ショールを編んだ後は
くつ下毛糸で編んでゐたデンマーク風ショールが仕上がつた。
金曜日に編み上がり、そのまま洗つて整形して土曜の午後には使つてみた。
デンマーク風ショールにリュックサックは合はなかつたね。考へればわかりさうなものだが、仕方がない。
しかし、土曜日はあたたかかつたので、三角部分を前に垂らし、長い部分は襟周りにゆつたりと巻いてみたところ、なかなかよかつた。
土曜日は歌舞伎座に行つた。中は換気をしてゐてときをり冷える。ショールを持つて行つて正解だつた。
これで、この冬は二枚デンマーク風ショールを編んだことになる。
一枚は手元にあつたローワンはフェルテッドツイードのあまり毛糸で、もう一枚はOpalのくつ下毛糸Black Dragonで。
フェルテッドツイードもブラックドラゴンも300gほど使つた。
フェルテッドツイードで編んだショールは、この冬よく使つた。
なにしろあたたかい。
肩にかけるだけでなく、巻きスカートのやうに使つたりもした。腰から巻くと、後ろにはあまり生地はないのだが、膝があたたまると不思議と足全体があたたまる気がした。
編んでよかつたなーと思つたが、なにしろあまり毛糸で編んだので色がものすごい。
ちよつと外にしていくわけにはいかない。
それで、くつ下毛糸でもう一枚編んでみた。
Drachenhöhle、すわはちドラゴンの洞窟とでもいつたところだらうか、黒と灰色の杢糸のやうな色合ひで、なかなかいい。
くつ下毛糸だから化繊だしフェルテッドツイードで編んだものほどあたたかくはないのだが、薄手のコートに合はせて羽織るといい感じだと思ふ。
だが、このショールを編み上げたあと、次に編むものが決まらない。
決める気力もない。
ガーター編み地獄がよくなかつたかなあ。
ガーター編みは、無心に編めるのがいいのだが、その反面単調な作業に嫌気がさすこともある。
燃え尽きた感じとでもいはうか。
この冬はもうちよつとブリオッシュ編みをしてみたいと思つてゐたんだがなあ。
くつ下を編んであまつた糸とショールを編んでほんのちよつとだけあまつた糸とでなにかできないかと思つてゐるのだが……
水曜日からまた冬の気温が戻つてくるといふ。
さうしたらなにかやる気がでるかな。
寒くなつてから編んでももう遅いんだけどね。
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