五月ごろTiktokとTwitterで角川主催のネット歌枕発掘プロジェクトといふ催しがあり、せつせと歌を作つては投稿してゐたところ、準賞を頂戴し、毎月角川『短歌』を送つてもらへるやうになつていまに至る。

俳句は教はつてはゐるけれど、短歌はまつたく一人で作つてゐて、なんといふか、やつぱり単独行動が好きな人間には向かないことをやつてゐるのかもしれない、と思つたりもしてゐるのだつた。

Wednesday, 23 October 2024

デジタル矢立と友人は云つた

八月下旬、キングジムのブギーボードを購入した。モデルはboogie board BB-1GXだ。
ブギーボードは以前からほしかつた。
店頭で試し書きしたところあまりにも書き味が好みなので、友人の誕生日にふせんサイズのBB-12を買つたことがある。
それ以来自分でもほしいと思つてゐて、ちよつと忘れてゐたのだが、突然思ひ出して買つてみた。

BB-1GXはだいたいA5くらゐの大きさで、電池の交換はできない。
スマートフォンに専用アプリケーションを入れて、書いたものの大半は記録してゐる。
これがなかなか使ひ勝手がよい。

これまでも、自分はまあまあメモを取る方だと思つてゐた。
とはいへ、ムラつ気があるせゐか書かない時はなにも書かなかつたりもするし、やる気が全然出なくて書けないときもある。
ブギーボードが来てからといふもの、以前よりずつとメモを取るやうになつた。
多分、理由は以下の3つだ。
1. 取り出す時にストレスがない
2. 書いたら消せる
3. 書いたものを残せる

とくに1は大きいと思ふ。
メモ帳とかノートを出してきてペンを手に取るといふ一連の行動をめんどくさいと思ふことがあつたことに気がついた。
ブギーボードだと出したらすぐ書ける。ペンがなければ爪で引つ掻いてもいい。
手に取つてから書くまでの負担が少ないのだ。

また、2と3にも思ふところはある。
いままでは無意識のうちに「こんなくだらないことを書いたら紙やインキがもつたいない」と考へてゐたのだと思ふ。
とくにちよつといいメモ帳やノートだと「こんなこと書いてもいいのだらうか……」と思つてゐた節がある。
ブギーボードにはそれがない。
五万回は消去できるといふから、一日に十回消しても十三年はもつ計算だ。
#ほかの部品が劣化するのではないかといふ気もしないではないが。
ちよつと書いてはさつと消す。
気になるものは残す。
いいぢやないか、ブギーボード。

ただ、ブギーボードを使ふことで自分がメモを取ることに対して構へてゐたことがわかつたので、これからは紙のメモ帳を使ふときに「自分はかう考へてゐるけど、そんなの無視していいから」と自分に云ひ聞かせることにすればなんとかなるやうな気もしないではない。
また、iPadとApple Pencilでブギーボードとおなじやうなことができるのではないかと考へてもゐる。

とはいへしばらくはブギーボードを愛用するのだらう。
軽いといふのも重要な点だ。

Tuesday, 22 October 2024

Celtic Bookmarkを作る

タティングレースにもぼちぼち手をつけてゐる。
写真はタティングをはじめたばかりのころ作りたいと思つてゐた栞だ。
LaRae MikuleckyのデザインしたCeltic Bookmarkである。
当時も作らうとして挫折した。スプリットリングがうまく作れなかつたからである。

Img_8421-2

この栞は四つの部分からできてゐる。
一番目の部分では1段14個のスプリットリング2段のモチーフを作る。
二番目では四隅にリングのある四角形のモチーフを7つ作る。
三番目では一番目と二番目とを組み合はせてチェインとリングでつなぎ合はせる。
モチーフ同士を組み合はせるとセルティック・タティングらしい形になる。
四番目ではチェインで全体を縁取る。

こんな具合で、そんなにむつかしい技法があるわけではない。
四番目のチェインをつなぐときにちよつとしたコツが必要だが、それは作り方にしたがつてつなげば問題ないし。
初心者のころはスプリットリングをうまく作れなかつたからできなかつたのだと思ふ。

ただ、今回作つてみて、二番目のかんたんな四角形のモチーフをきちんと作るのがむつかしいなと思つた。
それで栞全体の形がきれいにできてゐない気がする。
次に作ることがあつたら、気をつけたい。

今回はオリムパス金票40番のCol.656を使つた。渋い紫色で、この栞にあつてゐると思ふ。作り方には20番のレース糸を使ふやうに書いてあるので、だいたい同じやうな太さなのではないかとも思ふ。
モチーフが重なつてゐるので栞にしては厚みがあるが、実際に使つてみると厚みは気にならない。
多色遣ひで作つてもおもしろさうなので、そのうち再挑戦したいと思つてゐる。

