時間がない
今週はその日のうちに布団に入るやう努めてゐる。
眠れなくてもいい。
とにかく十二時になる前に布団に入る。
五月の連休や年末年始など長期間の休みのあひだはさうするやうにしてゐる。
そして、なぜか休みのあひだは問題なくできる。
時にギリギリになつてしまふこともあるけれど、なにかやつてゐても「明日つづきをやればいいや」といふので就寝できてしまふのだ。
実際に翌日やるかどうかはまた別の話だ。
ところが、休みが明けるととたんにできなくなる。
いままでは、出勤するからだと思つてゐた。
通勤時間に時間がかかり、さらに出勤して確実に九時間は会社に縛られてゐる状態で、早起きはともかく早寝などできる状態ではない。
起床時間は変へられないから仕方なくある時間を過ぎたら寝るけれども、なかなかその日のうちにはできない。
ひとつには、食べてから三時間は寝てはいけないといふ話を信じてゐるからだ。
食後三時間は起きて消化器官がそれなりに働けるやうにしておき、眠つてゐるあひだはそれほど激しく消化活動を行はなくてもいいやうな状態にしておく。
それがいいのださうである。
体重が増えるとかどうとかよりも、眠つてゐるあひだに胃腸が激しく消化活動を行ふことが眠りにも消化にもよくないといふことだと理解してゐる。
定時に退社すると家に着くのは八時過ぎ。運が良ければ七時台に着くこともあるが、まれだ。
そこから夕食の支度をして食べ終はつたらもう九時近い。
そこから三時間待つたらあつといふ間に十二時だ。
その日のうちには布団に入れない。
それで、とくに用事のない休みの日には十二時前に就寝することが可能なのだらうと思つてゐた。
では、在宅勤務中のいまはどうだらうか。
通勤する必要がない、ただ一日九時間会社に縛られてゐるといふだけだ。
実際にやつてみて、この「一日九時間縛られてゐる」といふことが案外大きいことを身を以て実感した。
一日八時間寝るとして、九時間(含 昼食時間)働くとしたら、残りは七時間だ。
七時間もあるのに!
実際には炊事洗濯掃除などの家事や食事と入浴などといつたことにも時間が割かれる。
そして、自由に使へる時間は残り少ない。
さう、結局時間は少ない。
自分の場合は朝の時間をうまく使へてゐないんだな。
いま夜六時間あるのをうまく二時間ほど朝使ふやうにしたら、またちよつと違ふのではあるまいか。
それには早く起きる必要があるのだが、それがなかなかできない。
やはり、一度くづれた起床・就寝時間をもとに戻すのは至難の業なのだつた。
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