伏せどめが進まない
馬蹄型のショールはいよいよ伏せどめに入つた。
が。
どうしやう。糸が足りないかもしれない。
そこで止まつてゐる。
現在、551目(多分)。
どうしやう。
伏せた目をやりなほして前の段の最初まで戻るか。
どうもその踏ん切りがつかない。
まだほかに毛糸があれば継ぎ足して伏せることもできなくもないが、毛糸はもうない。
違ふいろの同じ毛糸(ローワンのフェルテッドツイード)はあるけれど。
どうせ家でしか使はないのだし、途中から違ふ色の糸で伏せてもいいかなあ。
それはそれで新しいかもしれない。
わかつてゐる。
戻るしかないのだ。
前の段の最初まで戻つて、伏せ目をするしかない。
わかつてゐても割り切れぬ。
どうしたものかう。
このまま放置になつてしまひさうな予感。
もちろん、新たに毛糸を買ふといふ選択肢はない。
毛糸を使ひ切るつもりで編み始めたものだからだ。
馬蹄型ショールの運命や如何に。
それは次回の講釈で。
#つづきません。
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