訛りがわからない
『ドクター・フー』のシーズン11を見てゐる。やつと13thドクターにたどりついたといふ寸法だ。
13thドクターは my first Doctor だ。といふ話は以前も書いた。
ロンドン往復の機内で見たのが13thドクターのおそらく2019年の新年スペシャルだつた。
そんなわけで(?)ダーレクの印象が強い。
「Exterminate!」とか、あの独特の云ひ方込みでその場で覚えちやつたもんね。
#あたりまへだ。
『ドクター・フー』では訛りに関するセリフがいくつもあつて、たとへば9thドクターは北部訛りだといふ。
「宇宙にも北部があるんだよ」といふが、見てゐるときはよくわからなかつた。
ローズはロンドン訛りださうだし、10thドクターはディヴィッド・テナント自身はスコットランド出身であるものの、スコットランド訛りを話すのはおそらくシーズン2エピソード2だけ……なのぢやなからうか。
スコットランド訛りといへばエイミーもさうだし、11thドクターもさう。
さう云はれても実のところはよくわからなかつた。
スコットランド訛りとディヴィッド・テナントといふと、キャシー・テイトと一緒に出てゐるコミックリリーフのスケッチでスコットランド出身の英文学教師を演じてゐるのを見た時は「これか」と思つたけれど、よほど強烈に演じてゐるのだらう。
『トーチウッド』はグウェンなんかは強烈な感じがして、「これがウェルシュ訛りなのかなあ」と思つたけれどまだ二話しか見てゐない。
さういや中学生のころの友人がザ・ビートルズにはリヴァプール訛りがあるといつてゐたけどよくわかんなかつたし、アバの歌を聞いてもあんましスウェーデン訛りとかわかんかなつたなあ。
つまり、耳が悪い。
わかんないなあと思つてゐたのだけれど、『ドクター・フー』のシーズン11はわかる!
と思ふ。
ドクターもグレアムもヤズもライアンも、「bus」を「ブス」、「nudge」を「ヌッジ」に近い音で発音する。
これはもしかしたらシェフィールド訛り?
と思つたら、ドクター役のジョディ・ウィティカーはヨークシャー訛りで有名なのださうな。
でもドクター役ではかなり訛りを抑へてゐるといふ話。
さうなのか。抑へてもわかるくらゐなのか。
先日は過去の世界のランカシャーに行つて、「おなじ北部訛りだ」みたやうな話があつた。
ランカシャーは9thドクターもそのあたりかな。
いま9thドクターを見たらわかるか知らん。
といふわけで、Huluで見られるのは新年スペシャルとシーズン12のみとなつた今、これが終はつたらどこから見直すか考へるのが楽しみである。
« あまつたレース糸の使ひ道 | Main | Kindleの悩み »
Comments