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Saturday, 01 October 2022

9月の読書メーター

9月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:832
ナイス数:19

会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション (光文社新書)会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション (光文社新書)感想
読み終わった直後に『鎌倉殿の13人』の時間になって、見ていたら三浦義村のマニピュレーションに唸るの唸らないのって(知ってたけど)。そんな感じで即実践で確認できる点がおもしろい。あと「企みのある会話が愛おしい」というのがなんだかいいなと思った。
読了日:09月04日 著者:三木 那由他
カミーユ (現代歌人シリーズ22)カミーユ (現代歌人シリーズ22)感想
なにが見えているんだろうと思う。たとえば『曽根崎心中』は文楽でも歌舞伎でも何度か見ているけれど、詞書につづく短歌がどこからでてきたのかわからない。そういうものなのかもしれないけれど、次に『曽根崎心中』を見に行くことがあったらこの歌集を読み返してから行きたいと思っている。そう云いつつ、『曽根崎心中』絡みの歌の中ではひらがなのものが気になっている。
読了日:09月09日 著者:大森 静佳
悪い言語哲学入門 (ちくま新書)悪い言語哲学入門 (ちくま新書)感想
最初の方にある「私たちは言語のエキスパートではない」にも関わらず「自分が言語の権威を持っているかのように思ってしまう」というのがわりと全てなのかもしれないなあと思った。悪口のことだってよくわかっていないし、ましてやヘイトスピーチ。ブックガイドが親切。
読了日:09月26日 著者:和泉 悠
いつもそばには本があった。 (講談社選書メチエ)いつもそばには本があった。 (講談社選書メチエ)感想
勉強というのは忌避されるものだと思っていた。学校でいい成績をとったとしても周囲には「たいしたできなかったよ」と云い、自分の子どもが偏差値の高い学校に入っても何食わない顔をして過ごす。勉強が好きだなんて口が裂けても云ってはいけないこと。そう思って生きてきたけれど、そんなこと全然なかったんだな。無論、ここで語られているのが「勉強」の枠に入るのかどうかはわからないけれど。「観念連合」に出会えてよかった。新書→概説書→専門書の流れについては同じことを強く感じている。
読了日:09月29日 著者:國分 功一郎,互 盛央

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