Monday, 21 October 2024

編んでゐる

Clapotisを編んでゐる。
今月の頭に編み始めて、半ばは過ぎたと思ふがまだまだ先は長い。
毛糸はSchaferのAnneといふ廃番糸で、light fingering weightといふから合細から中細のあひだくらゐだらうか。
Clapotisはもつと太い糸で編むスカーフであるが、以前やはり合細くらゐの毛糸で編んだことがあつて、とても使ひ勝手がよかつた。残念ながらある日電車に置き忘れてそのまま出てこなかつた。
そんなわけであのスカーフふたたびと思つて編んでゐるのだが、なかなか進まない。
ひとつには、バイアスに編むからといふことがあるだらう。
斜めに編んでゐるからなかなか縦にのびていかない。
ねぢり目が多いのも理由のひとつかもしれない。Clapotisはところどころでわざと目を落とすのだが、その前後をねぢり目にして目が広がらないやうにしてゐるのだ。
さらに、目数リングが多いのも速く編めない理由だらう。全部で17個(必要な数は18個)編み針にぶらさがつてゐる。

この目を落とすといふのが案外楽しい。
いつもだつたらまづやらないことだからかもしれない。
そんなわけで、ぼちぼち編んでゐる。
ああ、糸が細いととかいつまでも暑いといふのも進まない理由か。さうだね。

Thursday, 10 October 2024

9月の読書メーター

9月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:879
ナイス数:36

中学生から知りたいパレスチナのこと中学生から知りたいパレスチナのこと感想
パレスチナのことに限らず、「ものごとはこうやってとらえる/考える」という本かと思う。ほかの地域の問題、地域にかかわらずなにか問題だと思われるものはこうして考えていくといい、というような。既知のことや自分の専門に引きつけて考えることの弊害もないわけではないが、それは複数人集まって意見を交わすことで解決できるのかもしれない。
読了日:09月02日 著者:岡真理,小山哲,藤原辰史
きりしとほろ上人伝きりしとほろ上人伝感想
美文とはなんだろうか。そう思ってWeb検索をかけたところ橋本治が美文について書いた記事に出会い、そこに「美文の要素がすべて入った」作品といってこの「きりしとほろ上人伝」が紹介されていた。それを意識しつつ読んだ。完結平明わかりやすい文章のもてはやされ、「作家はなにを書きたかったのでしょう」と問われる文章とは真逆の、作者自身が自分から距離を置いて書いた文章を存分に楽しんだ。
読了日:09月12日 著者:芥川 竜之介
婦系図婦系図感想
新派だと(新派でしか見たことがないが)このお蔦のはかなげな美しさが出ない。鬼灯を鳴らして蛙とやりとりするような稚気がない。め組の活躍するところもお蔦がとっちゃうし。舞台だと湯島の境内だけでお蔦を終わらせることはできないんだろう。最後はモドリというかぶっ返ったかのような主税のようすが芝居のようでおもしろい。登場人物を表現するのに何を身につけているかで表すのも趣深いが、知識がなくてよくわからないのが悔しい。再読。
読了日:09月17日 著者:泉 鏡花
惑亂 新鋭短歌シリーズ惑亂 新鋭短歌シリーズ感想
短歌と俳句のちがいとはこういうものなのか、と思う一方で、自分の読んだ句集や詩歌集はこの歌集よりすこし新しいものなのかもしれない。この歌集に掲載されている作品の方がどことなく嫩い感じがする。また、俳句の方が客観的(とでもいうのか)で、個人の思いやなにかから遠いからそう思うのかもしれない。歌の方が近いだろう。
本当は紙の本でほしくて日本の古本屋さんでずっと見張っていても埒があかなかったのでKindleで。でもこれは紙で欲しい。ネット歌枕発掘ブロジェクトでもらったAmazonポイントで購入した。
読了日:09月18日 著者:堀田 季何
フラワーズ・カンフーフラワーズ・カンフー感想
小津夜景の本は随筆もずいぶんと読んだしどれもとても気に入ったけれど、やはり好きなのは夜景の句なのだなあとしみじみ思った。それと、この本にも『花と夜盗』にも俳句以外の様々な形態の詩(だろう)が掲載されているのも楽しい。なにか自由なのだ。句も本の形式も。
これも本当は紙の本でほしいところだがなかなか見つけられずにいるのでKindleで。
読了日:09月19日 著者:小津夜景

読書メーター

« September 2024 | Main | November 2024 »