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Thursday, 09 September 2021

書きづらい「書」といふ字

「書」といふ字が書きづらい。
手帳にあれこれ書きつけることが多いのだが、さういふときに困るのが「書」といふ字の字画の多さと書きづらさだ。
なぜこんなに字画が多いのだらう。
手で書くと、ぐちやつとしてしまつてなんだかよくわからなくなつてしまふ。
字が下手だからだけどさ。

でももうちよつとすつきりした字体なら、もうちよつとなんとかなる気がするのだ。
結果、「書」と書くときは、上部の横線下二本を省いてしまつたりする。

なぜ「書」といふ字はもつとかんたんにならなかつたのかなあ。
「読」は新漢字になるときにかんたんになつたのに。
「売」といふ字に引きずられたのかもしれないけどもさ。
「書」もかんたんになつてよかつたのになあ。

とはいへ、どうやつたらかんたんになるのか、よくわからないのが「書」といふ字だ。
字としては上下二つのパーツに分かれるが、どちらもこれ以上かんたんにしやうがない気がする。
強いて云へば上部はもつとかんたんになつてもいいと思ふが、どうすれば元の字が残るのか謎だ。

それにしても、自分はなぜ「書」といふ字についてのみさう思ふのだらうか。
かんたんに書きやうがないからかな。
「機」といふ字ももつとかんたんに書けないかと思ふことはあるけれど、いざとなれば木偏に「キ」と書けば済む。
「書」にはそれがないんだよなあ。あるのかもしれないか。草書体を調べてみればいいのかな。

あと、手で書いてゐると、なぜか「書」といふ字を記すことが多いのだ。
「どこそこのスターバックスで書いてゐる」とか。
「敢て書く」とか。
「書きたくて書きたくて仕方がない」とか。
そもそも書くことが好きなのだ。
だから「書」といふ字も書く。
なのに書きづらい。

練習すればいいのかな、とは思ふ。
でも縦に分かれる字つて苦手なんだよね。バランスがとりづらい。
へんとつくりとに分かれる字の方が書きやすい。
ここのところの元号でいふと、「平成」はとても書きづらかつた。「令和」はちよつとマシ。
「昭和」とか「明治」とかが書きやすくていいなあ。
個人的にバランスが取りやすいといふだけの話だけれど。

そこからいくとやはり「書」は書きづらいんだよなあ。
ひらがなで書けばいいのかもしれないけれど。
練習しつつなんとかするしかないのかな。

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