« マルマンのクロッキーダイアリーがほしい | Main | 連想のつながるとき »

Thursday, 23 September 2021

好みの要素は少ないが

『ゴールデンカムイ』を無料公開期間中に読んだ。
もう間に合はないかもしれないと思つたら期間が延長されて、それでなんとか読んだ。
実のところ、「もうこの先は読めなくてもいいかなー」くらゐに思つてゐた。
なんとなく読んでゐてのれなかつた。
なぜといつて、とくに好みでないものてんこ盛りだつたからだ。

まづ絵柄がそれほど好みではない。
筋骨隆々とした人とか苦手なのだ。
いはゆる「男臭い」とか「女臭い」とかいふのも苦手。
こー、あんまし生命力のない絵柄が好きなんだな。
倉多江美とか。
# 極端か。

また美食に興味がない。
とくにジビエに興味がない。
これまで美食まんがのやうなものは一つも読んだことがないし(『ミスター味っ子』をアニメで見たくらゐかなあ)、読みたいと思つたこともない。
『美味しんぼ』とか『クッキングパパ』とか『孤独のグルメ』とか『きのう何食べた?』とか一つも読んでないしメディア展開した作品も見たことがない。
まあ、見る機会がなかつたものもないわけぢやない。『孤独のグルメ』はちよつと気になつてはゐる。そのうち読むこともあるかも。

さらにはいはゆる下ネタが好きではない。
スカトロジックなものからセクシュアルなものまで、すべてどうでもいいと思つてゐる。
それと男色ネタが多いのもちよつと……や、同性愛がダメとかいふんぢやなくて、なんていふのかな、なんか、そんなのなくつたつていいぢやん、といふところに出てくるのがダメなんだけど、作者としては「ここに必要」と思つてゐるんだらうから、多分趣味が合はないのだらう。

あと物理的にはスマートフォンとかタブレットでまんがを読むのに慣れてゐないといふこともあつたと思ふ。
旧人類だから。

なのに読んでしまつた。
最新話の291話も読んだ。

200話あたりからおもしろくなつてきたんだよね。
何がほんとで何がうそなのか。
虚実入り乱れはじめてからおもしろくなつてきた。
さういふ話が好きなのだ。
ここにも以前書いた柳家喬太郎の「ウルトラ仲蔵」みたやうなね、いつたいいま中村仲蔵の話をしてゐるのかウルトラなのかどつちなんだ、どつちでもあつてどつちでもない、みたやうな、さういふ話がとても好きだ。

また、ポーランドが出てきたあたりにぐつとくる。
森川久美好きとしては。
さう考へると不死身の杉元は本郷さんになんとなく似たところがありませんか。
ないか。
まあいいや。

ポーランドとは「平らな土地」を意味してゐて、ゆゑに周囲の大国にいいやうに踏みにぢられてきた、みたやうなね。
おおー、森川久美(で覚えた知識)!
と思つたのです。

考へてみたら『TIGER&BUNNY』も「『シメール』だ!」といふので好きになつたからなあ。
あと『TIGER&BUNNY』つて人造人間キャシャーンだよね。
なんか、そんなところに惹かれたりする。
森川久美か。

構成もおもしろい。
鶴見中尉とか土方歳三とか、軍や国家といふ巨大な組織に物申したい人々がゐて、その配下に家族とか近隣の人々といざこざや何かを抱へた人々がゐる。配下の人々がいざこざを抱へてゐる相手は親だつたり兄弟だつたり、往往にしてなにかしら上下関係があつたりする。
さうした重なつた構造がおもしろいなと思つたんだよね。

さうなるとつづきが気になつて仕方がない。

ただ問題もあつて。
スマートフォンやタブレットで読んでゐると、「あれ、あれはどこだつけ?」といふのが探しづらい。
紙の本だと心あてに手に取つてパラパラめくれば出てきたりするんだけど、スマートフォンだとパラパラができないから一枚一枚めくるしかない。
さうなると、あまりおもしろいと思つてゐなかつたころの登場人物とかその逸話とかが確認しづらいんだよね。
まあもう無料公開期間は終はつてしまつからいいんだけどさ。
紙で買ふにしても家に置く場所がないので無理。
まあさうはいつても今後も読むだらうけれども。

ただなー。
読む前はなー。
キャラ萌えできるかと思つてたのになー。
ちよつと残念。

とはいへいま気になつてゐるのは頭巾ちやんの行方ではあるのだが。
きつと来てるよね、頭巾ちやん。
多分。

|

« マルマンのクロッキーダイアリーがほしい | Main | 連想のつながるとき »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« マルマンのクロッキーダイアリーがほしい | Main | 連想のつながるとき »