手書き用グラヴを編む
突然だか、手書きをする時用の指なし手袋を作つた。
この時期ノートなどにあれこれ書き込む時に手や手首の汗で紙がしはしはになつてしまふからだ。
ずつと悩んでゐて、ティッシュペーパーを置いてその上に手を置くやうにしたりしてゐたのだが、思ひあまつて昨日Twitterで訊いてみた。
すると、市販の布手袋の親指と人差し指の部分を切つて使つてゐるといふありがたいお答へが返つてきた。
なるほど。それで以前ビリヤード用の手袋が夏の書きものに向いてゐるといふ話があつたんだな。
だが、待てよ。
これ、編めないだらうか。
編める気がする。
編んでみやうかな。
ちやうどストールやショールを編んであまつてゐる夏用糸もあることだし。
といふわけで編んでみたのがこれである。
使用した糸はユザワヤで買つたワンダーコットン《グラデ》。針は3号(3mm)と2.5mmとの五本針を使つた。
パターンはLynne VogelのSpirogyraを元にして編んだ。
Spirogyraにした理由は、太さの違ふ針を使用することで手首の部分がくびれるやうになつてゐるデザインだからだ。
網目を増減しなくてもいい。
それと、青海波のやうな模様が夏向きだなとも思つた。
夏用なので、暑いからできるだけ最小限にしたいと思ひ、紙に触れる部分、すなはち手首と小指、そしてその二つをつなぐ部分だけ編むことにした。
小指だけでずれてこないのかといふ心配はあつたが、まあものは試しに編んでみることにした。
編んでみたところ、別段小指だけでもずれないやうだ。
手首の部分を少ししぼつてあるのがいいのかもしれない。
職場の冷房がきびしいことがあつて、夏でも仕事中は指なし手袋をしてゐた。
それを思ひ出したんだよね。
去年今年と在宅勤務で忘れてゐたよ。
まだ糸があまつてゐるからキーボードを打つ時のために手首に巻くやうなものを作らうかな。
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