Scrapbookを使ふ
Scrapboxを使ひはじめて一週間ほどたつ。
主にWorkFlowyに書いたものを保存するのに使用してゐる。
Memoflowyでとにかくインプットしたものをその日の終はりに見返してWorkFlowyからScrapboxに移動する。
このとき、テキストエディタを開いておなじものを貼り付ける。
二度手間だが、Scrapboxはオンラインでないと使へないので用心のためだ。
Scrapboxはいいなと思つてはゐた。
最低限の機能をもつWikiといつたところか。
複数人で使用することもできるし、ひとりで使ふこともできる。
企業や大学のゼミなどでは複数人で使つてゐるのかもしれない。
複数人で使ふ場合はメンバ以外に見えないやう設定するには料金がかかるやうだが、ひとりだと無料で使へる。
ひとりだとサブスクリプションの問題などはかからないといふことだ。
ではなぜこれまで使はずに来たのかといふと、オフラインでは使へない、使へたとしてもめんどくささうだからだ。
いまどきオンラインでない状態なんて考へられない。
さういふ人もある。
でもいつなんどきネットワーク障害が起こるとも知れないし、さう考へるとオフラインでも使用できるといふのは重要なことだ。
WorkFlowyだつてオフラインでアウトラインエディタのやうに使用できるのがいいと思つてゐるしね。
Scrapboxのどこが気になつてゐたのかといふと、連携機能だ。
Scrapboxでは入力したものがページになる。いくつもページを作る要領だ。
自分はインデックスカードのやうなものかなと思つて使つてゐる。
できるだけ一ページ一内容。POidに近い使いかたをしてゐる。
WorkFlowyから移してきたものを、時間のある時にScrapbox上で見返す。
そして関係のあるものページ同士をリンクする。
ものによつてはタグをつける。
Scrapboxにはタグをつけると、おなじタグをはつたページの一覧を表示する機能がある。
これがなかなかい。
インデックスカードのいいところは、(ある程度のスペースが必要だが)カードを見ながらあれこれ自在に並べ替へることができることだ。
さうして関連のあるカードをまとめることができる。
ときには一見関係があるとは思へないカード同士をまとめることもできる。
これをコンピュータ上でやるのはちよつとむつかしい。
さうだなあ、いまでこそさうではないけれど、以前はコンピュータ上で絵を描くといふのはかなりむつかしいことだつた。
いつの話だよ、といふ話もあるが、だいぶたつてもそれなりにハードウェアやソフトェアをそろへないとアナログで描くやうに絵を描くのはむつかしかつたやうに思ふ。
いまでもさうした環境を整へてゐないので、コンピュータやiPadなどを使用して絵を描くことはできずにゐる。
インデックスカードはアナログでやつた方がいいことの一つ、とでもいはうかなあ。
Evernoteでインデックスカードを用ゐてするやうなことができないかと思つてゐたが、Evernoteはアプリケーションが重たいしWebブラウザで使つても重たい。
とくに、とにかく情報をためこんでいくと重たくなる一方だ。最近ではEvernoteはとにかく情報蓄積用とわりきつて使つてゐる。
Scrapboxはその点、いまのところは動作も軽快だし、ページとページとを関連づけることもかんたんにできるので、インデックスカードを用ゐてできることにかなり近いことができるのではないかと思つてゐる。
ただこの集約する作業が苦手で、なあ。
とはいへ、いまのところかなり気にいつてゐるので、他のWikiサーヴィスで作つてゐる情報を全部移動しやうかなと思つてはゐる。
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