あたたかくなつてきたけれどくつ下
結局、くつ下を編みはじめてしまつた。
毛糸はOpalのButterfly、色番は9657のnachtlicher Beutezug。蝶といふよりは蛾を思はせる色合ひだ。
くつ下を編むことにしたのは、もう一度ブリオッシュ編みのくつ下を編んでみたかつたからだ。
この冬、すでに一度Opalの毛糸でブリオッシュ編みのくつ下を編んでゐる。
これがふかふかしてあたたかくていい。
それでもう一足編みたいと思つてゐたのだが、そのあひだにブリオッシュ編みのネックウォーマを編んだりデンマーク風ショールを編んだりしてしまつた。
いづれも編みたかつたからだ。
ブリオッシュ編みといふと、ネックウォーマで編んだやうな目の増減を必要とする模様のものも編んでみたいと思つてゐる。
ネックウォーマを編んでゐて楽しかつたんだよね。
裏と表とうまく模様が出るやうに案配しながら編む必要があるから、気力の充実してゐるときでないとむつかしい気もするが、なに、ネックウォーマだつてそんなにやる気はなかつたけれども編めたしね。
しかし、それに見合つた毛糸がない。
家には一生のうちに使ひ切れるかどうかわからないくらゐ毛糸があるのに、編みたいものを編む毛糸がない。
それではといふので、以前購入してそのままになつてゐたくつ下毛糸をひつぱりだしてきて、ブリオッシュ編みのくつ下を編まうと思つたわけだ。
今回は、マジックループで一足同時に編んでゐる。編み上がりもほぼ同時になる予定だ。
一玉の毛糸の両端から編みはじめてゐるので、毛糸をギリギリまで使つて編むことができる。
マジックループも久しぶりなら一足同時に編むのも久しぶりで、これはかつてやつてゐたことを思ひ出さうといふことでしてゐる。
毛糸一玉をギリギリまで使つたらどれくらゐの長さのくつ下になるのか、そこも楽しみだ。
そんなわけでつま先から編みはじめてゐる。
前回編んだくつ下もつま先から編みはじめたので今回は履き口からにしたかつたが、事情が事情だから仕方がない。
できあがるころにはすつかりあたたかくなつてゐるのだらうけれど、まだ寒の戻りもあらうから、さういふときのため、と日記には書いておかう。
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