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Wednesday, 21 April 2021

「能力主義」といへばいいのに

流行に乗つて、といふわけでもないのだが、マイケル・サンデルの『実力も運のうち』を読み始めた。
読むことにしたきつかけは、TwitterのTime Lineに流れてくる感想を読んでゐて、「これはもしかしていままでできるだけ見ないやう考へないやうにしてきたことに関する本なのではないか」と思つたからだ。
まだ読み始めたばかりだからこれといつて感想はない。

ただ、帯を読んだり目次を読書録に書き留めてゐて思つたことがある。
なぜ「メリトクラシー」といふことばを使ふのか、といふことだ。

この本では「メリトクラシー」を「能力主義」とほぼ同義のものとしてゐるやうだ。
#読んでみたら違ふ可能性はあるけれど。
Web検索をかけてみたところ、ほかにも「実力主義(社会)」とか「学歴社会」とかあつて、ざつくりした意味は同じやうに思ふけれど、一定ではない。
おそらく、定訳(といふものがあるとして)が決まる前に「メリトクラシー」の方が受け入れられてしまつたのぢやあるまいか。
「能力主義」とも「実力主義」とも「学歴社会」とも云ひたくないから、或いはそのいづれにもあたるから、「メリトクラシー」といふことばを使つてしまふ。
選びやうがないから、さうする。
さういふ感じなのかなあ。

これもまた、情報が大量にものすごい勢ひで入つてくるのが理由なのかな。
しつくりとくる母国語に訳してゐる暇もなく外来語・外来の概念が流入してくる。
そして、本来の意味とは違ふ意味を持つて使はれるやうになる。

かう考へてしまつた所以は、「メリトクラシー」といふことばが自分にはしつくり来なかつたからだらう。
よく知らないことばだし、自分が使ふ場面も思ひつかない。
もしかしたら『実力も運のうち』は自分には向かない本なのかも?

それも、読んでみないことにはわからないか。

 

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