イギリスゴム編みのくつ下 in Progress
イギリスゴム編みのくつ下は、片方できあがつた。
早速もう片方に着手したところである。
くつ下や手袋、セーターの袖といつた(ほぼ)おなじものを二つ編む場合は、片方が終はつたら即もう片方に着手することが完成につながる。
片方ができあがつて安心してゐると、なかなかもう片方にとりかかれないものらしい。
編めたら即。
これが肝要だ。
ところで「イギリスゴム編み」といつてゐるが、どうやらいはゆる「イギリスゴム編み」ではないやうだ。
やつがれの知る範囲でいふと、イギリスゴム編みといふのは一目ゴム編みを編む要領で一段目で表目をすべると同時にかけ目をして、二段目ですべつた目とかけた目とを同時に編む技法である。
裏目は普通に編む。
気がついたら裏目もおなじやうに編んでゐたんだな。もちろん、かけ目にするのは表目とは違ふ段で、だけど。
かうすると編み地がリヴァーシブルになる。
いはゆる「ブリオッシュ・スティッチ」といふ編み方だらう。
イギリスゴム編みにしやうと思つたのは、編み込みにしなくても糸が二重でわたるやうなあたたかい編み地にしたいと思つたからだが、もうひとつ、リヴァーシブルにするつもりはなかつたからといふ理由もある。
くつ下をリヴァーシブルにする場合、つま先やかかともリヴァーシブル仕様にする必要がある。
即ち、ガーター編みにしたりゴム編みにしたりするといふことだ。
んー、考へてみたら、片面はメリヤス編み、もう片面は裏メリヤス編みといふのもありといへばありなのかもしれないなあ。
ちよつと考へてみやうか。
といふのも、今回編んでゐて、思ひのほか目を落とすことが多かつたからだ。
編むときに、おそらくかけ目だけを編んですべり目を落としてしまふことがあるらしいんだな。
それで気がつくと目が落ちてゐたりするやうだ。
そんなわけで一生懸命かけ目とすべり目とを拾つたわけだが、これつて奇数段と偶数段の糸の色を変へたらもつとかんたんに拾へるな、と思つちやつたんだよね。
いまはピッチの短い段初めの毛糸を使つてゐて、ちよつと拾ひにくいのだつた。
奇数段と偶数段の色を変へて編んだら、リヴァーシブルで編んでみたいよね。
といふだけの話なのだが。
かうして野望といふものは増えてゆくのかもしれない。
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