地球温暖化とあみもの
突然冷えてきた。
いまもこの夏編んだ『エストニアで習ったレース』に掲載されてゐるかぎ針編みのショールを羽織つてゐるところだ。
襟の広い服を着るときにはストールを編んであまつたカシミヤ糸で編んだカウルをかぶることもある。
いま羽織つてゐるかぎ針編みのショールは、綿と化繊とが半々の糸で編んだものだ。
綿はいい。
いまのところ十分あたたかいし、おそらく真冬以外は使へるのではないかと思ふ。
真冬だつて羽織りものの重ね使ひをするならいいと思ふ。
地球温暖化の叫ばれる世の中、綿、いいんぢやないかな。
さう思ふ一方で、地球温暖化によつて冷えるといふこともあるのだといふ。
たとへば英国のあたりを流れる暖流は、水の下にもぐつてしまふのだとか。
南極の氷が溶けると海の塩分濃度が下がつてさういふことが起こるのだと聞いた。
暖流が水の下にいつてしまふので、英国はいまのやうにはあたたかくならない。
さういふ寸法なのだといふ。
だから冬に冷えるやうになつたからといつて、地球温暖化なんて起きてゐないと考へるのは間違ひなのださうだ。
そんなわけで、「地球温暖化つていふし、毛糸で編んでもなー」などと考へずにどんどん編むのが吉なのだらう。
すくなくとも手持ちに毛糸があるのなら、編むべし編むべし。
« Scrapbookを使ふ | Main | 使へるものなら »
Comments