プラトーとスランプ
せつせとアフガン編みのストールを編んでゐる。
前回は「ダニング=クルーガー効果」について書いた。
現在は早速プラトーにさしかかつてゐる。
プラトーとはなにか。
plateauとは高原を意味する英単語だ。
ちよつと高いところにあるけれど、平たい。
つまり、多少は進歩したけれどゆきづまつてしまつた。
さういふ状況のことをさす。
一般にスランプと呼ばれる状態に近いが、スランプの場合は落ちる余地があつたわけだ。
すなはち、ある程度の水準に達してゐないとスランプを感じることはできない。
そこでプラトーである。
といふ説明を以前何かで読んだのだが、忘れてしまつた。
そこで主張されてゐたのは、「スランプなどとはおこがましい。大抵の人のそれはプラトーだ」といふことだつた。
だが、その後「プラトー」といふことばを聞く機会がない。
スランプはよく聞く。
Dr.スランプはゐるがDr.プラトーはゐないからだらうか。
#多分ゐないと思ふ。
日曜日あたりは編んでゐても全然楽しくなかつたしね。
たまにあるんだ。
編んでゐても結んでゐても読んでゐても全然楽しくない。
まつたく進まない。
本に至つてはなにが書いてあるのかわからない。
これもまたプラトーなのかもしれない。
落ちる余地がほしい。
それにはある程度の高みに達する必要がある。
でも多分、そんなところにはたどりつけないんだなあ。
いまはちよつとは楽しく編めてゐる。
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