今年買つた万年筆 キュリダスその二
今年は万年筆を三本買つたのだが、年内に全部紹介するのはむつかしさうだな。
前回、プラチナ万年筆のキュリダスはグラファイトスモークを購入した話を書いた。
そのときに「ほんたうは軸の色はアーバングリーンがほしかつた」といふことも書いた。
といふわけで、増えてしまつたわけだ。
もちろん使つてみていいペンだと思つたこともある。
でも一番大きな理由は、客先への道のりの途上に丸善があつたことだらう。
つひうつかり立ち寄つてしまつて、「アーバングリーンの極細、ありますよ」と云はれて、これまたつひふらふらと購入してしまつたのだつた。
しかし、入れるインキがなかなか決まらなかつた。
買つておいてなんだよ、と我ながら思ふ。
この軸の色ならターコイズブルーのやうな色を入れたいよなあ。
だが、残念ながら手持ちにそんなやうな色のインキがない。
ターコイズといふ名のインキならペリカンとラミーと持つてゐる。
どちらもいい色なんだけど、「水色」といつた印象の色なんだよなあ。
ターコイズブルーには緑みがほしい。
その昔カランダッシュにターコイズグリーンといふ色のインキがあつたけれど、あんな感じ。
エルバンのミントがそんなやうな色の気がするが、ちよつと水つぽい感じがする。
ぺんてるのプラマンの限定色にあるターコイズが自分の理想にわりと近い。
でも万年筆用のインキにはないんだよなあ。
自分が知らないだけだとは思ふけれども。
そんなわけで、悩んだ挙句、ナガサワ文具センターのゴッホコバルトを入れてみた。
これが軸と馴染んでちやうどいい。
最初のうちはダイアログノートにラジオ講座の内容を復習のために書き込んでゐた。
来年はほぼ日手帳 weeks MEGAと一緒に使へたらいいと思つてゐる。
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