8月の読書メーター
8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1192
ナイス数:8
右大臣実朝の感想
実朝を崇めたてまつる近習の一人称小説。ところどころに史書の断片がはさまれる。近習がとにかく実朝を持ち上げるので、公暁の実朝観がおもしろい。
読了日:08月03日 著者:太宰 治
さみしい夜にはペンを持て (一般書)の感想
思っていることをことばにすることの大切さを解き、ノートに手で日記を書くことを推奨する本。中学校にあがると突然いじめられるようになり、親もうすうすそれを知っているのになにもしてくれず、教師に至っては事態をわかってさえいない。そんな主人公の姿は、この本が本来対象に考えている子どもには受け入れやすい存在なのだろう。自分の買ったこの本はビジネス書の棚にあった。おとな向けでもあるという書店員の判断だと思われる。確かに「こういう書き方ってあるな」という点も多い。
読了日:08月12日 著者:古賀 史健
さみしい夜にはペンを持て (一般書)の感想
何年かしたら、いま苦しみ悩んでいることもたいしたことない出来事になっているのだろうか。それには日記を描かねば? 確認したいこともあって即再読。
読了日:08月14日 著者:古賀 史健
こども統計学 なぜ統計学が必要なのかがわかる本の感想
統計学を学びたいと思えども統計学はあまりにも遠し。というわけで、いまは小学生から統計学を学ぶと聞き、この本を勧められたので読んでみた。ここから入っていれば自分も統計学に苦手意識を覚えずに済んだのかなあ。ちょっと読むだけでSNSに飛び交うグラフのアヤシさを指摘できるようになるので、そのあたりから入れば子どももおもしろく思うのではないかと思った。謎解きのような感じで。
読了日:08月24日 著者:バウンド
論理の鬼: じょうずに考え、伝えるための〈論理〉入門 (14歳の世渡り術)の感想
物語仕立て(多分ライトノベル仕立て、かな)になっているのはいいとして、登場人物の視点がコロコロ変わり、「なるほど、視点は統一しないと読みづらいというのはこういうことなんだなぁ」と実感する。こうなるのなら物語仕立てにしない方がいいよかったんじゃないかなぁ。肝心の論理の話に注意を向けられなかった。
読了日:08月31日 著者:小野田 博一
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