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Sunday, 08 September 2024

8月の読書メーター

8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1967
ナイス数:44

カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)感想
高潔な人物とはどんな人をいうのか。ゾシマ長老は高潔だったのか。生前長老はドミートリイの為すだろうことを憂えてアレクセイに告げるけど、長老の死後すぐに腐臭がしたのはその予測が間違っていたということなのか。
過去に読んだ時はとても読みづらかったように思うが、そして劇的な登場人物が多いのにはちょっと疲れてしまうが、このまま下巻にうつりたい。
読了日:08月11日 著者:ドストエフスキー
カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)感想
大審問官がつらいという話だが、ホフラコワ夫人のお喋りの方が断然だるいし、検事の話にも「なんの証明にもなってないじゃんよ」とうんざり。下巻に来て「もしかしたら読み終わらないかも?」と思うほど。「なぜ少年たち? 続篇にそなえて?」と疑問に思いつつ、これって父親からの愛情の有無と父と子どもとどちらが死ぬか(まあスメルジャコフは死ぬわけだけど)それも殺人か病死かという対比のようなものがあるのかなと思ったりした。過去になんであんなに読むのに苦労したのかわからない。全体的にはそれくらいおもしろく読んだ。
読了日:08月23日 著者:ドストエフスキー
父が子に語る科学の話 親子の対話から生まれた感動の科学入門 (ブルーバックス B 2268)父が子に語る科学の話 親子の対話から生まれた感動の科学入門 (ブルーバックス B 2268)感想
理科や科学系の科目のテストを受けるとする。教師がつけたまるやばつとともにテストが返ってくる。そうしたら「絶対に正しい科学というものがあるんだな」と思うだろう。理科に限らないけれど、なんとなくだが学校で教わったことや本で読んだことが「実は正しくないかもしれない」という状態に人は(主語デカい)不安を覚えるのじゃあるまいか。この本を読んでいてそんなことを考えた。
読了日:08月28日 著者:ヨセフ・アガシ
てんとろり 笹井宏之第二歌集てんとろり 笹井宏之第二歌集感想
本名で新聞に投稿していたという歌を正気とするならば、筆名で作っていた歌は狂気(というと大げさか)だろうか。見えないものが見えている。聞こえないものが聞こえている。味わうことのないものを味わっている。歌人(広く詩人といってもいい)とはそういたものなのかもしれないが、この二分された歌を見比べると強くそう感じる。
読了日:08月29日 著者:笹井 宏之
中学生から知りたいウクライナのこと中学生から知りたいウクライナのこと感想
何よりもまず「知りたい」と思うことが重要なのだと思った。云い尽くされたことではあるものの、いまは情報過多で自分の関心を引く情報だけを取り込もうとしてもそれさえ全部は受け止められない。無関心でも世の中が広めたいと思っている情報は否応なく目に留まる。そんな中で、知りたいと思い、情報を追い、自分で考えることが大切。この本で云っていることはそういうことなのだと思う。ただ、知りたい気持ちや好奇心を抱き続けるには相当のエネルギーが必要で、それをどう充填していくかが課題かなぁ。
読了日:08月30日 著者:小山哲,藤原辰史

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