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Thursday, 11 February 2021

At a Glance

ノートの大きさは、一目見て全体を見渡せるくらゐがいい。

具体的にいふと、LEUCHTTRUMやMoleskineのポケットサイズ、SmythsonのPanamaなど、預金通帳くらゐの大きさの手帳が自分には向いてゐる。
文庫本サイズやB6サイズの手帳を使ふこともあるけれど、B6くらゐが限度かな。
なぜといつて、それより大きいサイズだとかばんに入らないことがあるからだ、と以前は書いた。
それはいまでもかはらない。
現在、ほぼ日手帳 weeks MEGAを使つてゐてなにがいいかといふと、自分の普段使ふかばんに問題なくおさまるからだ。
たとへばル・ボナーのオブレにもおさまる。ほかの荷物を入れても、だ。
オブレで考へると、B6サイズがギリギリといつたところで、A5サイズは入れたことはないけれど多分ムリ。入つたとしてもほかの必要な荷物が入りきらないと思はれる。

小さい手帳が好きなのはさういふことなのだ。
好きといふだけではなく、実用面から考へてこれしかないからだ。
さう納得してゐたのだが。

どうも違ふんだな。
実用面から考へて持ち歩けないサイズのノートなら、別に持ち歩く必要はない。
家や職場においておけばいい。
フィールドワークに行く人はいはゆる測量手帳(フィールドノートブック、だらう)を持つて行つてそれにいろいろと記し、帰宅後清書するといふ。
それでいいのではないかと一時試してみたことがある。
しかし、一度書いたことをもう一度書くのはなんとなく無駄な気がしていつのまにかやめてゐた。
ほんたうは、さうやつてふり返る時間も必要なんだらう。
とりあへずあれもこれもと集めておいて、あとから篩にかけるといいといふことは理解してゐるつもりだ。
それをしないからやつがれはダメなのだとも思ふ。
マインドマップなどでも、大きくするだけ大きくして、そのあと集約するといふことをしないからいけない。
だが、これはまた別の問題である。

小さい手帳を愛する理由、それは、一目見て全体が見渡せるからだ。
先日それに気がついた。

最近はWebノヴェルといつてWebブラウザで読める小説もずいぶんとある。
でもMacbookで読まうとするとなぜか読めない。
幅が広すぎるのだ。
かといつて、スマートフォンでは狭すぎる。
Kindleつて、よくできてゐるんだなとしみじみ思ふ。
まんがを読むのにはむかないかもしれないが(なぜといつてまんがはやはり見開きで読むことが重要だと思つてゐるからだ)、文字情報即ち小説などを読むのにちやうどいい大きさなのだ。

で、これを紙に置き換へると、預金通帳くらゐのサイズになるんだらう。
少なくとも自分の場合は。
本の場合は文庫・新書・四六判くらゐが好きだ。それより大きくなると読みづらい気がする。
物理的な本だと手に持つたときのことも関係あるしね。多分、四六判までが自分の手にしつくりおさまるサイズなのだと思ふ。

さうわかつてくると、手帳を選ぶ時もそんなに困らないことになるんぢやないかと思はないでもないが、それはまた別の話だつたりするところがむつかしいし楽しいのだつた。

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