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Friday, 01 March 2024

2月の読書メーター

2月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2108
ナイス数:57

コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト 知らないと一生後悔する99のスキルと5の挑戦コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト 知らないと一生後悔する99のスキルと5の挑戦感想
久しぶりに「編集者、仕事した? それとも著者が編集者の云うことを聞かなかった?」と思ってしまった本だった。たとえば箇条書きのよさを訴える部分ではレイアウトの関係で箇条書きが見づらいものになっていたり、誤字脱字チェックの重要さを訴えていながら重要なところに脱字があったり。そうしたところが気になると普段は気にならない表記の不統一なんかも気になり始めて、ちょっと失敗したなという感じ。題名のラノベのようなところや喋るようなことばで書いていることを考えたらもっと肩から力を抜いて読むべきだったな。反省。
読了日:02月02日 著者:高松 智史
角川俳句ライブラリー この俳句がスゴい!角川俳句ライブラリー この俳句がスゴい!感想
どの句も頭に入ってくる感じの解説で、名句集は苦手だと思っていたけれど認識を改めた。著者の父親も俳句に親しんでいたのかなと思わせる内容があって、波郷のある句は予備知識があればわかる、そしてその予備知識はなにも俳人の生い立ちだとか性格だとかではない、というのがおもしろかった。続篇もあるようだし、この本もまた読み返してみたい。
読了日:02月03日 著者:小林 恭二
新書570 生きるのが面倒くさい人 (朝日新書)新書570 生きるのが面倒くさい人 (朝日新書)感想
こういう本にはきまって「うまくいった例」が出て来てそれも複数あるのだが、ほんとうの話なのだろうか。この本に書かれているような症状(というのか)のある人を安心させるためのでっち上げなのじゃあるまいか。だって小さい一歩とかいくらも踏み出してきたもん。でもなにも変わらない。何が違うんだろう。
再読だった。読書メーターをはじめる前に読んでいたものらしい。
読了日:02月09日 著者:岡田尊司
地獄の楽しみ方 17歳の特別教室地獄の楽しみ方 17歳の特別教室感想
いまある自分の姿は「親のせいでも、環境のせいでも、学校のせいでもない」(p68)。厳しいな。百鬼夜行シリーズも厳しいもんな。面白くないものを面白がるのには自分も経験があって、高校生の頃コードウェイナー・スミスを読んでも全然ピンとこなかったのに就職してから手に取ってみたらなんだかものすごく面白かった。ただそうなると何が面白くなかったのかわからない。ちょっともったいないことをしたなと思った。全体的には語彙を増やして自分には厳しくあれ、というところか。
読了日:02月12日 著者:京極 夏彦
かわいいピンクの竜になるかわいいピンクの竜になる感想
ある対象(人であるとないとにかかわらず)を美しい、かわいいと思うことは搾取なのか。なにかを「かわいい」と感じたときに同時に覚えるかすかなためらいはそのせいなのか。考えずにはいられない。衣装を纏うこと・化粧をすることの意味も。ジェンダーの問題なども普段もやもや感じていることがことばにされていて、参考になった。まんがなどにはあまり興味がないようで、「『トーマの心臓』は読んだことないのかな?」と思うようなところがあったのも趣深い。
読了日:02月12日 著者:川野芽生
碁の句―ー春夏秋冬ー碁の句―ー春夏秋冬ー感想
最近の俳人は碁の句は作らないんだなというのが最初の感想。そこで矢野玲奈を知ることができたのは収穫の一つ。江戸時代から昭和に作られた句が多い。俳句だけでなく、連歌の中の句や川柳も引いている。解説にはたびたび『源氏物語』の「空蝉」の対局の話が出てくる。そういう「みんな知ってるよね」的な句が多いから近頃は碁の句はあまりないのかな。俳句を始めて四ヶ月、自分の参加している句会では碁や将棋の句はあまり理解してもらえないなあという気がしていたが、気のせいではなかったようだ。休刊してしまった週刊碁で連載されていたという。
読了日:02月18日 著者:秋山賢司
散歩が楽しくなる 俳句手帳散歩が楽しくなる 俳句手帳感想
コロナ禍で吟行がしにくくなった。夏井いつきが「おうちde俳句」を打ち出す一方(足弱さん向きでもあるよね)、堀本裕樹は「近所の散歩もいいじゃないか」と書いている。この判型・製本は「俳句手帳」と銘打っているからだろう。最初は「なぜ俳句手帳を?」と疑問だったが、自作の句を書き込む手帳ではなくて書籍だったのか、と本屋で思った。
読了日:02月22日 著者:堀本 裕樹
自殺帳自殺帳感想
自ら命を絶つ理由は本人にもよくわからないのかもしれない。フロイトの学説は反証不可能と槍玉に挙げられることがあって、それはその通りながら人の気持ちというのは本人が「こうなんだ」と思えばそれが正解な気もするのでそういうものなのだろうと思うけれど、結局本人にもわからないんだろうな、とか。『白昼の死角』は映画は見たけど小説は読んだことがない。光クラブの本と合わせて読んでみたらおもしろいだろうか。昆虫の苦手な人は要注意。
読了日:02月25日 著者:春日武彦

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