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Friday, 11 June 2021

書籍流はバベルの塔の崩壊

明け方、書籍流が起きた。
音からかなり大きな書籍流だと思はれたが、実際のところはブックタワーの頭1/4くらゐがくづれただけだつた。
まだ暗かつたので寝直してから復旧に励んだが、さして時間もかからなかつた。
おかげで未使用のノートとかここのところあまり見てゐなかつたタティングレースの本を発掘できたし。

昨日、Twitterで自身のブックタワーを自慢する人々の投稿を見てゐて、「なんだ、ブックタワー、作つてもいいんぢやん」と思つてしまつた。
でも考へてみると、さうして自身のブックタワーをさらしてゐる人々は本で活計の道を歩む人々で、おそらく本はその人たちにとつては必要なのである。
やつがれのやうになんとなく買つてゐるうちになんとなくタワーになつてしまつたのとはわけが違ふ。

とはいへ、ブックタワーズが何本かたつにつれ、かう積んだらいいかもしれないといふコツをつかんだりはしてゐる。
たとへば、文庫本を二冊並べてそれぞれ積んでゆき、ある程度詰めたらA5版の本を一冊はさむ、とかだ。
レンガの積み方にもかういふ積み方があつて、頑丈だといふ話だ。
それに、間にA5版のものをはさむことでちやんと平らに積めてゐるかどうかがわかりやすくなる。

そんなことを呟いた夜といはうか夜明けといはうかに、ブックタワーが崩壊する。
単なる偶然ではあるものの、やはり得意になつたことへの戒めかな、といふ気がしてしまふ。
云ふなれば、ブックタワーの崩壊はバベルの塔の崩壊にさも似たりといふことはないだらうか。
まだ積める、もつと積めると慢心した心を戒めるための崩壊なのではないか。
そんな気もする。

さうはいつてもブックタワーはなんともならないからなあ。
ブックタワーごと本を捨ててしまふしかないのかな。
とりあへず、ときめかなくなつたら。
そんな日はおそらくやつては来ないんだらうけれどね。

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