8月の読書メーター
8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1497
ナイス数:28
The Invisible Gorilla: How Our Intuitions Deceive Usの感想
「藪の中」とか、全然不思議でもなんでもないんだね。『啓蒙思想2.0』で引用されていたので読んでみた。科学や技術の進歩が急すぎてついていけない人類、という話だと思うのだが、そのうち追いつけたりするのだろうか。このまま科学・技術がどんどん進歩するようだと永遠に追いつけないのかな。いずれにしても、自分の能力を過信してはいけないという話かと思う。この本に引用されている本も読んでみたいけれど、この本自体がちょっと前(2010年)の本なので参考文献も古い。そうか、ここで悩むあたり、やはり科学・技術は進歩してるんだな。
読了日:08月05日 著者:Christopher Chabris,Daniel Simons
敵は海賊・短篇版の感想
神林長平はいつ読んでもおもしろい。年をとるとかつておもしろいと思っていた本がおもしろくなくなったり、逆に「なんでおもしろくないなんて思っていたんだろう」と思えたりするものだと思うのだが。多分、自分にあっているんだろうと思う。文体とか、以前も書いた固有名詞のつけ方とか。
読了日:08月14日 著者:神林長平
私の好きな孤独 (潮文庫)の感想
ソローの『ウォルデン』に着想を得たという点と、「樹」という字が好きという話から引き込まれるように読む。好きな字を手書きする感覚、書いた字を眺めるときの気分、そうしたものを味わえるように暮らしたいと思った。喫茶店に行きたくなる本でもある。
読了日:08月18日 著者:長田 弘
The Selfish Gene: 40th Anniversary edition (Oxford Landmark Science) (English Edition)の感想
註釈を読むのが楽しい本。40周年記念版を出すにあたって書き換えた部分がない代わりにといったところなのか。実はこの本を手に取ったのは、『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』で孫悟飯がアリの研究をしていたから。「確か『利己的な遺伝子』に働きアリや働きバチが献身的な理由は子をなさないから」というような記述があった気がしたのでそれを確認するために読んだ。それってピッコロさんじゃん。
読了日:08月26日 著者:Richard Dawkins
Lilithの感想
穂村弘の『短歌の友人』を読んで、「ここはひとつなにか歌集を読んでみよう」と思って手に取った。幻想的と思う一方で、なにか確固としたものがあるような印象。という感じで、やはり歌集はむつかしいなといったところ。ところで短歌や俳句では英語などの外国語は一音節=一音なのかと思っていたのだけれど、カタカナ読みするのかな。だったらカタカナで書けばいいのにと思ってしまうんだけど、違うのか知らん。
読了日:08月26日 著者:川野芽生
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