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Thursday, 30 September 2021

弘法は紙をも選ばず?

セーラー万年筆のオンラインショップで買物をした。
セーラーショップオリジナルのレクルふでDEまんねん万年筆の宵闇を買ひ、一緒に買つた女子いろdaysのレディカクテルを入れた。
これがとても書きやすい。
これまでも深緑色の軸のふでDEまんねんを使つてはゐたが、どうもうまく使へた試しがない。
年賀状用と思ひ、つねより丁寧に書かうとするからだらうか。
それともペンについてくるインクとの相性がよくないのか。
そんなわけで、結局ふでDEまんねんの出番はなく、セーラー万年筆の長刀研ぎで年賀状を書くことが多い。
なぜ長刀研ぎなのかといふと、ある程度太く書けて、ペンをひつくり返せば細くも書けるからだ。
全体的には普通に書き、自分の住所と名前の部分だけ細く書くといふ風に使つてゐる。

ふでDEまんねんは使ひこなせないなと思つてゐたのに、レクルふでDEまんねん万年筆は書きやすい。
自分なりに書いてみてインクがかすれるといふことがないといふのがとにかくうれしい。
いままでのふでDEまんねんだと書き出しがかすれがちだつたんだよね。
万年筆を使ふときはどちらかといふとペンを寝かせがちなので、ふでDEまんねんだと基本的には太い線で書くことになる。
ボールペンのときは立てがちなので、さうやつて書くと細字になる。
不器用な自分でもそのあたりはわりと自由自在にできる。
楽しいなあ。

セーラー万年筆ではズームといふペン先も好きで使つてゐる。ナガサワ文具センターオリジナルの甲南マルーンといふ万年筆のペン先にズームを選んだ。
これがまたすこぶるよい。
ズームはペン先に工夫があつて、わりとどんな角度で書いても書けるやうになつてゐるといふ。
例によつて基本的には太い線で書くことになるのだが、さうするとインクの色が楽しめていいんだよね。
線が太いからインクの濃淡が出やすい。
それでゐて必要に応じて細字でも書ける。
さうなるとそのペン一本あればいいぢやんといふ話になるが、さうもいかないのが我ながら情けない。

ところで、最初、レクルの試し書きにはロディアのメモ帳を使つてゐた。
線が太くなりすぎることがあつて制御しづらいなあと思つてゐたが、かういふものなのかなとも思ひながら書いてゐた。
それがなんの気なしに丸善の萬年筆物語の便箋に書いてみたらばこはいかに。
書きやすいぢやあないですか。
同じやうに書いてゐるつもりなのに、線が太くなりすぎるといふことがない。
もしかして紙のサイズが違ふからペンの持ち方が変はりそれで違ひが出るのかとも思つたが、どうもさうではないやうだ。
紙の吸水性のせゐなのかなあ。
Rhodiaのメモ帳だとわりと書いたままの太い線になるのだが、萬年筆物語ではちよつときゆつとしまつた感じの線になる。

紙によつて書き味が違ふことは重々承知してゐたつもりだ。
たとへば同じペンを使ふのでもMoleskineに書いたときとSmythsonのPanamaに書いたときとではまつたく書き味が異なるし、そもそも線の太さも変はる。
Moleskineに書いた時の方が太字になり、Panamaに書いたときの方が細字になる。
でも、書いた字の見栄えがこんなに変はるとは思はなかつたなあ。
紙によつてうまく書け(たやうな気にな)るなんて、はじめてかも。
いつもどうせうまく書けないよと思つてゐたからなあ。

弘法大師は紙も選ばぬのかもしれないが、さうでないものは紙も選ばないとダメなんだなあ。

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