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Monday, 15 July 2024

再開

編むことができるやうになつてきた。
いろいろ記録を見ると、どうやら去年の今頃から腱鞘炎がひどくなり、編めなくなつてゐたやうである。
痛いのは左手の薬指。
左手なのに、と思ふが、棒針編みをしてもかぎ針編みをしても左手といふのは案外使ふものだ。さういふことにあらためて気がついた。
タティングもできなかつた。
これまでも腱鞘炎で編めなくなることは二度あつて、一度は左手でもう一度は右手だつた。
どちらも湯舟の中でマッサージをし、薬を塗つて安静にしてゐたらさう長くかからずによくなつたので、今回も高を括つてゐた。
するといつまでたつてもよくならない。
このblogにも十月ごろに「毛糸を処分するやうだらうか」と書いてゐる。

よくなつてきたのは五月の半ばくらゐだつた。
去年の今ごろ編み始めたハマナカのポームで編むニッタオルを再開してみたら、さほど痛みを感じなかつた。
痛くなつたらその日はもう編まず、翌日編めさうだつたら編むをくり返してゐたらいつのまにかハンカチサイズのニッタオルが完成してゐた。
編んでゐるといふことは安静にしてゐないといふことで、腱鞘炎は悪化するのではないかと思つたがさうでもなかつた。
反対に、だんだんよくなつていく感覚があつた。
なにしろある日気がついてみたら両手で手ぬぐひをしぼつてゐたくらゐである。
これまでは手ぬぐひを洗つても、右手でしぼつてゐて、桜木花道ではないが「左手は添へるだけ」だつたのだ。

その後、もう一枚ニッタオルを編み、ハマナカのポームでくるぶし丈のくつ下を二足編んだ。
まだ痛みはあるものの、手もだいぶ握れるやうになつてきたし、今後も様子を見ながら編んでゆきたいと思つてゐる。

毛糸を処分しなくてよかつたかもしれない。

Sunday, 14 July 2024

6月の読書メーター

6月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:969
ナイス数:27

Professor at Large: The Cornell Years (English Edition)Professor at Large: The Cornell Years (English Edition)感想
ジョン・クリーズは劣化してしまったという呟きを見かけ、その論拠と思しき記事を読み、この本を読み返した。一番古い講義録が約25年前、新しいのは7年前の対談の記録か。いま読み返しても刺激的だし、古さや劣化は感じない。ただこの頃から「知り合いの頭のいい人はみんなことばを文字通りに受け取ることはない」と云っている。劣化したと云われる所以は「今はなんでも文字通りに受け取る人が多くて」という発言にあるのだろうと思うからだ。多くなったわけじゃなくて、そういう人がいることが明らかになっただけかなと思うんだけどな。
読了日:06月01日 著者:John Cleese
中澤系歌集 uta0001.txt中澤系歌集 uta0001.txt感想
一読しただけで忘れられない歌の数々。短歌や俳句は短いから覚えやすいかというと必ずしもそうではないと思うのだが、この歌集に出てくる歌はなぜか忘れられないものが多い。完璧に覚えているわけではなくても(それはそれで申し訳ないが)、記憶から消えないのだ。
読了日:06月07日 著者:中澤系
万葉集に出会う (岩波新書 新赤版 1892)万葉集に出会う (岩波新書 新赤版 1892)感想
万葉集、ちゃんと読み仮名をふってくれればよかったのに、と思うが(ムリだって)、万が一ふってあったとしても時代とともに解釈は変わったんだろうな、という気がした。今年は短歌とか俳句の本ばかり読んでいるけれど、この本は何年か前に求めたものでいわゆる積読状態になっていた。過去の自分GJだ。
読了日:06月14日 著者:大谷 雅夫
カフカ断片集:海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ (新潮文庫 カ 1-5)カフカ断片集:海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ (新潮文庫 カ 1-5)感想
最後の1行でそこまで書いてきたことを否定するような書き方が多いなと感じる。こういうの、働きながら考えていたりしたのかな。勤務中に思いついて書き付けていたりしたんだろうか。そう考えるとそ知らぬ顔をしてノートになにやら書きとめるカフカの姿が脳裡に浮かぶ。読みながらツッコミを入れたくなってきたのでカバーをつけて大きめの付箋を貼ってそこにいろいろ書き込んでいる。多分読み返すたびに書き込みも増えるだろう。そんな楽しみもある本だと思う。
読了日:06月20日 著者:フランツ・カフカ
歳時記新註歳時記新註感想
こうして読んでみると歳時記というのは理科の授業で扱うものが大変多いことに気がつく。行事だってもとをたどれば季節の変わり目や何かに設定されていたりするわけだし、動植物は生物だろう。そういう目で季語を見直して俳句を作ってみたら類想から離れられるのではあるまいか。そんなかんたんなものでもないかな。
読了日:06月25日 著者:寺田 寅彦
和歌でない歌和歌でない歌感想
「我が歌は拙かれどもわれの歌」。昔の人、というか「歌よみに与ふる書」以前は日記の端にその日あったことからちょこっと一首書きつける人がいたというけれど、そういう感じの歌もあるのかな、と思ったりした。
読了日:06月30日 著者:中島 敦

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