4月の読書メーター
4月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1296
ナイス数:39
The Truth Detective: How to make sense of a world that doesn't add up (English Edition)の感想
子供向けの統計に関する本。『The Data Detective』または『How to Make the World Add up』の子供版といってもいい。イラストがたくさんあると聞いてペーパーバックを購入した。正解だったと思う。インデックスがついていないので自分で必要と思われる箇所を付箋に書き出しながら読んだからだ。付箋は本の裏表紙の裏につけた。子供向けということで読みやすいかというと、子供向けの表現とかあってむつかしかったりもする。
読了日:04月18日 著者:Tim Harford
Slaughterhouse-Five (English Edition)の感想
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を見て読みたいと思い読み返してみたのだが、映画を見て読みたいと思ったのはどうやら『ローズウォーターさんあなたに神のお恵みを』だったらしい。でもこの小説好きなんだよね。文体のリズムが自分に合っているんだと思う。そのご機嫌なリズムに乗せて「ドレスデンには軍需工場とかないし、安全だよ」と捕虜になった連合軍兵士たちが送られていくところとか、何度読んでもゾクゾクする。
読了日:04月20日 著者:Kurt Vonnegut
Call for the Dead: A George Smiley Novel (George Smiley Novels Book 1) (English Edition)の感想
映画『ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ(またの名を裏切りのサーカス)』を見て、やっぱりシリーズで読んでみたいと思い再読。したらこれもドレスデン絡みの話だったな、と『スローターハウス5』と併読しながら思った。こういう読み方もおもしろい。
読了日:04月21日 著者:John le Carré
「自然を写す文章」の感想
本旨をつかんでいればなにもかも書かなくてもいい。その通りだと思いながら、それがむつかしいのではあるまいか。
読了日:04月21日 著者:夏目 漱石
平家蟹の感想
自分の見た中ではおそらく一番恐ろしかった歌舞伎の芝居。四谷怪談なんて目じゃない。四谷怪談は「親の因果が子に報い」ということがわからないと全然怖くないのだ。でも、玉蟲の気持ちはわかる。夜毎訪れる恐ろしい顔を甲羅にうつした平家蟹に語りかける気持ち。海の底に都はあったのだろうか。
読了日:04月22日 著者:岡本 綺堂
花と夜盗の感想
書店に平積みになっていたところに出会った。本屋に行かなければ出会えなかった本だ。手にとって一読「こういう句集が読みたかったんだ」とつくづく思った。本屋通いはやめられない。句もいいけれど、「贈陳商」もとてもいい。なにもなにも好き。
読了日:04月22日 著者:小津夜景
いつかたこぶねになる日: 漢詩の手帖の感想
『花と夜盗』を読んでほかの本も読んでみたくて入手した。もっと早く出会いたかったと思いつつ、出会えたことに感謝したい本。『花と夜盗』に掲載されている句や詩があって、「こういうところから生まれてきたのか」という点もとても興味深い。
読了日:04月26日 著者:小津 夜景
カモメの日の読書 漢詩と暮らすの感想
詩を覚える、のみならず翻訳するというと、エディス・ボーンを思い出してしまったりもするが、多分、詩を記憶しているというのはゆたかなことである、とこの本を読んで思う。十年間ほど書かず読まずの時期があったってほんとう? 紀野恵を知ることができたのも収穫。
読了日:04月30日 著者:小津夜景
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