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Monday, 22 March 2021

太い綿の糸がない

なぜ日本では太い綿の糸を見かけないのだらうか。

自分の知る限り、本邦の手芸店ではあまり太い綿の糸を見かけない。
大抵はレース糸の類で、あとは春夏ものとして中細や合太くらゐの糸が出回る。
並太があればかなり太い部類に入る。
極太はまづない。

デビー・ブリスの本などを見ると、コットンの糸で編んだセーターなどがいくつも載つてゐて、「コットンの糸で編むと四季を通じて着られる」「コットンの糸で編んだセーターは案外暖かい」などと書かれてゐる。
四季を通じて着られたのは当時のイギリス(の一部だらうか)で、日本では真夏はちよつと無理なのではないかと思ふが、でも冬も使へるといふことだらう。

ローワンの糸にも極太と呼べるやうな太さの綿の糸がある。

なのになぜ。

極太のコットンの糸で編んだセーターは人気がないのだらうか。
ちよつとぼつてりするし。
毛糸に比べて重たさうな印象はある。
でも別にセーターにする必要はない。
帽子とかかばんとか、さうしたものに向いてゐるやうに思ふ。
ズパゲッティのやうな糸が流行るのだから、コットンの極太糸だつていいはずだ。
編まずに織つてもいいんだしさ。

で、いろいろ考へたんだけど、もしかすると太い綿の糸つて、乾きにくいのかな。
洗つて干してもなかなか乾かないのかもしれない。
それで人気がない、といふか、そもそも作られないのではないだらうか、とか。
それはちよつとあるかもしれないな、と思ふ。
編み地は織り地に比べて厚くなるし、それでよけいに乾きにくいといふこともあるのかもしれない。

さう考へると、あらためて毛糸つてすごいなーと思ふし、毛糸で編むのは楽しいのだが、どうも最近ますます冬が終はるのが早くなつてゐる気がして、いつまでも毛糸で編んではゐられないのではないかといふ気もしてくる。
綿、いいと思ふんだけどなあ。

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