デジタルカメラを使はうか
時々、いろんなことを書き留めておきたいと思ふことがある。
たとへば親や祖父母から聞いた話とか。
こどものころから考へてゐることとか。
近所のうつりかはりとか。
しかしそんなものを書き留めたところで誰も読まないし誰も気にしない。
読み返すとしてそれは自分だけで、記憶が書き換へられてゐないことを確かめるよすが程度にしかならない。
それはそれでいいんだけどさ。
それとおなじ流れで、今年はデジタルカメラをもつと使つていかうかと思つてゐる。
やつがれが持つてゐるのはコンデジと呼ばれるコンパクトデジタルカメラだ。
もうだいぶ長いことおなじものを使つてゐる。
以前は定点観測としてそのカメラで写真を撮つてゐたこともあつた。
残念ながらそこからの眺めは何年もたつてもそんなに変はつてゐない。定点にする場所を誤つたな。
それでもまたおなじやうなことをしてみやうと思ふのは、さうは云ひながらもやうすがまるで変はつてしまつてゐる部分が近所に多いからだ。
世の中は変はるもの。
さはさりながら、やはり以前はどうだつたかを残しておきたい。
なんでさう思つてしまふのかな、とは思ふけどもね。
おそらく人間が後ろ向きにできてゐるからだらう。
自主隔離といふことになつても、感染したとか濃厚接触者になつたといふことさへなければ最低限体力を維持するための外出は許されるだらう。
その時にデジタルカメラを一緒に持ち歩かうかと思つてゐる。
スマートフォンで撮つてもいいんだけどね。
手持ちのものに関していへばデジタルカメラよりスマートフォンのカメラの方が性能がいいのではないかといふ気もするし、位置情報も残せるしね。
ただ、今年の元日に久しぶりにデジタルカメラを持ち歩いてみたらなんとなくいい感じだつたので、つづけてみやうかなといつたところだ。
いつまで続くかわからないけれどもね。
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