断捨離は持てるもののすること
一昨年、衣替の際に秋冬ものをだいぶ処分した。
特に冬の部屋着を捨てた。
どうせ家にはほとんどゐないと思つたからだ。
仕事はあるし、休みの日は芝居に行くし。
昨年の冬、気がついたら着るものがない。
感染拡大で出かけなくなつたし出かける予定があつても予定自体がつぶれてしまつたりした。
おかげで衣料費がかさんだ。
断捨離といふのはお金持ちのものなのかもしれない。
捨てて捨てて、なにか必要となつたらその時に買へばいい。
さういふ生活でないとなかなか捨てられない。
あたたかい部屋着のないことにがつくりとしつつさう思つた。
持たざるものは、断捨離などしてはいけないのだ。
いま手元にあるものを有効に活用するのが一番なのだと思ふ。
一年使はなかつたからといつて次の年も使はないとは限らない。
実際さうだつたんだから間違ひない。
なければ買へばいいといふ考へ方ではいけないのだ。
さうすると経済が回らなくなるんだけどね。
今日のニュースを見ても、米国でも日本でも物価があがつて大変だといつてゐる。
ニュースでは米国のは消費者物価、日本のは企業物価で違ふものをさしてゐるとはいつてゐたけれども、なに、日本だつて日銀総裁などは消費者物価を2%あげたいとか云ひつづけてゐるしね。
あげたいならまづは国民の収入をあげたらいいのだ。
それと老後を安泰に送れるやうにする。
さうすれば物価があがつたところで財布の紐を締める必要はそれほどなくなる。
わかつてゐると思ふのに、なぜわからないふりをしてゐるのか不思議でならない。
だつて物価をあげたいんでせう? だつたらまづすることは決まつてゐる。
日銀総裁の職掌ではないんだらうけどさ。
長期予測ではこの十二月、一月は例年より冷えるとのことだ。
昨年そろへた冬ものでなんとか乗り切れるだらうか。
乗り切れないやうだつたら着る毛布でもかけて布団にくるまるしかないな。
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