この夏の残課題
この夏は、毛糸を二巻き買つた。
そのうち一巻きで三角ショールを編み、あまつた糸で手書き用指なし手袋も編んだ。
そのあとが続かない。
タティングをしたりしてゐることもあるが、二巻きめに手が付かない。
この毛糸、といつて綿と化繊との混紡糸だが、ではくつ下を編むつもりでゐた。
100gの中細から合太くらゐの糸で、普通に一足分くらゐの糸だと思ふ。
これで二足編むつもりでゐた。
一足はヨガソックスだ。
夏でも冷える時はある。だが、毛糸のくつ下では暑い。
さういふ時に、つま先とかかとのないヨガソックスがいいんぢやないかと思つたんだよね。
とりあへず足首付近を温められればいい。
よく「首」といふ名前の部位を温めるといいといふしね。
だつたら甲の部分は不要なのではないかとも思ふが、あると安定するやうな気もする。
レッグウォーマにするつもりはないのでね。
と云ひつつ、レッグウォーマにも甲の部分をつけたりするけれど。
もう一足はごくごく短い、くるぶし丈のくつ下を編みたいと思つてゐた。
ああ、なんで過去形で書いちやふかな。
でもまあ、そんな気持ちなのだ。
くるぶし丈で、できれば足袋のやうに親指とその他の指との部分を分けて編みたかつた。
といふのは、辻屋履物店のおうちTIMEといふ室内履きの草履を愛用してゐるからだ。
暑いうちは素足で履くが、すこし冷えてきたらくつ下を履くやうになり、草履が履けなくなつてしまふ。
この室内履き用の草履は実にすぐれもので、履いたまま歩いても音がしないやうにできてゐる。
さう考へると、くつ下を履くやうになつても使ひたいと思ふんだよね。
それには少なくとも足袋のやうな足先のくつ下が必要だ。
さう思つてゐたはずだつたんだがなあ。
どうにもあまり編む気にならない。
なぜかはわからない。
暑いからといふのはあると思ふ。
暑いといふよりは蒸してゐる、かな。湿度は人のやる気を奪ふ。
……主語が大きすぎたかな。すくなくともやつがれのやる気は奪はれてしまふ。
そんなわけでタティングもろくろく進んでゐないのだが、まづは作り目をしてみるかなあ。
さうしたらそのうちできあがつてゐるやうな気もするし。
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