My Photo
October 2024
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

« January 2023 | Main | March 2023 »

Wednesday, 01 February 2023

1月の読書メーター

1月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1004
ナイス数:16

認知症パンデミック (ちくま新書)認知症パンデミック (ちくま新書)感想
「認知症を防ぐには「三密」が必要、だから新型コロナウイルス感染対策はやめましょう」という類の本かと思ったらそんなに単純な内容ではなかった。三密を避けることが認知症対策の妨げになるということはくどいほど説かれている一方、新型コロナウイルスに感染したあとの後遺症で認知症のような症状が出ることもあるということも書かれている。どうすればいいんでしょうね。ひとまずできるのは歩くことかなあ。
読了日:01月05日 著者:飯塚 友道
浮世絵でみる年中行事浮世絵でみる年中行事感想
各月の何日にこんな行事がありますよという一覧はあるが、「これが知りたい」という行事に限って説明がないのがはがゆい。「この赤、ドギツいなあ」と思うとほぼ明治以降の浮世絵であるというのはおもしろかった。絵がある行事については目で見てわかりやすいが、いまはもうあまり見なくなったような行事でここに説明されていないものも多いように思う。そこがちょっと残念。ほかの本と合わせて読む本かと思う。
読了日:01月12日 著者:中村 祐子
ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)感想
まんがは比較的おもしろおかしく書いてあるけれど、うつになったという旦那さんの文章、とくに教会で話をしたときの著者のエピソードに事実を見た思いがする。ことばにして話すことの大切さについては、日々「過大評価なのでは」と思うこともあるけれど、こうして読むとそんなことも云えないかなとも思う。
読了日:01月18日 著者:細川 貂々
完本 チャンバラ時代劇講座 1 (河出文庫)完本 チャンバラ時代劇講座 1 (河出文庫)感想
文庫本では単行本に掲載されていた写真を全て削除しているという。権利問題等があるからだろう。ゆえにこの表紙ということになるが、なぜ久我之助なのか。下巻はなぜ十三世仁左衛門の伊左衛門なのか。少なくとも上巻は歌右衛門の戸無瀬だろう、と思うのだが、今の人は橋本治の描いた歌右衛門の戸無瀬を見ても「グロテスク」としか思わないのかもしれない。この久我之助はモデルはないようだけどおそらく福助時代の梅玉だろう。上巻は前髪の若者で、下巻は年老いた役者の演じる花の二枚目ということなのかもしれない。
読了日:01月19日 著者:橋本 治
河原久雄文楽写真集河原久雄文楽写真集感想
文楽の人形は生きているとよく云われるが、写真でもこんなに生きているなんてと見ていてゾクゾクした。おつるや三吉のいたいけないとけなさ。店先で呆けているお初のやるせなさ。ほおをつついたらぷよっとしそうな人形たち。河原久雄が文楽を見始めた時期と自分のそれとがわりと近いこともあって「あったあったこのお浄瑠璃」などと懐かしく眺めたが、しかし、自分はこんな風に見てはいなかった、こんな風には見られなかった、いまでも見られずにいると悔やむばかりである。
読了日:01月20日 著者:

読書メーター

« January 2023 | Main | March 2023 »