アナログかデジタルかそれが問題だ
『ライティングの哲学』を読んでアウトライナーの使ひ方を知り、最初のうちはiPhoneにMemoFlowyを入れてあたかもTwitterで呟くやうにメモを書き込んでゐた。
いまはDynawriteを使つてゐる。
開発者の方には感謝の念しかない。
このままメモは主にデジタルで取つていくことになるのかな、と思つてゐたが、『アウトライナー実践入門』を読んでちよつと考へてしまつた。
著者のTak.氏と横山明美氏との対談があつて、横山明美氏はまづ紙のノートに書くといふ。
『情報は1冊のノートにまとめなさい』を読んでさうしてゐるとのことだつた。
また、最近の学生はPCを持つてゐないことが多いといふ。
普遍的なノウハウを教えようと思ったらアナログから入ったほうがいいというのが私の経験則です。
なるほど、それはその通りかもしれないなあ。
上記2冊を読んで、でもこれからはまづメモを書き込む先はデジタルかな、と思つたことも事実だ。
なにしろ書きやすい。
WorkFlowyのMac用アプリケーションが使ひやすいといふことは以前も書いたとほりで、Dynalistのアプリケーションも快適に使つてゐる。
『アウトライナー実践入門』によるとアウトラインといふのは常に仮の状態だといふ。
まづはなんでもかんでもアウトライナーにはふりこんでおいて、収拾をつけたら紙の手帳に書けばいいのぢやあるまいか。
たとへば芝居や映画を見に行つたときなど、見終へたらまづ思ひついたことや疑問に思つたことなどをDynawriteに書き出す。
これがいまいい感じでできてゐる。
見つぱなしにならない。
以前は喫茶店などに入つて紙の手帳に書いてゐたけれど、手で書くのは後回しでもいいかな、と思つてゐたところだ。
ただ、世の中、常にオンラインとは限らないし、必ず手元に自分のスマートフォンなりPCなりがあるとは限らない。
客先勤務になれば手元にスマートフォンがないといふ状況も考へられる。
メモが取りたかつたら紙の手帳に書くしかない。
それも、企業によつては職場で取つたノートは職場を去るときにすべて廃棄してからにしろ、といふところもあるので必ずしも自由にメモが取れるとは限らないのだが。
せまじきものは宮仕へとはこのことだねえ。
いづれにしても、手元にスマートフォンやMacBookがあるときはまづはデジタルかな。
少なくともいまのところは。
『情報は1冊のノートにまとめなさい』を読んでみるかな。
気にはなつてゐたけれど、読んだことはないんだよね。
ちよつと探してみるか。
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