お菓子の缶にレース糸を
鎌倉紅谷にクルミッ子といふお菓子がある。
最近、10個入り缶が発売されて、この缶がいたくかはいらしい。
クルミッ子は近所のスーパーマーケットでも売られてゐるが、この缶入りのものは売られてゐない。
そんなわけで缶ほしさに買つてしまつた。
件のスーパーマーケットではバラで売られてゐるにも関はらず、だ。
缶にはレース糸を入れるつもりでゐた。
ただ、少し浅い気がして、入らないのではないかと心配だつた。
入れてみて、DMCのコルドネスペシャルやLisbethは入るので安心した。
オリムパス金票40番の10g巻は、ビニールが邪魔することがあるが、入らないこともない。
これで懸念のレース糸の整理もひとまづはかたづいた。
かはいい缶、きれいな缶にレース糸が入つてゐる。
ふたを開けるのも楽しみだし、缶を見てゐるだけでもいい気分だ。
よい買物をした。
お菓子の缶がここのところ人気だと聞いた。
でもお菓子の缶自体は減つてゐる気がする。
洋菓子店に行つても、以前は缶だつたクッキーの箱がいつのまにか紙に変はつてゐたりする。
その方が捨てやすいからだらうとは思ふのだが、ちよつと悲しい。
人気があるといふことだから、また缶のお菓子も復活するかもしれないなと思つてはゐる。
以前資源ゴミの日に、金属ゴミの箱の中からお菓子の入つてゐたものだらうきれいな缶を拾つていく老人を見かけた。
わかる。
年を取ると、缶入りのお菓子なんてさうさう食べられないのだ。
日持ちのするものならいいけれど、さうでなければ缶を開けたが最後一気呵成に食べてしまはなければならない。
高齢者ばかりの家で、それはかなりむつかしいことかと思ふ。
それを考へると、クルミッ子の缶入りは年寄りにも無理なく食べられる量でいいなとも思ふ。
ちなみに、缶の大きさからいつて増えすぎたペン等文房具を入れておくお道具箱にもよささうなので、もう一つ缶入りのクルミッ子を買つてしまつた。
この後また増えるのではないかと危惧してゐる。
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