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Wednesday, 20 January 2021

数字が読めれば外国語ができたことになる

なにをもつて「ある外国語ができる」といへるのだらうか。

ひとつ云へることがあるとしたら、数字を見てぱつとある外国語で表現することができ理解できれば、その外国語をできるといつていいんぢやないかといふ気がする。
たとへば「1,000,000,000,000」を考へることなく(ゼロの数は数へてもいい)英語で云へるとか、「1/3」「√2」を云へるとか。
日常生活ではまつたく役に立たないかもしれないが、おそらくいはゆるネイティヴと呼ばれる人々は悩まずに云へるはずだ。

だいたい、数字の読み方つて各国語で違ふしね。
中国語の復数桁の時の読み方とか、フランス語では90は4×20+10だとか、ドイツ語は二桁の数字で一桁めがゼロでない場合は一桁めを先に読むとか。
それで数字を読み上げられても暗算なんてとてもとてもできたものではない。
無論、日本語でも暗算は苦手だけどさ。

数字は日常会話には出てこない場面も多いかもしれない。
しかし、数字は重要だ。
まづ買物に必要だし。
そのときに「19」と「90」とを聞き違へてゐたらどうなるだらう。
あるひは云ひ間違へてゐたら。
単位と外国為替の相場によつては大変な違ひになつてしまふ。

とはいへ、数字をきちんと扱へるやうになつたしても「外国語ができます」とは云へないところにむつかしさがあるのかもしれないな。

とりあへず、なにか数を数へるときに外国語でしてみるといふのはどうだらうか。
たとへば湯船につかつたときとか。
こどものころは十までとか百までとか数へてから出なさいなどと親に云はれたのぢやあるまいか。
それを学んでゐる外国語で数へてみる。
カウントダウンにするとさらにいいかもしれない。
さうやつて馴染んでいくのもいいんぢやないかな。
童心に返つて。

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