その後の推定ニーチェア
推定ニーチェアとの生活は続いてゐる。
一日家にゐる日の夕方くらゐ、土日は午後三時くらゐから椅子を取り出してきて座る。
かたはらにはKindleとその時読んでゐる本(ここのところは山本七平の『「空気」の研究』だつた)、それとマルマンのクロッキー帳のポケットサイズと大人の鉛筆、uni-ball one のブルーブラック、三菱鉛筆の赤青色鉛筆を置く。
ちやうどいい高さのサイドテーブルなどほしいところだけれど、さうするとそのテーブルをしまふ場所を用意しないといけないのでいまのところは購入など考へてゐない。
実はアイロン台がちやうどいいのかもしれないなあ。それなら普段しまつてゐるわけだから新たに収納する場所を考へなくてもいいか。
しかし、用途のあるものを別の用途に使ふといふのはどうだらうか。
そんなわけで、いまのところ上に書いた本とメモ帳と筆記用具はそのまま床の上に置いてゐる。
推定ニーチェアだとそれでも全然不都合はない。座面が低いしね。
そんな風に読むものや書くものを用意してゐても、自然と眠つてしまふことがある。
土日、昼間にすこし酒など喫した場合は仕方ないとして、十分眠つてゐるはずの日でも眠つてしまふことがある。
さういふときは多少は読んだりなんだりしてからなんだけれども、と云ひ訳がましいけれど書いてはおかう。
毎日座つてゐるわけではないけれど、いまのところ寝なかつたのは一回くらゐなんぢやないかと思ふ。
それくらゐ寝てしまふ。
睡眠時間は足りてゐるはずなんだがなあ。
睡眠が足りないのかなあ。
まあしかし、推定ニーチェアはそれくらゐすごいといふことだ。
とにかくリラックスできる。
夕方からちよつと面倒な用事などがあるときも、できるだけこの椅子に座つて心落ち着けてからとりかかりたいと思つてゐて、実際今日はさうした。
いい感じだ。
今日はそんなわけで寝はしなかつた。座つてゐたのもほんの一時間程度だし。
この後は東京マッハが待つてゐるのでどちらかといふと気分は盛り上げていきたい気もするからもう座らないつもりだしね。
ほんたうは毎日座つてぼんやりしたいところだけれど、それが意外とままならない。
それに、その方がいいのかもしれない。
毎日座つてゐたら、容易にダメ人間ができあがつてしまふ。
座らなくてもダメ人間には変はりないか、と思はないでもないが。
座つてゐるとオットマンがほしいなと思ふこともある。
その方が足がむくまないんぢやないかな。
しかしこれも、時々足を動かすなどして対処してゐる。
だいたいオットマンがなくても眠れてしまふのだ。オットマンがあつたらますます眠れてしまふのぢやあるまいか。
人は、これをしてQOLがあがつた、といふのかもしれない。
残念ながらやつがれは「Q(uqlity) O(f) L(ife)」といふことばはあまり好かないのでさうは云ひたくない。
とにかく、ダメな人間がさらにダメになりつつあることだけは確かだ。
« ペン沼とは云はないが | Main | あとすこしなのに »
Comments