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Monday, 04 January 2021

よきかな馬蹄型ショール

休みの間に馬蹄型ショールを編み上げた。
先日書いたとほり、ここまでほどきたいといふ位置にsalvation threadを通し、ほどいた後は糸を通した目を針にうつしなほしてから伏せどめをした。
書くとかんたんだが、実際のところはかなり時間がかかつてゐる。
551目に糸を通して針にうつしなほして伏せどめをしたわけで、しかも伏せどめは伸縮性のあるものにしたので普通より時間がかかつてゐる。

しかし、さうして編み上げた馬蹄型ショールは予想してゐたよりもずつとよかつた。
まづ、ショールの両端をちやんと背中に回して結べたのがよかつた。
かうすると、ショールの端が邪魔にならないのはもちろんのこと、ちよつとしたヴェストのやうになる。
両端は結んであるから邪魔にならないし、なんなら結び目を鈍角(といふほどでもないが)の上に作れば背中の部分もひらひらしない。
おなかのあたりで交差するので生地が二重になり、あたたかい。
いい。
とてもいい。
デンマーク人、天才だな。

また、前掛けのやうにおなかのあたりから巻いて背中で結ぶと巻きスカートのやうになるのもいい。
膝掛けとして使ふと、結んでゐるから立ち上がつても落ちないところがまたいいんだな。
コートをちよつと薄手にして、出かけるときはコートの下にこのショールを巻き、職場などでは膝掛けとして使ふといふのもありだなあ。
まあ、今回はあまつてゐる毛糸で編んだから配色がちよつとものすごくて外にはしていけない感じなんだけどさ。
近所もしくは通り道にローワンの毛糸を売つてゐるところがあつたら立ち寄つてフェルテッドツイードのいい色を六玉買つてしまひさうな勢ひだ。
さう、フェルテッドツイードで編んだ編み地が実にあたたかいといふのも今回編んだショールのいいところだ。

そんなわけで、ひたすらガーター編みで時間はかかるけれど、ながら編みにはちやうどいい。
今回は、なにかと気の塞ぐこともあり、mindless knittingとしてもとてもよかつた。
今度は気に入つた色で編みたいなあ。

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